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夏芭の上京の状況 (スマホ版)  作者: 西座屋


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(7)『田岐先生の泥酔い事件』

○アパート・外観(夜・21時前)


○同・二階の通路(夜)

  夏芭の部屋から田岐先生が出て来る。

麻美子の声「良いよここまでで」

夏芭の声「良いの。ご迷惑お掛けしましたなん

 だから」

  酷く酔った夏芭が麻美子より先に外に出る。

  体はヨタヨタしている様子だが喋り方は通常

  通り。

  田岐先生、夏芭を心配する。


○同・前(夜)

  夏芭が先頭で階段を下りる。後ろの二人

  は夏芭が心配。

  買い出しで外に出ていた祐香、磐田、友人

  たち(男三名、女一名)がコンビニから戻って

  来る。

  夏芭たちが階段を下りたところで、祐香たち

  と鉢合わせする。

田岐先生「(祐香に)!」

祐香「(田岐先生に気付いて)…!」

磐田「(そんな祐香に)?」

田岐先生「…」


○(回想) 飲食店・外観(1ヶ月前・12月・夜)

  T『1ヶ月前』

学生や先生の声「(盛り上がっている)…」


○同・広めの個室(夜)

  クリスマスパーティーの二次会。

  学生に交じって上半身裸ではしゃぐ田岐先生。

  学生の中に祐香もいる。

  田岐先生、ガボガボ酒を飲む。

    ×    ×    ×

  飲み会終了後、個室を出て三次会へ向かう

  学生ら。

  田岐先生、上半身裸のまま酔って寝ている。

  脱いだ服が軽く掛けられている。

  残された幹事の一人が少し困る。

  お会計を済ませに行きたいが田岐先生を一人

  に出来ないどうしようと…。

  二次会で帰る祐香はその様子を見て提案する。

祐香「私、居ましょうか?」

幹事「(えっ)」

祐香「私はもう帰るので、少しだったら居れますよ

 (と提案)」

  幹事、うーん…と迷ったが直ぐにお会計

  は済ませられると思ったのでお願いする

  事にする。

幹事「ありがとう広野さん。ちょちょっとお会計

 して直ぐ戻って来るから。その間だけお願いし

 ます。ありがとう。ホントありがとう(ね)」

  と受付レジに行くため足早に個室を出る。

  祐香の友人の女子学生二人は、

女子学生「(祐香に)祐香」

祐香「?」

女子学生「一緒に待とーか?」

祐香「(へ)?」

女子学生「二人きりになるのは(いくら何でも)

 ちょっとまずくない?」

祐香「(え)大丈夫だよ。(田岐先生を示して)寝て

 るし。平気でしょ(心配ない心配ない)。直ぐ

 戻って来ると思うし。三次会行くんでしょ?

 置いてかれちゃうよ。ありがとう。大丈夫だ

 から。(スマホの画面を見ながら)もう…迎え

 (が)来るみたいだし」

  全然平気だよー、いってらっしゃいと

  女子学生の友人二人を見送る祐香。


〇同・受付レジ(夜)

  幹事、前の団体の会計が長引いていて

  自分の番になるのを待っている状態だ。

  お会計は直ぐ済むと思っていたがまだ

  掛かりそう…。

  混んでいるしお店の人も忙しそうだ。


〇同・外の出入口(夜)

  女子学生二人が外に出て来た。

  丁度、迎えに来た祐香の彼氏の磐田が来た。

  女子学生二人とは顔見知りらしく少し会話

  する。

  「祐香は店の中の個室で待ってる」と磐田

  に教える。

  それを聞いて店の中に入って行く磐田。


〇同・広めの個室(夜)

  一時的に祐香と田岐先生の二人だけになる。

  祐香、迎えはまだかなーとスマホの画面を

  見ている。

田岐先生「(むくっと起きて)…」

  せっかく掛けられていた上着が落ちて、

  また上半身裸状態になる田岐先生。

祐香「?」

田岐先生「(祐香を見て)…」

祐香「…」

  田岐先生、ガバッと祐香を抱きしめる。

祐香「!」

  田岐先生、そのまま祐香を倒す。

田岐先生「のぉーたーーん。怒ってるぅー?」

祐香「(はぁっ)!」

  田岐先生、ここを家だと思って祐香を

  妻(あだ名がのーたん)と勘違い。

  寝ぼけている。

  祐香、慌てて逃れようとする。

  パシャッ! というカメラのシャッター音

  が鳴る。

祐香「!?」

  見ると怒っている様子の磐田がいる。

  スマホで田岐先生と祐香の写真を撮った。

祐香「…」

  磐田、田岐先生を祐香から引き離す。

  一発殴る。

田岐先生「!」

祐香「!」

  田岐先生、痛くて一気に目が覚める。

田岐先生「(痛い)…」

  磐田、田岐先生の目の前に行く。

田岐先生「(厳つい顔が近過ぎて)!」

磐田「(今撮った写真を見せて)これ、どういう

 事?」

  写真の画像アップ。

田岐先生「…(と見ていて、ええ)!?」

  田岐先生、覚えがない。混乱。

磐田「学生に手ぇ出すんだ。良い商売だね。

 これ、(インターネットに)アップして良い?」

田岐先生「…(えっ)!」

祐香「(はぁっ)! (磐田に)今のはただの事故。

 私『のーたん』じゃないし」

磐田「(田岐先生を見たまま)…」

  祐香、磐田のスマホを奪おうとする。

  が磐田にひょい! とかわされる。

祐香「(磐田に)!」

田岐先生「(磐田に)…」

磐田「(田岐先生に)……(と帰る)」

田岐先生「(帰る磐田に)! あの!」

磐田「? (と田岐先生を見る)」

田岐先生「写真っ…。消して貰っても良い

 ですか…」

磐田「…」

田岐先生「…」

磐田「…金掛かる」

祐香「(磐田に)!」

磐田「帰りのガソリン代十万円」

田岐先生「…」

  祐香、呆れる。スマホをバックにしまい

  コートを羽織る。帰り支度をする。

  磐田、支度する祐香を待つ。

田岐先生「…」

  田岐先生、チラッと落ちている自分の上着を

  みつけて軽く着る。財布を取り出す。

田岐先生「(財布の中をゴソゴソしながら)払うけど

 手持ちで十万はない」

祐香「(田岐先生に)!」

磐田「(田岐先生に)…!」

田岐先生「(磐田に四万円を差し出して)これしか

 ない。お小遣い制だからこれが目一杯」

磐田「(その四万円を見ている)…」

田岐先生「(磐田の目を見ている)…」

磐田「…」

  磐田、チラッと田岐先生の顔を見て

  四万円貰う。

祐香「(磐田に)!」

磐田「あと六万(と言ってさっさと帰ってしまう)」

祐香「(磐田に)!」

田岐先生「…」

  祐香、磐田が受け取ってしまった四万円

  を返そうと、急いで財布を出して覗くが

  カスカス…。金欠で返せない。

祐香「…」

  (回想終了)


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