表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の彼氏は、ちょっとアレなヒーローなんだけど、私はそれで良いと思ってる。

作者: 山口瑛史


ズルズルっと、ラーメンを啜る。

女の子だけど、大好きな人の前だけど。


頭のなかで、そんなの関係ねぇ。って水着のお兄さんが踊ってる。


…食べている時は、ラーメンに集中するの。会話はない。


これが、普段の私たちのデート。

大好きだけど、気を使わない。癒しの時間だよ。


女子高生なんだから、パンケーキやらタピオカミルクティーやらの流行りのスイーツなんか食べに行くものだけど。…ちょっと古い?私、部活少女なの。流行りなんて知らない!


今日は土曜日。午前中が部活で、午後にデートするんだけど、運動した後でお腹が空くのよ。


消費したカロリーは、補給しないとね。


まぁ、私がラーメン好きなだけなんだけど!


「ふぅ。美味しかったね。」

私が食べ終わって話しかけると、彼氏の瑛士(エイシ)くんも、食べ終わるところ。こういうペースが同じなのも、正直ありがたいのよね。


「うん。やっぱここのチャーシューは絶品だね。」

とか、お互いに感想を言い合う。


ここは、他のみんながデートするような、おしゃれなカフェじゃない。気の利いた音楽なんかは流れずに、テレビからはニュースが流れてる。


「本日午前10時頃、クッ…ではなく、ユッケ大王の手下が現れましたが、被害がでる前にマルコ兄弟が来てくれました。」

テレビでは、あの世界的ゲームのキャラクターの様なオジサンが登場して、クッ…ではなくユッケ大王の手下達を踏みつけて、蹴散らしていく。

きの…実を食べると、ウルトラマルコになって、大きくなったり。お花とかお星さまでパワーアップしてって、もう良いか。


「茜さん。替え玉どうする?」

瑛士くんは、一つ年下だから私のことは呼び捨てはしない。私は、もう彼女なんだから良いって言ってるんだけど。

最近ようやく敬語が抜けてきていい感じ。

いつか、呼び捨てで呼んでみて欲しいんだけどな。

あ、昔みたいに「あかねーちゃん」って呼んでくれたら嬉しいんだけどな。


でも、あまりテレビを見ないように、頑張って話題を変えようとしたんだろうけど。うーん、替え玉かぁ、大盛り食べちゃったしねぇ。


引き続きマルコ兄弟が敵をやっつけるニュースが流れてる。

「お、マルコ兄弟。今日も活躍したんだね!」

「……みたいだね。」

やはりマルコ兄弟の話題は嫌らしい…。

「あ、そうだ。瑛士くん。私が部活してる間、朝はどうしてた?」

瑛士くんは、どうしても、あのオジサンヒーローの正体を隠したいのね。…バレバレなのに。


あなたの事、ずぅーと前から、すっごく好きなんだよ。ちょっとくらい格好が変わってもわかるって。

…証拠も、あるしね。迂闊だったよ。エーシくん!


「あ、いやっ、ね、寝てた?かな」

「なんで疑問形なのよ?」

「まぁ、なんというか。茜さんの練習見に行きたかったけどね。」

と、うれしいことも言ってくれる。でも、ウチ女子高だから、瑛士くんがいくら可愛いからって、入りにくいよ!


でも、テレビからは容赦なくマルコ兄弟の活躍が放送される。


お腹がでたポッチャリした体型。

原色シャツにオーバーオール。

丸々なお目目に口ひげ。

くるくるパーマの髪型。

変な体勢でジャンプ、スキップ。


「もうちょっとカッコ良かったたらなぁ」

って、瑛士くん、小声でため息。多分無意識にでたのだろう。本人は気づいてないようだけど。

「あ、でも、私は好きだな。特にトニオさんの方が。」

あまり意識しないように、独り言のように言ってみた。


そう、瑛士くんは、このマルコ兄弟の弟トニオの正体なのね。兄のマルコよりジャンプ力があるけど、よく滑るって。なんの話だっけ?


