夢ってあんまし覚えてないですよね
予約し忘れました
あなたは何も見ていない
書かなすぎて書き方忘れて涙目!
最近リアル固めが酷い…ボスキャンヤメテー!
削られ死しちゃうー!
人物表
ルカ
恋する乙女! 苗字はあるけど無い! 最近書いてないからこの子のキャラ忘れてきた…
アリス・イン・ワンダーランド
魔術師 今更ですが魔法使いと魔術師の表記ミスってました
他の人に促され、緊張しながら目の前の水晶に触れる。
…何も起きない。
私は不思議に思いながら、水晶を何度もなでたり叩いたりするけど、光もしなければ音も出さない、つまり何の反応も示さない。
周りの大人たちが何かを言いながら走り回っている中、恐る恐る両親の顔を見上げると、そこには失望と絶望の顔がありありと見えた。
その後、出てきた判定は誰にもどうしようもできない、仕方のないこと。
しかし、私は確かにその日から、両親の興味から外された。
□ □ □ □
私が両手にナイフを持って走っていると、やがて2頭の竜を傍に従えているアリスが見えてきた。1匹は彼女に寄り添うように、もう1匹は彼女に巻きつくようにしている。
彼女も私に気づいたように杖を構えるがもう遅い。私がしているのは小細工が一切要らないただの直進、それゆえにただひたすら早い。
私は突然目の前の足元から現れた炎の壁をナイフで切り裂き、突撃してくる竜の攻撃をかすらせながらアリスの懐に飛び込むと、若干の驚きとあせりを浮かべているアリスの首を狙って片手のナイフを横に振るう。
そしてぎりぎりの如くかがんで避けたアリスに止めを刺すべく、もう片方のナイフを振り上げる。
それで終わり。もとより戦いは私が距離を詰められただけで決まっていた。この距離なら彼女の詠唱がどれだけ速くても私の方が速い…はずだった。
勝利を確信していた私は、胸に強烈な衝撃を受けて宙を舞っていた。
吹っ飛ばされながらもアリスの方を確認すると、腕を振りぬいた体勢で少し息を上げている。どうも彼女に殴り飛ばされたらしい。
ただ、彼女の力じゃここまでは出来ないし、魔法でも使ったのかな?
そんなことを考えていると、私の体が地面と再会を果たせばそこには私に追撃をしようと爪を振り上げている、彼女に寄り添っていた竜の姿。
悲しいがな、別れから再会までが短すぎるので感動はあんまし出来無いねー。竜とも、地面も。
そのまま貰うと色々とおしまいになるので、ごろりと振り下ろされる攻撃を避けてから起き上がり様に竜の首を切り裂いておく。
私は竜の悲鳴と、傷から吹き出る魔力の粒子を浴びながら彼女の方を見れば、彼女も応える様にして私の方を見返して来た。
今の彼女の攻撃で骨が数本やられた様で、呼吸が少しだけし辛い。つまりは、今を除くとここから先はチャンスは来なさそう。
「アリス!好きだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
私はそう叫ぶと、ナイフを強く握り彼女との距離を詰めるべく走り出す。
「私もです!ルカサァァァァァァァァァァン!」
彼女も叫び返すと、傍らに居た竜が宙へと浮かび上がった。
「結婚してくれぇぇぇぇぇ!」
「もちろんですぅぅぅぅぅ!」
彼女たちは戦い続ける…
ただ想いを伝えるために!
□ □ □ □
「はっ!?」
目を覚ますと、見慣れた天井が見えた。
ここは…何処?
未だぼんやりとした思考の中で横を見ればそこには見慣れた畳と障子で他に家具らしい家具は無い見慣れた部屋。どうやら夜は明けてもう明るくなっているらしい。
両手を見てもナイフはないし、体を確認しても骨は折れていない。
つまり…今のは夢だったのか!
ここで無事現実にもどった私は、少しだけ夢の内容を確認する。
アリスに告白して…アリスも答えてくれた!
告白して答えてくれた…?
つまりオーケー?
「なんてもったいないことを!」
そんな美味しい夢が何故覚めたんだ!
