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ある日世界はゲームチックになりました。  作者: 柳瀬 翔
一章 変わる世界
6/30

六話 親の説得

 ほぼ1日ダンジョンに潜っていたので流石に腹が減ったが、それよりも前に自分のステータスを確認しておこう。


鴉田 倭(からすだ やまと)

レベル:5

称号:なし

SP:5P

スキル:刀術Lv.9・体術Lv.9・鑑定Lv.3


 やはりレベルが上がったようだが、一階層だけなので一気には上がっていない。


 それとついでにSPで取得出来るスキルを見る。


 ふむ、一番高いのは50Pで一番安いのは5Pだな。


 一番安いスキルなら取れるが、気になるスキルは今のところ一番高い心眼スキルしかないのでSPは貯めておくことにした。


 SPの使い道を決めたところで自室への階段を上る。


「ダンジョン攻略お疲れ様、倭」

「あぁ、疲れたけど楽しかったたよ」

「そう」


 今階段の上に居て、俺に話しかけてるのが母さんだ、って母さん!?


「え!?母さん!?」

「あなたが危ない事をするのを私が許可した覚えは無いんだけど?」


 と、若干キレ気味に言ってきた。

 母さんは今年で40歳なのに20代にしか見えないかなりの美人だ、なので余計に怖い、だが俺もここは譲れない。


「母さんが俺のことを心配して言ってくれているのは分かる」

「ならっ!」

「でも俺は戦うことが楽しいんだ、俺は戦うために生まれてきたと言っても過言じゃない」

「……はぁ、分かったわ」

「じゃあ俺はダンジョンに潜っても良いって許可が貰えたってことでいいの?」

「いいえ、まだお父さんに許可を貰ってないでしょ」

「まぁ父さんなら分かってくれると思うんだけどな」


 ここで補足だが、俺と父さんの間に血の繋がりはない、父さんと母さんが再婚した時に母さんの連れ子である俺と、父さんの連れ子である雪音が突然兄妹になったのだ。

 なので雪音は義妹という訳で、結婚は出来るが義妹でも妹は妹なので、踏み切れてはいない。


 閑話休題


 まぁその話は置いておいて、父さんは血の繋がりこそ無いものの、家族の中で一番俺が戦うことについて理解を示してくれる。


 なので大丈夫だろうと思いながらも、緊張しつつ夕食時に聞いてみたところ。


「いいんじゃないか?男は戦ってなんぼだろ!」

「そうだよな!」


 みたいな感じで普通に許可が貰えたので晴れて俺は親公認でダンジョンに潜れることになった。


 勿論ダンジョンのことはバレたらこの家に住めなくなりそうなので、家族だけの秘密ということで。



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