「えっ?そ、そ、そうかなぁ?」

真っ赤になってあたふたする瑛士くんを可愛いっ。って思うものの、よく考えれば面と向かって好きって言ってしまった事に気付き、顔に血が昇ってくるのを感じてしまってる。


…私、自爆しちゃってる。。。



なんで、こんな会話をするカップルができたかって言うと……。



瑛士くんと私は、家が近所で、所謂幼馴染だ。私が一つ年上で、瑛士くんのお姉ちゃんぶってた。年も上だし、小さいときは女の子の方がからだが大きいしね。

「あかねちゃん、おねーちゃんだね。」

と親から言われて、可愛がってたら

「あかねーちゃん」

と瑛士くんから呼ばれるようになって、私もちょっと嬉しくて満更ではなかったのよね。


可愛いヤツめって感じ。



まぁ、私たちに関して言えば、まだ私の方が背は高いかな……。

瑛士くんは、相変わらず可愛いヤツなんだだけど…。


私は瑛士くんを、ずっと可愛い弟のように思ってきた。そして、いつも瑛士くんと一緒だった。からだが小さくて、気が弱くて、イジメって訳じゃないけど、暴力振るわれたりとかされそうで、そう言う事をされないように、いつも一緒にいて守ってきた。


だから、恋愛感情なんて無かったんだけど…。ううん、無かったと思ってた。


中学生になったら、一つ年下の瑛士くんはまだ小学生で、たまに会うくらいになったけどね。

小学校卒業と同時に瑛士くんのおねーちゃんも卒業しちゃった感じ。


私が中学二年の時、同じ中学にあがってきた瑛士くんは、私を杉崎先輩と呼び、敬語で話すようになった。


その時は、なんか遠くに行っちゃった気がして、ちょっと寂しかったかな。くらいに思ってたのだけど…。


そして、3年生になった私の中学最後の試合。瑛士くんは、私を応援しに来てくれた。正確には、写真部の活動だったんだっけ。

瑛士くんは、写真撮ってくれて、柄にもなく大声で応援してくれて、試合には負けたけど、良い思い出になった。最後に意地のゴール決めた時の写真、試合後に見せてもらった。我ながらカッコ良く写ってる。


その晩、写真を大きくして額に入れて渡しに来てくれた。家は近所だし、親同士も仲が良かったりする。

「自信作なんです。杉崎先輩が、気に入ってくれると…」

「ありがと、嬉しいよっ!」

思わず声がでた。昔みたく抱き付きそうになったけど、自重した。170cm近い私より目線は下だけど、もう男の子だもんね。


写真のお礼って、何が良いんだろう。

良くわからないので、スポーツバックに入ってたリストバンドを渡そうとした。

「あ、……ごめん。こんなの要らないよね。私ったら、また、バカっ!」

「あ、いや、嬉しいです。あの、それください!」

え、欲しいの?まぁ、良いなら、良かったかな。


ホントに嬉しそうな瑛士くんをみて、ホッとした感情やら、なんだかむず痒いような感情やら…。


ふと写真を見ると、私じゃないような私が写っている。瑛士くんから見る私が写っているようで恥ずかしかった。それ以上に嬉しかったのだけど。

「じゃあね。写真ホントにありがとう。」


瑛士くんが帰っていったあと、大事に写真を抱えながら部屋に戻ろうとすると

「あら、茜にも春が来たのね。瑛士くん良いコだし、良かったわね。」

と、お母さんに声をかけられた。

「そんなんじゃないんだって。」

とは言うものの、その日は、ドキドキして余り寝られなかった。


次の日、皆には、試合に負けたショックで、寝られなかったって言ったけど。…本当は、ちがう。ちがうの。


それからは、文化祭やら、クリスマスやら年末年始やらイベントがあったはずだけど、特になにもなく、クラスや部活のみんなと楽しく過ごせた。


その頃世間では、クッ…じゃなくてユッケ大王の侵略とそれに対抗するマルコ兄弟の活躍なんかが、ニュースになってた。


自然災害みたいなものかな。クッ…じゃないユッケ警報が出たら避難して、ユッケ軍団が暴れて建物とかに被害がでて。そうこうするうちにマルコ兄弟がユッケ軍団を追い払ってくれる。


たまに逃げ遅れた人が、さらわれそうになったり、襲われて怪我したりしていた。


そんなニュース。私とは関係ないと思ってた。


過ぎていく日常は、それでもモヤモヤが晴れない感じ。打ち込んでいた部活も引退したし。


進路について言えば。

バスケの推薦で、私立の女子高に進学決まっていた。


あ、えっ、じゃあ、瑛士くんとは、もう学校で会えなくなる?って当たり前のこと考えるようになった。


恋愛感情なんて無かったはずだけど、瑛士くんのこと何時も考える位には…。


認めるしかない。っかな?ドキドキして寝られなかった時点で気付けって話か…。

でも、これが恋ってんなら、私は、瑛士くんが生まれたときから恋してる事になっちゃうな。

だって、小さい時から私が考えるのは、いつでも瑛士くんのことだったのだから。


会えなくなると思うと、なんとも言えないもどかしさが私を襲う。

小学校卒業の時は、瑛士くんも同じ中学に上がってくること分かってたから、あまり気にしなかったのだけど…。



卒業も間近に控えたある日。これが恋だったと知らされる決定的な事件?がおきた。


その日は、天気も良く、特になにもない日だった。友達は受験の追い込みで誰も相手にしてくれず。バスケットゴールがある公園で、ひたすらシュート練習していた。


漫画の登場人物だけど、憧れの宮木エータ君みたいに上手くなりたくて。私の身長はエータと同じ168cm。私は、それから延びたかも知れないけど、あえて測らない。だから168cmのままのはず。