うだうだと考えていても後の祭り、夢は起きれば幻となるもの。そうはわかっていても…よかったなぁ。
私は未だ布団から起きずに、天井を見上げてぼんやりと考えていた。
さてと、今日も今日とて愛しのアリスへと想いを伝えるべくがんばることにしようか。
□ □ □ □
部屋で一人外を眺めていると、突然ドアがノックされた。
「姉さま…居ますか?」
私がここに居ないことなんて無いのに、彼女はいつも確認を取る。
「また来たんですか、あんまり私のところに来ると父さんに怒られますよ?」
「…ごめんなさい」
私がドアをあけながら彼女にそう言うと、彼女は沈んだ様子で顔を俯かせた。
「それで、私に何のようですか?」
「その…えっと…」
私が用件を聞くと、彼女は少しだけ周りを見てから呟くように言った。
「姉さまに…絵本を読んで欲しくて…ダメでしたか…?」
見ればなるほど、彼女の小さな手には絵本が握られている。タイトルは…不思議の国のアリス。
「…良いですよ。何時までもそこに居るとばれてしまうので、早く入ってください」
嬉しそうに顔を輝かせる彼女を部屋へと導く、入ってしまえば気づかれることなんてほとんど無いだろう。
どうせ、ここには誰も来ないのだから。
□ □ □ □
起床し、身支度をしてから家を出ると、そこには一目も憚らずにいちゃくつくカップルが居た。
見ていられなくなり右を見れば、そこにはカップルが居た。
信じられなくて左を見ても、そこにはカップルが居た。
何処を見てもカップルが居る!
おのれバカップル!
一人身の私を笑う気?むしろ笑ってるの!?
「バカップル爆発しろ!」
そう叫ぶと2本のナイフを抜いてバカップとの距離を詰めるべく走り出す。
厳しい戦いになるかもしれない…でも、私の戦いはたった今第一歩を踏み出すのだ!
バカップルなんてこの世から居なくなればいいんだ!
私の戦いはこれからだ!
□ □
「ひっく…えっぐ…」
「ほら、大丈夫ですから…ね?」
私は子供の様に泣くルカさんの頭をなでなでして泣き止ませようとします。
「だって…ひっく…バカップルが…えっぐ…」
「わかってますよ。私が居ますから…ほら、帰りましょう?」
「アリスゥー…」
私は交番のお巡りさんに会釈をしてから、泣いているルカさんの手を引いて交番を去ります。
ルカさんが交番に連れてかれたと聞いた時はどうなることかと思いましたが…無事再会できてよかったです。
「ひっぐ…」
「ルカさんルカさん、泣かないでください」
帰り道、泣きながら抱きついてくるルカさんの頭をなでなでしてご機嫌を回復させようとするのも忘れません。
全く、甘えんぼさんなんですから。
□ □
「はっ!?」
目を覚ますと見慣れた天井。
ぼけーっと横を見ると魔術書の詰まった本棚やらぬいぐるみやらが見えてきます。
耳を澄ませば、鳥の鳴き声。
今のは…夢ですか?
確か、泣いてるルカさんを抱きしめて…
「…」
夢の中の感覚が思い出せないものかと、掛け布団をぎゅっと抱きしめたりもしますが、どうもしっくり来ません。
「…ちょっとよかったかもしれません」
抱きしめながらぽつりと呟けば何ともいえない感覚。
私は掛け布団を抱きしめながらごろごろと転がって、その感覚が過ぎるのを待つことにしました。
ルカさん…早く来ないかなー。
□ □ □ □
車に揺られること数時間、夜も深まる山の中で車は止まった。
「降りろ」
言われたとおりに降りると、ドアも閉めないままにゆっくりと車は発進した。
何の気もなしに運転手と助手席の彼女を見ると、何か鬼気迫る様子。
あ、目が合った。
私と目が合うと、運転していた彼は急いで車の速度を上げたので、ぼーっと、遠ざかっていく車を眺め続ける。
他にすることもないので、車が夜に紛れて見えなくなっても眺め続けた。
そういえば、あの子は平気かな…。
ふと、車のほうを見ていたらあの子のことが思い出されたが、仕方の無いことだと割り切る。
「おろろ?人形かと思ったら人でしたか」
その後もぼーっと車の去った後を眺めていたら、突然声を掛けられたので、そちらのほうを見る。
そこに居たのは、巫女服に赤いコートと言う不思議な服を着ている、私と同い年くらいの少女。
「いいですねー。
面白そうですし、コレから私はあなたにいろんなことを教えます。生きるための方法や戦い方、あなたにとってまず一番大事なのは笑顔の作り方ですかね?
私の知ってることは何でも教えてあげます」
自己紹介も終わったあと、彼女はくすりと笑いながらそう言った。
「ですから、簡単に死ねるだなんて思わないでくださいね?」
こうして私は、魔法使いと出会った。
定期投稿チキンレース始まりました
だが待ってほしい!この作品は不定期投稿(笑)だということを!
来週出なかったらネタが無いかリアル固めで死に掛けてるものだと思っててください
かつて無い閲覧数に私の睡眠時間とテンションがマッハで落ちていく
お暇な方は空旅でも読んで下さい
たぶん一番出来がいいので
ではでは少しでもお楽しみいただけたら幸いです