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第21話

翌日も休みなので、クレアとユーロを連れて、街中を散策。二人とも、物珍しそうに、楽しそうにしているが、二人は衣類店に並ぶ衣類を見て顔を顰めた。


「リオンさん。服ではなく、機織り機と鋏と針を買ってください。服は自作します。」


機織り機とな。正直アラクネ二人の生活にかかる初期費用は中々莫大だが、これから仲間になるのだし…とリオンは涙を飲んで支払っていた。

二人は人間の出す飲食品店にも興味津々。リオンが安くて美味しいお店を教えていた。勿論、窃盗、強盗、食い逃げなど、人間社会に馴染んでないときにやりがちな失敗はしっかりと注意した。喧嘩を売られても買わない。向こうから暴力振るわれそうになったら「他人の財産ティムモンスターに暴力振るうおうとするやつがいるううう!!」と叫べと教えておいた。一応ティムモンスターには正当防衛が適用されるらしいのだが、所詮モンスターなので判定がモンスター側にとって厳しめらしい。


「人の街は珍しくて面白いけど窮屈なものですね。」


クレアが微笑んだ。


『そうだな。お前たちにはちゃんと仲間がいるのだし、リオンに少しばかり付き合って、外の世界を堪能したら集落に帰るのもいいだろう。』

「ラヴィさんはご故郷は?」

『キャラハの森だが、あそこには俺と友好的な関係を築けてまともに喋れる生き物はいないから、帰りたいとは思わない。』

「そうですか…。」

『それよりクレアとユーロも念話に慣れろ。スライムに話しかけてたら気違いだと思われかねないぞ。』

『めんどくせえ』


お黙りなさい。ユーロさん。密談にはもってこいな素敵な能力なんだからな。

翌日は授業である。サニーはおんもを堪能中。クレアとユーロは授業風景を見てみたいということで午後から参加。午前中は共通授業なので出ない。(俺は出るけど、小さくて無害なので叱られない)午後はテイマークラスで。一度獣舎まで行ってクレアとユーロを連れてきた。


『ベッドの寝心地はどうだ?』

『布地は良くないが、ふかふかしてるのはいいな。』

『今まで使ったことのない感触でした。凄く気持ち良いです!』

『良かったな。』

『今から校内に入るけど、二人とも挑発されても怒らないでね。僕ちょっと他の生徒には人気ないんだ。』

『そうなんですか…』


念話でぺちゃくちゃお喋りしながら学校の中に入る。まあ予想はしてたが、クレアもユーロも注目の的である。アラクネティムしてる初等部学生なんて滅多にいないからな。


「なんだあ?リオン。遂に従魔屋デビューか?アラクネなんて身の丈に合わねーもん買いやがって。しかも珍しい雄個体もセットなんてな。奮発したじゃねえか。もう財布すっからかんだろ?アーア、カワイソー。」


パブロが絡んできた。


「なあ、リオン。何だ?この不快なデブ。」


ユーロがいきなり喧嘩買ってる。リオンがかすかに頭を押さえた。パブロは真っ赤になって怒った。


「誰がデブだ!?」

「ハァ?人間の感覚で言うとお前はデブじゃねーの?わっかんね。」


ユーロは普通に疑問に思っている様子だ。


『ユーロ。そのデブはパブロ。故あってリオンを敵視してるやつ。あんま喧嘩すんなよ。あと人間的に言ってもパブロはデブだ。』


丁寧に解説してやる。


『ふーん。』

『従魔屋って何ですか?』


クレアが質問してきた。


『従魔屋って言うのは腕のいい冒険者なんかが魔物を生け捕りにしてきて店に売るんだ。店ではテイマーにその魔物を売る。テイマーは自分で捕まえなくても強い魔物が手に入る、というわけだ。』

『私たちはお金で買われた魔物だと思われてるんですね。』

『“自分たちは買われた魔物じゃない!”と主張したければしてもいいが、“勧誘されて来た”とは言わない方が良いかもな。他のアラクネがしつこく勧誘されるだろうし、テイマーの中にはティムモンスターを便利な道具だと思ってる奴らも多いから。リオンの態度を標準だと思うのはよせよ?』

『了解です。』

「リオン。随分従魔の躾がなってねーじゃねーか。テイマーとしての素質が知れるな。」

「ごめんよ、パブロ。ユーロは正直なところが良いところでね。」


リオンが珍しく喧嘩を売っている。パブロが怒った。


「てめえ!アラクネごときで威張ってんじゃねーよ!俺にはトロールがいるんだからな!!」

「ああ、そう?」


パブロはまた従魔屋で従魔を買って来たようだ。トロールなあ…校庭にオーガよりもでかい巨人がいると思ったけど、パブロのだったのか。食費かかるんだろうなー。ていうかこの辺にトロールなんて出んの?相当遠くから仕入れてきたのかもな。


