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第4話:奇跡の魔道薬と目指せ「初級魔法」!(2)

【投稿頻度】

一話ごとの投稿頻度は1日間隔(7:30更新)です。


【公式サイト】

X(旧 Twitter)作者ID→@aOhFH14FYU53470

https://x.com/aOhFH14FYU53470


数日後:再びダンジョン挑戦!


エルヴィンとともに、再び初心者向けのダンジョンへと向かうことになった瑠璃。今回は前回の失敗を踏まえて、慎重に準備をしてきた。魔道薬も何本か買い、しばらくは戦えるだけの備えは整っている。


「よーし、今回は俺が前回よりも気合いを入れてサポートするからな!」


「エルヴィン、今回は私も役に立つからね!」


気合を入れてダンジョンに入ると、早速魔物が現れる。今回は前回よりも少し強力な「ゴブリン」だ。瑠璃は魔道薬の力を使い、再びファイア・ボールを発動。なんとかゴブリンを怯ませることには成功したが、連続で撃つことが難しく、すぐに息が切れてしまった。


「く…魔法が一発で終わるのはつらい…」


「ここは俺がなんとかする!瑠璃はちょっと休んでくれ!」


エルヴィンが前に出て、風の刃でゴブリンたちを倒していく。彼の風の魔法は相変わらず華麗で、瑠璃には真似できない技だった。しかし、そんなエルヴィンに頼りっぱなしでは自分も成長しない。


「次は私も…!」


瑠璃は懸命に自分を奮い立たせ、再び魔法の力を絞り出そうとする。そのとき、ふと自分の中で新しい感覚が芽生えたような気がした。これまではただ単に魔力を放つことしか考えていなかったが、もしかしたら何か別の方法があるのではないか。


「そうだ…今までやってたのは、ただの力任せだったのかも?」


瑠璃はゆっくりと魔力を自分の手に集中させ、できるだけ無理なく流れるように意識を向けた。すると、先ほどよりも穏やかで安定した魔力の流れが生まれ、火の玉が再び彼女の手のひらに現れる。


「やった…今度は連続で撃てるかも!」


瑠璃は自分の成長を感じながら、ゴブリンたちに向かって次々にファイア・ボールを放っていく。効果的なダメージにはまだほど遠いが、それでも彼女の自信は少しずつ高まっていた。


「見たか、エルヴィン!今度は私もちゃんと戦えるよ!」


「おお、すごいじゃん、瑠璃!これなら次のダンジョンも余裕だな!」


こうして、魔法を扱うことの喜びを少しずつ感じ始めた瑠璃。まだまだ弱いままだが、一歩一歩進んでいるのだと実感しながら、今日もまた訓練に励むのだった。

次回 第5話:真夜中の特訓、明日こそファイア・ボールの完全習得!

明後日投稿予定!!

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