衝撃と確証
「そういえば君の名前何か聞いてなかったね」
「俺は天ヶ瀬優人、高校2年生」
「私は梶原結架、私も高校生2年」
「偶然だね」
俺はスマホを取り出し時間を確認する。2030年8月2日15時33分、俺のいた町と日付は変わらない。ここは異世界ではないらしい。でも、早く住む場所をさがさないと。その前に俺の町を知っているか聞いてみるか「金山町って知ってる?」
「聞いたことないなぁ、もしかして家に帰れなくて困ってる?」「図星だね…あははは」
(やべぇ、本当に帰れないかも。)
「そもそもここは日本だよね?」
「当たり前じゃん」
「日本の位置は?」
「本当に大丈夫?、じゃあ地図見せよっか」結架はズボンのポケットからスマホをとりだす。これは最新型のLphone11だ。俺も前からほしいと思っていた。
「はい、見てみて」
「え…ええええー、日本ってこんな位置にあったっけ」
俺は凄く衝撃を受けた。日本だけではなくいろいろな国の場所が入れ替わっている。
「えっ、もしかしてパラレルワールドかここは?」
「そんなわけないじゃん、記憶がおかしくなったの?」
なぜか分からないけどパラレルワールドだという確証が自然とあった。