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第1話:修行の始まり、雑魚ステータスの現実

【投稿頻度】

一話ごとの投稿頻度は1日間隔(7:30更新)です。


【公式サイト】

X(旧 Twitter)作者ID→@aOhFH14FYU53470

https://x.com/aOhFH14FYU53470


瑠璃は、さっそく初めての修行に挑むことになった。周りの者から「皇帝候補」として期待されているものの、現実は容赦ない。


「よし、今日は基本の魔力操作からやってみようか!」


教官の声に従い、瑠璃は両手を伸ばし、魔力を集中しようとした。


「うぅぅぅ…どうだっ!」


…しんとした空気の中、特に何も起こらない。


「…ん? 何も起きないぞ?」


「瑠璃、頑張ってみよう。少しでもいいから魔力を感じるんだ!」


教官が応援するが、瑠璃の魔力はあまりに微弱すぎて、手元で小さな火花が散る程度。周囲の見物人が失笑を漏らす。


「えぇぇ、私だけこんなに弱いの?」


「焦るな、瑠璃。ここから少しずつ強くなればいいさ」


「少しずつって…どれくらい少しずつなのよ!」


教官が説明する。雑魚ステータスの持ち主であっても、毎日地道に修行を続ければ、少しずつ魔力が増えると言う。


「つまり、一日1ポイントずつくらい…」


瑠璃は思わず絶望を感じた。


「それじゃいつになったら強くなれるのよ!?」


「まあ、希望を持って頑張るのだ。もしかしたら大器晩成型かもしれないからな」


「大器晩成って、そんな悠長な…!」


しかし瑠璃はやるしかなかった。覚悟を決め、魔道帝国での長い修行生活が幕を開ける。

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