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第五話:ペアで修行!その2

魔魅side


「魔法使いは、ただ魔術書ブックを読んで魔術の魔力だけで呪文スペルを唱え、攻撃する人。

 魔術師マジシャン魔術書ブック記憶インプットして自らの魔力で呪文スペルを唱え、攻撃する人。

 この違いは分かる? 」

魔魅は必死にメモをしているようだ。

ケイナの異界単語を獲物を捕まえる虎のように書いている。

「あぁ、メモ書かなくても大丈夫。あとでどうせ全部知ることになるから。」

「そうなんですか!はぁ・・・・・・書いた意味が。。。」

魔魅は少しがっかりしたが、すぐ気を取り直し話しの続きを聞く体勢に入った。

魔術師マジシャン魔術書ブックを見つけたら記憶インプットすればいいだけ。

 魔法使いより簡単でしょ? けど、少し欠点があるのよねぇ。」

ケイナは、最初の頃が一番しんどい、と顔をしかめて言った。

魔魅はその顔を見て少し不安になった。

「その・・・欠点って何なんですか? 」

ケイナは、はぁ、とため息をつき、

「欠点はね、魔術書ブックを脳に直接、記憶インプットするから

 激しい頭痛がするの。最初は本気マジで痛いのよ〜。」

魔魅の顔は反射的にに嫌がった。だがすぐに元に戻り、少し微笑んだ。

「痛いだけなんですよね? なら大丈夫です!

私、痛いのは慣れてるんですよ!だから、修行始めてください!!」

「本当に? いいの・・・?」

魔魅は大きく縦に首を振った。

「じゃあ、これが魔術書ブック。これを開いて。」

ケイナは大きな紫色の本を差し出した。





☆★☆★☆★☆★☆


狂助side


「いってぇんだよ!いい加減離せ!!」

「まぁまぁそんなあせんなって。これからお前さんを強くしてやるんだからさ?」

ネオン・リベックはへらへら顔をしながら手から離した。

狂助はへらへら顔が嫌いみたいだ。しかし、狂助の態度は一気に変わった。

「本当に・・・強くしてくれんのか? 俺に力をくれるのか? 」

「強くしてやる!神に誓ってな。けどその前に質問。

 なぜそこまで力を求める? 」

狂助の信念は相当強かった。それが目で伝わってくるぐらい。

「俺は、あいつら・・・いや、

 あいつを守りたい!!そのための力がほしい。」

狂助の眼力はネオンをびびらせた。目が離れない。

見つめているうちに、狂助の目が真っ赤な血の色にかわっていった。

「あれ? お前の目の色・・・変わったぜ??

 まさかお前・・・狂戦士バーサーカーか?」

ネオンはじろじろ狂助の目を見つめる。

「は?狂戦士バーサーカーってなんだよ。俺はそんなの知らん。

 俺、目が赤くなったのは初めてだ。ていうか目、見るな!」

そう言っている間に狂助の目は普通に戻っていった。

ネオンはごほん!とわざとらしい咳をし、話す。

狂戦士バーサーカーっていうのは

 強く願ったり、思ったりすると目が赤くなって

 自分の体の限界以上の力が引き出せる能力。

 別名<血眼ブラッディアイ>。なかなかの珍種だぜ?

 思う信念が強いほど効果も大きくなるし、すごいやつは

 その力を使いこなすことができる。ちなみに俺もそのすごいやつの1人!」

と言い、静かに目を閉じた。

そのときのネオンはさっきのへらへらネオンとは違う人のように思えた。

そして目を静かに開けた。目は真っ赤な血の色をしている。

「どうだ?これが俺の狂戦士バーサーカーバージョン。

 この状態だと普通の人間の何百倍の力がだせる。

 たとえば・・・・あ!この岩とか」

ネオンは隣にあった高さ70cm、直径30cmほどの岩を

人差し指でちょん、と触れた。すると、一瞬で岩が粉砕。

跡形もなく。

「お前・・・今何した?」

狂助は目を疑った。ネオンはその顔をみて笑い、

「何って、岩に少し触れただけだぜ?これが狂戦士バーサーカーの力。

 俺はその力を神から授かった。力を持つことを許されたってことだ。

 お前も力を授かったんだろう?ならのその力、使いこなせ。

 使いこなさないと・・・お前は死ぬ。

 てか俺の名前はお前じゃない、ネオンだ。ネオンって呼べよ。」

「どういうことだ・・・?俺が・・・・・・死ぬ??」

狂助の目は丸くなった。信じられない顔をしている。

「そうさ。使いこなさなかったらすぐ狂戦士バーサーカーになり、

 何回もなっているうちに自分の意思が保てなくなる。そして最後には暴走する。

 するとそこらの旅人に殺される。だから少ないんだ、狂戦士バーサーカーは。

 けど正しい力を身に付け、いい相棒パートナーに出会えたら

 お前は良い狂戦士バーサーカーの使い手になれる。」

相棒パートナー??それはどういうことだ?」

「使いこなしても暴走することがあるのは当たり前。

 それを理解して止めれる相棒パートナーが必要なんだ。

 ちなみに俺の相棒パートナーはケイナさんだ。

 ・・・・・・よし!ちょっくら俺の過去の話をしよう。」

ネオンは自信たっぷりの顔をしている。

狂助はそんな顔を見て

「なんでお前・・・ネオンの昔話なんて聞かないといけねぇんだよ。

 それよりさっさと力を使いこなしてぇんだ。」

ネオンは空を見た。真っ青な空が映し出されている。

そして狂助を見て、こう言った。

「俺は・・・狂助、お前のために話す。

 罪の道へ行かぬように、俺と同じ道を歩まぬように。

 ほんとは思い出したくもないけど、お前には言わないといけない気がする。

 だから、聞いてくれ。」


修行・・・まだ2人しか出ていませんがそのうち他4人も出します!

ただこの二人の話が終わり次第・・・


次回!ネオンの過去が語られる!

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