表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 転校

第一話


「雄一、私たち引っ越すことになったから。」

「・・・・はっ!」


そう、僕「妹尾 雄一」は、高校二年生のある日引っ越すことになった。僕の父親「妹尾 隆弘」はそこそこ有名な作曲家であり、家族も音楽一家であった。ちなみに僕はヴァイオリンをやっており、母親「妹尾 晴子」もヴァイオリンの先生をやっている。その父が「新しいインスピレーションを見つける」などと言い出し、突然に決めた事だったのだ。都会に住んでいた僕にとって、ド田舎に引っ越すことはあまり気が進まなかった。


「たのしみだなぁ〜、なあ晴子」

「そうですねっ、隆弘さん」


いつもハイテンションな父親とおっとりしている母親は、僕の今の気分なんか分かっちゃいなにいだろう。案の定、ここでの生活はやはり不便だった。学校までは徒歩で三十分かけて通わなければならなかったし、コンビニやファミレスなどはかなり離れたところにあった。しかし・・・


「ここでなら新しいインスピレーションが見つかるぞ!」


父親はそんな僕の憂鬱な気分お構いなしにはしゃいでいる。母親はそんな父親を微笑ましい顔で見ているのだった。そして、当然のことだがここの高校に通うので、その視察に向かった。事前に手続きは済ませてあったので、簡単な面談と校内見学だけで終わった。


「明日が楽しみね、雄一」

「・・・・・そうだな」


まだあまり憂鬱はぬけてなかった。その帰り道、僕は一人の女の子とすれ違った。髪は肩まで届いたセミロング、華奢な体つきで、大きい丸い目が印象的だった。僕はあまり他人に興味を持たないのだがその子のことだけは妙に記憶に残った。すれ違ったあと、彼女の視線をずっと感じていたのは気のせいだろうか・・・・?


久しぶりに新作を作ってみました。

今回は恋愛ものに挑戦です。

どうぞよろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