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特別編 神格チートの暴虐

真面目さ0%お巫山戯回です。

久々に、あの方が颯爽登場!

女神「特別編、はっじめっるよ~!」


剣「……帰ってください。暇ですか?」


女神「いきなり辛辣ぅ!暇って言われりゃ当然暇さぁ!どんだけ出番を待ってたか!」


小町「兄さん、このピンク髪の残念美人は誰?」


剣「小町?なんでここに?……って、皆いるんかい!?」


梓「何を今更。私は因果地平の彼方でも御供するってば」


遥「いや……この状況で平常運転かよ?」


燕「ふわふわ~!とべる~」


光「燕!危ないから……危ないのかしら?私達しかいないし、何も無いし……でも遠くに行っちゃ駄目!」


実鳥「な、何だろ?無重力かな?」


翼「この感覚……随分と久し振り」


希「いっぺん死んだ時、こんな感じだった」


桜「ボクも何となく覚えが……あれ?皆で死んだのでありますか?」


女神「いやいや、特別編って言ったでしょ?ズバリ!ここは夢の中みたいなモノです!そして私がここの支配者!なので、ここでの出来事はキミ達の記憶には残りません!安心してぶっちゃけトークを楽しみましょう!」


小町「だから、貴女誰なの?」


女神「見ての通りの女神様です!名前はまだ無い!」


小町「……嘘臭い。そして胡散臭い」


女神「剣ちゃ~ん。この妹ちゃん不躾じゃない?ちょこっとウォンバットに変身させていい?」


剣「駄目です!てか、何故ウォンバット?」


女神「タスマニアタイガーを探してみた」


桜「古すぎるネタであります!」


女神「前世の桜ちゃんが小学生の頃の映画だったからね。ほら、皆ポカーンだよ。ジェネギャだねえ」


桜「何故、スベリを楽しんでるのでありますか……」


女神「むしろ、反応した桜ちゃんがスベったみたいになるから!」


桜「疫病神なのです!」


遥「てか、お前の知り合いなんだろ?どーにかしろよ剣!」


剣「無理。マジで神だから。武力差がレベル1の勇者と裏ボス以上に開いているから」


桜「瞬殺以外の答えがありませぬ……」


剣「だから機嫌損ねない方がいいぞ。ま、寛大な御方だから、少し怒らせたぐらいなら本気で凹む嫌がらせをされる程度で済ませてくれるだろうけど」


梓「実感籠ってるけど、過去に何をされたの?」


剣「……訳もなく魔法少女のコスプレをさせられた」


梓「女神様グッジョブ!記録画像はありますか?」


翼「な○はさん?それともま○かちゃん?」


希「いや、この女神様なら、プリ○ュア全員やらせてそう」


女神「適当に百人はやらせました!その時の写真だよー。ばらまくぞー。拾うがいい愚民共!」


梓・翼・希・桜「エクセレント!」


光「……剣、私の知らない所で苦労してたのね……」


小町「セ、セクハラです!パワハラです!兄さん訴えましょう!」


剣「誰にどーやって?」


小町「あぐ……」


実鳥「小町ちゃん。どうにもならない事もあるんだよ……」


女神「ふむ、ヴェル……実鳥ちゃんは物分かり良くて女神は嬉しいです。それにひきかえ、小町ちゃんはクレームばかりで……えいっ!衣装チェーンジ!」


小町「何っ?この煙は……!?この服はぁー!絶対着ないって言ってたのにぃー!」


燕「こまねぇ、かぁいいメイドさん!」


梓「私達の誕生日の時の、改造メイド服だぁ」


女神「ノリが悪いのは、いくないと思います。一人だけ着ないとか……ないわぁ~」


小町「こんな破廉恥な格好……?え?……う、嘘でしょ?」


遥「ど、どうしたよ?」


小町「ね……猫耳と尻尾に……感覚が……ほん……もの?」


女神「リアルさに拘りました!」


翼「ふむ、見事にもふってる尻尾」


希「まさに猫耳な質感と温もり」


小町「ひゃうんっ!ふ、二人ともやめれぇ~」


剣「女神様、あまり妹で遊ばないで下さい。逆らう術がないので我慢していますが……ストレスが限界です」


女神「ハイハイ。それじゃあ本題に入るとしようか?特別編企画~!女神からの質問ターイム!これからレギュラー陣へ当たり障りのある質問をしまーす。指名された人は偽りなく答えてね♪虚偽の回答をしたら罰ゲームだよ❤当然黙秘権は無い!」


