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ある日世界はゲームチックになりました。  作者: 柳瀬 翔
一章 変わる世界
7/30

七話 ダンジョンのある日常1

 あの後、流石に夕食後にダンジョン攻略へ行く気は無いのでその日は課題を終わらせて寝た。


 ******


 朝、目が覚めた。


「あぁ、こんなに気持ちのいい朝は初めてだ」


 今までは無気力で生きてきたが、ダンジョンが出来たことにより生きる目的を見つけた俺は何時もの気だるげなオーラも無くなっていた。


 リビングに降りて朝食を食べている時に見たニュースでダンジョンが世界各地で発見されたとのニュースがあった、他にも。


『東京では千階層ダンジョンと思わしきものが発見されました』

『日本国内では合計、7つのダンジョンが発見されました』

『日本政府はダンジョン対策部隊を新設する予定とのこと』

『この新設されるダンジョン対策部隊には既に1万人を超える志願者がいるようです』


 などのニュースがあった、へぇー俺も卒業したらダンジョン対策部隊に就職しようかな。

 なんてことを思いながら学校へ行き、いつものように授業を受けるが今日はいつもよりダンジョンが出来たことによる興奮とステータスが見えるようになった興奮でみんなどこかふわふわしていた、俺は友達が居ないので誰とも話していないが。


 そして学校が終わり雪音と一緒に帰宅するとそのまま戦鬼の軍衣を纏い、軍刀不知火を装備してダンジョンに潜る。


「昨日は一階層のゴブリン全てを殺ったんだったよな、なら今日は二階層へ進もう」


 そう思い昨日、帰りに地図をマッピングしていたのでそれを取り出し階段の位置まで歩いていく。


「ん?気配がする?誰だ?」


 階段に向かって歩いていく途中に何かの気配を感じた、なので気配がする方向に向かっていくと一体のゴブリンがいた。


「ゴブリン?昨日全部殺したはずだけど」


 何故ゴブリンを全部殺したはずの階層に、居ないはずのゴブリンが居るのかを昨日と同じように懐に飛び込んで切り殺しながら考える。


「んー、単純にリポップしたと考えるか」


 よく考えればこのダンジョンは未知なるものなので別に敵がリポップしていたって不思議じゃない。

 そう考えれば早いもので道中にいる敵を昨日と同じように殺していく。


「階段に到着だ、だけどこれは階層が増えるごとに帰るのが面倒くさくなるな」


 二階層への階層を降りながら考える、ここで転移系のスキルを取得した方がダンジョン攻略が効率的になるのではないかと。

 そこで二階層に着いたが一階層と同じように階段の先に安全地帯があったのでそこでスキル一覧を見ていく。


「見つけた、えっと短距離転移が5Pで転移が10P、転移魔法が15Pか」


 まず短距離転移は距離制限があると思うので却下、問題は転移か転移魔法のどっちにするかなんだよな、手っ取り早いのは転移なんだけどなにか落とし穴がある気がするから鑑定できればいいのに、と思いながら念じてみると。


 転移

 空間を転移することが出来る、距離制限なし、クールタイム一日


 転移魔法

 空間を転移することが出来る、距離制限なし、クールタイムなし


 出ちゃったよ、これは使えると思いながらスキルについて考える。

 転移と転移魔法の違いはクールタイムが有るか無いかの違いなのでクールタイムを気にしないのなら転移でいいだろうが俺はこの転移することを戦いに組み込めるんじゃないかと思っている、なので転移魔法に決めて、SPを貯めるためにも二階層攻略へ挑む。



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