推薦で入ることを決めた学校も、私をガードで使いたいって言ってくれたから。なんか留学生と内部進学生でフロントは足りてるらしくて。そこそこ大きくてボール運べる人探してたんだって。


だから、練習あるのみですよ。


やっぱりバスケは良い。モヤモヤを忘れる。

シュートが決まると、最後の試合の時の瑛士くんが喜んでくれた顔が浮かぶ。


あれ、モヤモヤじゃなくて、なんか嬉しいっていうか、ワクワクっていうか。


集中していたせいで、警報がなっていることに気付かなかった。警報なんだからサイレンとか使って、もっと大音量にするべきだよね。


気づいたときには、ユッケ軍団に囲まれていて、でもバスケ練習頑張りすぎて、逃げる体力もない。


なすすべもなく、あの桃のお姫様みたいに、さらわれてしまった。口に何か布のようなものを当てられて声もでない。


そういえば、あの桃のお姫様も、助けに来る配管屋より背が高くて…。


そんなことはどうでも良いか。なんとか逃げないと。化け物に抱えられながら連れ去られている時、もがいていたら、ふと口を覆っていたものが外れた。


あ、声がでる!


「あ、イヤっ。助けて瑛士くん!」

なんで瑛士くんの名前を呼んだのかわからない。今なら、まぁ、わかるんだけど…。


「あ、とれちゃった?」

手下の一人がもう一度、口に何かを被せようとしてくるその時だった。


ぽわぁーん。と間の抜けた音と共に、緑のオジさんが飛んできた。

そう、文字通り飛んできの。


「茜さん!」

来てくれたのは、マルコ兄弟の弟のほうのトニオさんの方だ。

助かるの?…良かった。トニオさんに名前を呼ばれて声のする方を見ると、トニオさんが、手下どもを踏みつけて、どんどん倒している。


ほわっ、ほわっ。


手下どもを踏みつけるたびに、間の抜けた音がするけど、どんどん数が減っていく。

私を拘束していた手下も倒し、敵は全滅した。


私を拘束していた手下の一人が倒され、拘束は解かれたものの、私はそれで支えを失い倒れそうになった。

あ、力が入らない。倒れちゃう…。


と思ったら、急に体がフワッと浮いた。

「茜さん!大丈夫ですか?」


私は、トニオさんに抱きかかえられていた。これ、あれだ。お姫様抱っこの形…。

「あ、大丈夫です。ごめんなさい。」


見上げると、少し日に焼けた小太りの髭面のおじさんの顔があった。良く見るとちょっと怖いかな。

「ありがとうございます。もう、だいじょ・・」

お礼を言って、大丈夫だから降ろしてもらおうとしたのだけど…。


そういえば、私の名前呼んでた?

密着しているのに、トニオさんからはオジさんの匂いじゃなくて、小さい頃から一緒のあの懐かしい大好きな匂い。

最近、瑛士くんと密着することも無くなったから、わからないけど…。あ、あのとき抱きついておけば良かったかな。

目をつぶると、やっぱり感じるのは瑛士くん。やっぱりそこにいるのね。


…目を開けると、髭面のオジさんなんだけど。

でも、守ってもらって、抱えられて感じる安心感。


私を優しく降ろしたトニオさんは、

「もう大丈夫。気をつけて帰ってください」

と言って、手を上げて去って行った。


その手には、あの、見覚えのあるリストバンド。

S.A.のイニシャルが刺繍してある。

スーパー・エース。じゃなくて。杉崎茜。


あれは?瑛士くんなの?


