卍 世界をシンプルに捉えるための心得 卍
小池百合子ちゃんはエジプト軍閥の子飼いだってえー!?(アゴラ 6月24日)
こんな記事を眼にするとやれ「ソースは?」だの真偽を探り出そうと躍起になる向きが多いけれど、そんなことどうでもいいよ、という話。
海外留学経験のある政治家二世、議員団を率いて中国参り、そんなことに関わった奴等はすべからくハニートラップや恥ずかしい写真撮られたり学歴詐称手伝ってもらったり、弱みを握られている、と想定しときゃいいのだ。
そして政治家のスキャンダル。
そんなのはサークルに属した経験あるなら理解できること。
つまりやつらはお互いに「悪いコトしてないと信用されない」というサークルに属している。清廉潔白な人物は脅威となるので、お友達グループから排除するしかない。「なんで違反行為するの?」ではなく「そうせざるをえない」という雰囲気――同調圧力にがんじがらめなのだ。
そんな証拠は無いが、たびたび露見する容疑からそう「想定」しうる。
仲間はずれになりたくないばかりに特定の子を攻撃した(あるいはされた)経験あれば、分かるはず。その恐怖を。
というかそう仮定してかかるのがリアリスティックなダメージコントロールというものだが、日本人はあまりにもピュアで、世界には邪悪な意図が蔓延っている、という考えには至らないのよね。
「事実」なんてどうでもいいってことよ。
それより「最悪の場合」を規定すべし。
ニュースやネットを漁って「事実」を見極めよう、なんて無駄な作業からそれで解放されるのだ。
さっぱりするでしょ?
自分の時間は創作に使うとかプラモデルを作るとか、もっと有意義に使おう。
「そんな考え方じゃ選挙で投票するひといなくなっちゃうよ」って?
それの何が悪い?
「ほかにマシなひといないから……」って現状維持したのがいまの世の中ですよ。
選挙とは、誰かを推してみて、ダメだったら社会的に抹殺して次を据える、というシステムであり、いかなる革命より効率的であるはずなのだ。
「いや、そう言っても自民党が勝つじゃん?」というひとは、おのれの「どうせダメだから」という消極思考の奴隷であるに過ぎない。
いっぺん、例えば山本太郎あたりに大量の票を与えて、我々のために働かざるをえない状況に追い込んでやればいい。
それでダメだったら次。
で、その次……とまともな事務方が現れるまで気を長くして試すしかないのだ。
それにどのみち、民のために身をやつそうなんて聖人は百万人にひとりもいやしないのだ。我々自身を省みれば分かることだし、実際衆参議員合わせて、あの内なん人が聖人か?
過度な期待はよそう。
ハインライン先生が言うように、政治屋など我々の目障りにならない程度に仕事できれば、裏で多少コソコソしてても害はない。
その言葉によれば、「アベがー!」というようにやたら政治家の名前を眼にするいまは異常な、社会的に上手くいってない状態なのだ。マスコミさえ滅多に「事実」は伝えず政治的ファンタジーにすり替えてしまうのだとコロナ渦でよく分かった。
そんな奴等の言うことを真に受けて時間を無駄にするのはやめよう。