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バンド  作者: こくぼなり
二章
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〜青藍編〜ちょっとの恋愛話

ここからは青藍編です!

 緑ちゃんがバンドをやめたらしい。

 昨日、紫織ちゃんからメッセージが来ていた。「青藍、ごめん。緑、バンド辞めるらしい」紫織ちゃんに理由を聞いたら、「下手くそだからもうやりたくないって言ってた」と。

 なんで?緑ちゃんはそこにいるだけでいいのに。あんなに可愛くて、性格が良くて頭もいい完璧な女の子いないのに!

 明日からバンドの練習行く意味がないじゃない!最近学校にも来てなくて、ただでさえお喋りできてないのに、バンドにも来なくなったら話す機会が減っちゃう。

 はぁ…。つらい。こんなに愛してるのに。その気持ちも伝えられず、どんどん疎遠になっていくなんて。

 緑ちゃんは、女子の中で始めて異性として見てしまった人だ。初めは、なんとも思ってなかった。もちろん友達として好きだった。

 いつから異性として、意識し始めたのかはわからないけれど、中学二年生の夏休みにはもう異性としてしか見れなくなっていた。

 中学二年生の夏休みに、バンドメンバーの五人でプールに行ったことがあった。

 その時に深いプールで足がつってしまい、溺れてしまった。

 その時に、緑ちゃんに助けてもらい、その後も緑ちゃんが看病してくれていた。

 不意にドキドキした。緑ちゃんが、今まで好きになった男の子みたいにかっこよく見えた。

「大丈夫?寝てなよ」という言葉にも、ドキドキしてそれから緑ちゃんのことが頭から離れなくなってしまった。

 その晩から緑ちゃんのことを、毎日書き留めている『緑ノート』はもう四冊目に突破している。

 しかし、このノートも最近は「会いたい」の一言が多くなった。

 とにかく会いたい。会って話がしたい。なんでバンドやめたのかとか、私のことどう思っているのかとか。

 こんなに疎遠になるならいっそのこと告白してみようかな。まあ無理だろう。私には勇気が無さすぎる。

 ただでさえ女の子同士だと言うのにそんなことが出来るはずがない。

 だけれど、好きという気持ちが爆発しそうで怖かった。

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