呆然としていると

「あかねさーん」

瑛士くんが走ってきた。


「あ、杉崎先輩。大丈夫ですか?」

「うん。平気。助けてくれて、ありがとね。」

「…。いえ。たまたま通りかかったので…。」

ん?たまたま通りかかったのだったら、名前呼びながら走ってこないよね。

上着の裾から、あのリストバンドがチラチラ見え隠れするし…。


「でも良かった。送っていきます。」

「あのさ。さっき、あかねって呼んでくれたよね」

まぁ、トニオさんの正体を隠さないとダメな理由とかあるのだろう。今のところは、それはいいかな。


今なら、トニオさんの格好がイヤだっただけって、解るんだけどね。

カッコいいとは思うんだけど、そんなにダメかなぁ…。


「えっ?そうですか?咄嗟で…。あの、ごめんなさい。」

ん、なぜ謝る?

「良いよ。昔みたいに呼んでくれても良いんだよ」

「それは…。さすがに。」

おー、照れとる、照れとる。


帰り道、瑛士くんと並んで歩く。

私の目線より少し低い瑛士くんだけど。道路側を歩いて、ショックでゆっくりしか動けない私に合わせてくれて、こっちを気遣ってくれて、ホントに守ってくれる感じ。ちょっと幸せ。

手は、さすがに繋げないか…。

昔は、私が手を曳いて歩いたものだけど。。。


でも、守ってもらっているのに違和感を感じない。

そっか、瑛士くんを守ってたつもりが、いつの間にか瑛士くんに守られていたんだな。きっと。



帰るとお母さんから

「まだまだ寒いけど、もう春だねえ」

とか、からかわれたけど、まぁ、それも嬉しかったり。




そんなことがあって数日たった私の卒業式の日。式が終わり、打ち上げなんかもあるかなって思ったけど、誰にも誘われず、家が近い瑛士くんと並んで帰る。私ってボッチだったのだろうか。。。


今思えば、みんなが示し合わせて私たちを二人きりにしたみたい。

みんな、ありがとね。


「瑛士くん。卒業して、このまま会えなくなるのはイヤだな。…。」

二人きりだし、助けてもらって嬉しかった。言わないと。

「茜さん…。でも、まぁ、家も近いし…。」

瑛士くん…。困っているのかな。でも、言わないと。

「この前も助けてくれたし、いつもありがとうね。」

好きって言うの、難しい。あ、守ってくれたのトニオさんだったけど…。


「っ?…えっと、なんのことかなぁ」

やっぱり、トニオさんの正体は隠さないとダメなのか…。


「まぁ、いいや。でね。あの、瑛士くん。その、す…k、」

好きって言うだけなのに…。ちょっと、難しいよ。

「あの、それ、……僕が言いたいです」

瑛士くん?何言ってるの?瑛士くんが話を続ける。

「その、茜さんより、大きくなったら言おうと思ってたんだけど。」


えっ、それって。いつまで待てば…。じゃない。

「瑛士くん。身長は?」

瑛士くんの目を見る。私の目線より下…。私より大きいわけ無いか。

「164cm…。」

ん?私が168cmだから、あまり変わらないはずなのに…。???。

でも、私の身長は、宮木エータくんと同じ168cm…。測ってから、もうすぐ1年たっちゃうけど168cmなの。


そんなことはどうでも良いか…。瑛士くんは会話を続ける。

「体重は55kg。じゃないや、それは関係ないです。だから、もう少し。待ってて…」

ダメだよ。高校行っちゃうと離ればなれになっちゃう。今日だって!

瑛士くん、でも今後、あなたが可愛い後輩から告白されたらどうなるか解らないじゃん?


ん、体重…。


「あ、じゃあ、私より重いから大丈夫。言って良いよ!!!」

私の体重は55kgも無いはず…。たぶん。。。だから早く言いなさい!


「えっ?じゃあ、言います。」

良いんだ?いや、良いのよ!


「うん。」

「茜さん。ずっと好きでした。僕が大きくなって、茜さんを守れるようになったら言うつもりでした。」

やった。言ってくれた。嬉しい。

「うん。ありがと。」


その日は、抱き合うことも、キスすることも無く。

って、キスって…。えへっ。

でも、そうだね。そういうことする仲になっちゃったな。彼氏彼女という。


自然と口角が上がっちゃう。

「私も大好き!!!」

別れ際に、私も言ってやりました。

ちょっと、恥ずかしかったな。



その後、私は、ユッケ軍団に目をつけられたのか、桃のお姫様ばりに何度もさらわれそうになることに。

そのたびに、瑛士くん…じゃなくてトニオさんが助けてくれる。


って、お話は、また別の機会に…。





ジャンルについては、悩みましたが、普通?の幼なじみの恋愛模様について書いたつもりだったので…。


ブクマとか評価入れて頂けると、励みになります。

イマイチだったら、星一つでもかまいませんので…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