一章 〜ツンデレ娘の朝は遅い〜
初めて投稿するので何かご指摘やアドバイスを頂けると幸いです。
ある日の朝
「うわぁああああああああああ!!」
朝から叫んでいるのはのんびりした村の娘「ニナ」の断末魔である。
「やばいよ!遅刻だよ!もう9時だよ!」
寝坊したニナが急いで着替えて二階の自分の部屋から降り、リビングにやってくる。
リビングではニナのお母さんが椅子に座り朝食を食べながら「うるさいねぇ、あんたまた寝坊したの?」と訪ねてきた。
「そうだよ!なんで起こしたくれなかったのよ!」
「そう言われてもお母さんも忙しかったのよ?」
「いいじゃん!少しくらい声かけてくれても!」
「でも、あんまりに気持ちよさそうに寝てたからなんだか起こすのが可哀想になって…」
「その結果でさらに可哀想な事になるんですけど!」
「あら、それはごめんなさい。悪気があったわけじゃないのよ?」
「あぁ!もう、らちがあかない!とにかく仕事に行ってくる!」
そう言って軽くパンを咥えて急ぎながら仕事場に向かおうとする。
「あんまり急ぐと曲がり方で男性とぶつかるかもしれないわよ?」
「そんな事あるわけないでしょ!じゃ、行ってきまーす!」
「行ってらっしゃーい」
そう言って家の扉を開け出勤して行った。
「あ、あの子お弁当忘れていったわ」
このように少し忘れっぽいのもニナの特徴である。
次回は職場でツンデレっぷりを発揮する予定です。