実鳥「あの……罰ゲームって?」


女神「大丈夫、痛くはしないから!小町ちゃんより、若干嬉し恥ずかしな思いをしてもらいます!」


遥「それが罰ゲームにならない連中がいるんすけど……」


女神「それじゃ、最初は燕ちゃんからね」


遥「スルーされた……」


燕「なーに?」


女神「おにいちゃんとおねえちゃん達の中で、誰が一番好きですかー?」


一同「!?」


燕「みんなだいすき!」


一同「ほっ」


女神「うーん……質問の仕方が上手くなかったかな?じゃあ、誰と遊ぶのが一番楽しい?」


燕「さくねぇ!いっぱいいっしょにあそぶ!」


桜「よしっ!」


燕「こまねぇはおこるのおおいの、ヤ」


小町「……う、そ……」


女神「燕ちゃん、見事なまでの残酷な天使でしたー。聞いてない事まで答えてくれて、女神満足です。つ・ぎ・はぁ、膜が破けて殻も破っちゃった光お姉ちゃんだ!」


光「そんな紹介しないで!同性でもセクハラ!」


女神「ぶっちゃけ、バレンタインベイビーだよね?」


光「…………………………ハイ」


女神「因みに、光ちゃん自身もそうだけどね!」


梓「あ、おねえちゃんが絶望したみたいに四つん這いだ。そっか、誕生日クリスマスイブだもんね。十月十日だっけ?」


翼「それ、旧暦の頃の考えじゃない?」


希「まあ、誤差の範囲内だけど」


剣「そういや、母さんが美大生の頃に、非常勤講師の父さんと出会ったらしいんだよな……そりゃ、意識せずに両親と似た行動してたと知れば、恥ずかしくもなるか……」


光「……ぐふっ!」


小町「兄さんの言葉で、トドメを刺された……」


女神「いやあ、現実でなくて良かったねえ。えげつないなぁ剣ちゃんは」


剣「主犯が何言ってるの?」


女神「しーらないっと!さて、次は……桜ちゃん、キミに決めた!」


桜「ピッピカッ!?ボクでありますか!?」


女神「さて、転生したら性別が変わってた桜ちゃんに質問です。男の体に戻りたいてますか?」


桜「断固拒否であります!」


女神「おや、速答。なんで?」


桜「美少女な体に比べたら、前世の不細工顔なメタボ肉体なんぞ生ゴミ同然なのであります!」


女神「うん、清々しい腐れ外道だなあ。自分の体を生ゴミなんて、前世のお母さん泣いちゃうなぁ……」


桜「先立った不幸、お許し下されぇぇぇ!」


遥「桜の前世話って、マジだったんか……」


実鳥「もしかしたら桜ちゃんの前世の家族って、案外近くにいたり?」


剣「今後の展開に影響しそうだな」


女神「桜ちゃんが親不孝に葛藤してるトコで、次の質問をヴェ……実鳥ちゃんにしてみよう!」


剣「さっきから、誰かと呼び間違えしてません?」


女神「あからさまなネタバレになるので明言しません!それより実鳥ちゃんに質問です!実のお姉ちゃんがメイドさんのバイトをしていること、どう思ってますか?」


遥「それ聞いちゃうの!?」


実鳥「どうって言われても……男の人が沢山くるお店で、あんな恥ずかしい格好で働いてるなんて、偉いなあって思ってますけど?ど……どうしたのお姉ちゃん!?」


遥「や、やっぱ恥ずかしいと思われてた……」


梓「ちゃんと尊敬されてるのに……話は最後まで聞こうね」


女神「では、ノーマル仕様なメイド服より三倍セクシーなメイド服改を着ているこまちちゃーん」


小町「な、なんですか?」


女神「質問すっ飛ばして罰ゲーム!」


小町「い、意味がわか?……きゃあっ!む、胸が!?」


翼「ぶっくり膨らんだー」


希「私達レベルの美巨乳化」


小町「や、やめてよっ!こ、こんなの……う……うあぁぁぁん!」


女神「羞恥心に悶える姿、ギザカワユス!御馳走様!」


剣「いい加減にしろっ!」


女神「ぶったね?父さんにもぶたれたことないのに!……あ~一度は言ってみたかったんだよね!くふふ!」


剣「やっぱりノーダメージかぁ……!」


梓「けんちゃんが怒るポイントを心得ている……」


女神「もう、お遊びだし実害ないってのにねぇ~。ま、楽しんだから元に戻し」


光「女神様!」


女神「うわっ?光ちゃんどうし……目がキラキラしてる?」


光「お願いします!私の胸もどうか!」


翼「……そこまて切実か」


希「お姉ちゃんがマジ土下座」


光「夢の中だけだと理解してます!でも、何卒!」


遥「アネさん……見てらんねっす」


女神「え~と、取り敢えず……Dカップにしてあげるね」


光「有難う御座います!」


