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第3話

スライム生活もすっかり慣れてきた今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。ここ1ヶ月ほどは魔法に夢中でした。だって魔法だぞ?ファンタジー好きなら一度は憧れる魔法。前世では魔法使いになったくせに魔法が使えないことに落胆していたものです。そしてひっそりとネット小説を読みながら憧れていたものです。その魔法が使えるんです。こんな楽しいことは中々ありません。すっかり魔法に傾倒した俺はここ1ヶ月くらい湖の傍で魔法の練習ばかりしておりましたとも!おかげで使える魔法は火魔法ならファイヤーボールに加え複数のファイヤボールを同時に撃つ魔法と、フレイムストライクと呼ぶにふさわしい大きな火の柱をぶっ飛ばす魔法を覚えました。それと逆に小さな火種を起こす魔法とか…火を必要としないスライムにとって後者が何の役割を持つのかいまだ不明ですが、使えるに越したことはありません。いつか何かの役に立つでしょう。治癒魔法の方はヒールにミドルヒールにハイヒールと言ったところでしょうか。こちらは俺がそう認識しているだけなので、実験台になってくれる生物がいない限り効果の程はわかりません。今はキュアポイズンとかキュアパラライズとかを覚えられないか実験中です。

ここに来て俺には新しい欲求が生まれてきている。

……新しい属性の魔法を覚えたい。

これはゴブリンソーサラー狩りしかないでしょう。この森で魔法を使えるのは奴らだけなのだから。双剣を身体の中に取り込む。最近気付いたことなのだが、物質を身体の中に取り込んでも消化したいと思わなければ消化されないらしい。これは助かる。鞄など持っていないし。

森に入って驚いた。森中ゴブリンだらけだったからだ。俺が1ヶ月遊んでいるうちにこんなに増えたようだ。スライム形態で森の中を徘徊。杖を持ったゴブリンを探す。

杖を持ったゴブリン、いたけど5匹固まっている。素早く【酸弾】を吐き、瞬く間に3匹倒した。しかしやはり3匹倒されたことに気付いた2匹のゴブリンが襲いかかってくる。素早く人型形態になると、風のように双剣を振る。一体の槍を持ったゴブリンの槍の柄を切り落とす。いつか俺がやられたみたいに。そして噛みついて毒を注入する。次に剣を持ったゴブリンが俺の身体に剣を押しこんだ。しかしスライムは刺されても特に命に別条はないので軽く振り返り【酸弾】を飛ばす。まあ、どうもスライムは核があるっぽいんだけどね。100円玉くらいの大きさの平たい円形の核だ。多分これを壊されたら死ぬだろう。俺は普段常に核を移動させつつ守りながら戦っている。スライムは視界が360度なので敵の攻撃がどこに向かってるかなんてすぐにわかる。ので、攻撃が当たらない位置に核を移動すればいいだけだ。

お楽しみのもぐもぐタイム。杖を持ったスライムが3体いたので期待大だ。


―――【水魔法】を覚えました―――

―――【杖術】を覚えました―――


【杖術】って…期待はずれもいいとこだよ。もう一体は火魔法か水魔法だったのだろう。スキルは取れなかった。

双剣を持ちつつ人型形態で森を歩んでいると、熊と遭遇した。襲いかかってきたが火魔法でこんがり焼いてやった。久しぶりのまともな肉だ。ワーイ。もぐもぐ食しているとスキルを覚えた。


―――【剛力】を覚えました―――


人型形態とは相性が良さそうだけどね。再び杖を持ったゴブリンと遭遇。前衛2後衛2の4体チームだ。後衛の一匹と前衛の一匹に酸を吐く。じゅわっと溶けた。もう一人の剣を持った前衛と双剣を打ち鳴らし、戦っていると風の刃が襲ってきた。当然避ける。避けたところに前衛の剣が突き刺さる。ナイスコンビネーション。スライムじゃなきゃ死んでた。スライムに核以外の刺突はあまり意味がない。体積を減らすように弾かれるとちょっと困るけど。ザクッと前衛の目を突く。かなり痛がってるようなので喉も突いて死んでもらう。最後の後衛は逃げようとしていた。そんなこと許すはずもなくこんがり焼きつくした。

そしてもぐもぐタイム。


―――【風魔法】を覚えました―――


他の3匹はもう持ってるスキルだったみたい。何も覚えなかった。更に森を徘徊する。すると槍を持ったゴブリンと杖を持ったゴブリンと弓矢を持ったゴブリンがいた。まずは先手必勝で弓を持ったゴブリンを【酸弾】で仕留める。次に槍を持ったゴブリンと戦う。広い攻撃範囲を生かした上手い戦い方をするゴブリンだ。結構強い。対して俺は、双剣の早さと手数で戦う戦法。槍持ちのゴブリンと夢中で戦っているともう一体の杖持ちのゴブリンが魔法の準備態勢に入っているのが見えた。パチパチっと紫電が走る。まずい。ゴブリンが雷の矢を放ってきたときと俺が槍持ちのゴブリンを盾にしたのは同時だった。槍持ちのゴブリンの身体には触れない。雷が伝って来るのを恐れたのだ。槍持ちのゴブリンは絶命している。素早く杖持ちのゴブリンに駆け寄り首筋に噛みつく。毒を注入すると息絶えた。何とか勝った。疲れた気持ちでもぐもぐする。


―――【弓術】を覚えました―――

―――【雷魔法】を覚えました―――


今日はこの辺にしておこう。俺は湖のところまで行って身体を休めた。


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