実鳥「ホントに膨らんだ……って!感涙するほどですか!?」


光「だって……だって……どれだけ望んでも手に入らなかったのよ!妹全員(燕を除く)にサイズで負けてる苦しみが判る!?」


梓「いや、こまたん泣いてるし空気読んで」


小町「梓姉さ~ん!」


女神「梓ちゃんの姉ポイント上昇!では次は姉妹の中で外見が一番劣っている梓ちゃんに質問だ!」


梓「自覚してるので、ちっとも腹が立ちません」


女神「……手強い!流石は剣ちゃんの嫁を自負するだけはある!だかしかし、こんなに美しい姉妹に囲まれてて、もっと綺麗になりたいとか思いませんか?」


梓「全然!そりゃけんちゃんが望むならダイエットでもエステでも美容整形でもしますが……そんな不満は聞いたことがありませんので!」


女神「意思強いなー。でもさ、剣ちゃんと結婚する気がないってゆうのは、心を繋ぎ止める自信の無さからの逃げ道なんじゃないのかな?」


梓「いえ、そんな自信は最初っからありませんから。結婚に関しては、日本の婚姻制度が一夫一婦制じゃなく、重婚可能ならするんですけどねー。けんちゃんて存在自体が尊いじゃないですか?だからね、初対面で本能的に理解して一目惚れしちゃったんですよ!もう、一生捧げちゃおうって決意したんです!その存在は、愛は私が独占するべき物ではないんです!寧ろその素晴らしさを共感しあえる仲間が欲しいのです!でも、結婚しちゃうと私だけが妻で、他の人は不倫相手とゆう不名誉なレッテル貼られちゃうでしょう?そりゃ誰も彼も平等には出来ませんけど、私はけんちゃんを好きな人とは対等な立場と関係を築きたいんですよね!とゆうか仲良くしたいので!愛憎の果てに心中とかまっぴらゴメンなので!それに……抱かれるようになって気付いたんですけどぉ、私だけだと体が保たないんですよねぇ……いつも私が先にイッちゃうから満足させてあげら」


剣「もう黙れー!」


梓「あぎゃらっ!?……あ、愛が、痛い……」


翼「嫁にドロップキックしたよ」


希「性癖がSとMで相性抜群だよね」


女神「いやアツアツ。一を聞いて百返って来たりとか、質問する意味なかったなぁ。それにしても剣ちゃん、夜の方は相当激しいみたいだね?」


剣「やかましい!もう帰れ!」


女神「神をも怖れぬ暴言、天晴れ!でもまだ帰りません!」


翼「そう、私達への質問が残ってる」


希「消化不良では終われない」


剣「なんで、ここまでの惨状を見て答える気満々なんだよ……いや、それより写真拾うの止めろ!」


翼「いや、これ、お兄ちゃんが十歳頃のでしょ?こんなかぁいいコスプレ男の娘の写真をほったらかしにするとか、有り得ない選択肢だから」


希「現実世界に持ち出せないのが悔やまれる。せめて、記憶に残らなくても深層意識には焼きつける」


女神「でしょ?我ながらいい仕事した!」


翼「表情の変化が秀逸。羞恥に耐えるお兄ちゃんの表情なんて激レア」


希「多分後半、目が死んでるのも中々味がある」


女神「そうそう、途中までは『すぐに飽きるだろう』『それまで耐えればいい』とか考えてたんだろうね。いや、楽しかったなあ!」


剣「駄目だ……愉快犯同士、気が合っちまってる……」


女神「さて、諦観している剣ちゃんは放っておいてと、本日の最終質問を双子ちゃんに!姉妹の中で……誰が一番……弄り易い?」


双子「遥ちゃん……だったけど、最近はお姉ちゃん」


遥「またしてもアネさんが崩れ落ちた!」


翼「いや、メイドが霞むカミングアウトしたし」


希「初期設定どこ行ったなキャラ崩壊だし」


女神「基本ステータスは一番高いのに……だからこそ残念扱いされるんだねぇ。バーサーカーとかゴリラとか……流石は前世で騎士団長だっただけはあると言うべきか」


梓「メタ視点だからって、サラッとネタバレした!」


剣「どうせ忘れるからって無責任な」


女神「何処の世界のどの時代と明言してないんだから、へっぽこな占いと変わんないって!さて……あ~楽しかった!そろそろお開きにしよっか!」


翼「それは名残惜しい」


希「神の世界について訊ねてみたかった」


剣「……すっかり馴染んでる……」


女神「それじゃ特別編終了します!今度は本編でお会いしましょう!そうだなー……夏休み辺りでね!バイバーイ!」


剣「迷惑なフラグを置き土産しやがった……」




座談会みたいにしてみました。

次回は通常話に戻り、祖父母孝行します。

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