『テイマークラスには模擬戦っていう魔物同士を戦わせる授業があるんだ。パブロは僕らに喧嘩売りたがってるみたいなんだけど、ユーロはトロールに勝てそう?駄目ならラヴィでもいいけど。』

『舐めんなよ。魔法も使えねーデカブツ軽くのしてやるぜ。あ、怪我はどの程度させて良いんだ?』

『できれば治癒魔法でどうにかなるレベルに留めてあげて欲しいけど、無理なら潰しちゃってもいいよ?ラヴィはパブロのオーガと戦って足を酸で焼いて再起不能にしたし。』

『えげつねえ。』

『うっさいボケ。』

『私は見学でもいいのですか?』


クレアが首を傾げた。


『戦いたいなら戦ってもいいけど、見学でも構わないよ。クレアに怪我させるよりはユーロに戦わせた方が、ユーロも気が楽だろうし。』

『そうだぜ、クレア。お前の弓の腕前は知ってるけど、俺も男としてお前を守りたいんだ。』

『ユーロ…』


クレアとユーロは見つめ合ってラブラブしている。ケッ。これだからバカップルは…


「なんだよ?急に黙りこんで…」


念話の聞こえないパブロが、俺たちの様子に首を傾げている。


「そのアラクネ番なのか?子供を産んで増やすつもりか…?」


クレアとユーロが赤くなった。


「さあね。」


リオンはパブロには空とぼけて見せた。


『パブロには適当なこと言ってるけど、クレアが妊娠したら二人は集落に帰るよね?』

『勿論。』

『はい。私も子供は落ち着いたところで育てたいです。』

『了解。』


リオンは普通に二人を手放すことを視野に入れている。


「ふ、ふん。アラクネは優秀なモンスターかもしれないが、手持ちがアラクネとスライムだけじゃな。」

「ハァ?リオンはジュ…ぶぇっ!」


ジュエルウェザーバードのことをぺらぺら喋りそうになったユーロの顔面に体当たりをかます。


『ユーロ、クレア。ジュエルウェザーバードは、ただのウェザーバードってことになってるから、正体はバラすなよ?ジュエルウェザーバードだってバレたら他の人間に強奪される。』

『おめーらいちいち秘密多いんだよ!』

『仕方ねーだろ。捕まえたときは俺らもサニーをウェザーバードだと思ってたんだから。』


サニーの宝石はありがたいが危険な秘密だ。ちゃんと排出したのは俺が収納している。


「なんだ?仲間割れか?流石リオンのティムモンスター。質が悪いな。」

「るせーな。デブ。」

「なんだと!?」


先生がクラスに入ってきた。パブロが悔しそうに席に戻った。


「みんな揃ってるね。新しいティムモンスターを仕入れてきた子も多いようだから、今日は模擬戦をやろう。」


パブロが待ってましたとばかりに顔を輝かせて鼻息を荒くした。今日、クラスにはリオンとパブロの他にもティムモンスターを増やしているものが多くいるようだ。殆どが外に待機させてあるようだが。教室に連れては入れるようなものは俺みたいに小型か、クレアやユーロのように高度な知性を持って、上手に移動できる種だけだ。アーバンは教室に入れたけど、サイズ的にはぎりぎりだった。因みにアベルがクラウンモンキーという小さな猿のような魔物をティムしており、ユーロとパブロが喧嘩するのを尻目に、クラスのみんなはクラウンモンキーを愛でていたのだ。やっぱモフモフ要員も欲しいよなー。

スケルトンVSゴブリンソーサラーではスケルトンがお亡くなりあそばした。元はゴブリンソーサラーに焼かれたのだが、回復役の教師が誤ってヒールをかけてしまい昇天。アンデットタイプの魔物には闇魔法のダークヒールで回復できるらしいのだが、光魔法は天敵らしいのだ。スケルトンを使役していた生徒が泣いてしまい、誤って回復魔法をかけた教師は従魔屋でスケルトンを買って生徒に与えるそうだが。でも自分の思い入れのあるモンスターだったら死んですぐ交換と言われても普通は納得できないよな。教師もすごく申し訳なさそうだ。

件のクラウンモンキーはVSコボルトで、コボルトの武器をスティールして引っかいたりなど、翻弄していた。


『猿の分際で中々良い動きをするな…』

『あれはアベルの指示が上手いんたよ。テイマーらしいテイマーの戦い方だね。』


俺が感心しているとリオンが口を挟んだ。


『ああ。イメージを伝えて使役するってやつか?俺はリオンにそういう指示をされたことないが…』

『僕、ラヴィが何をできるかよく知らないし。ラヴィのスキル構成ってどうなってるの?』

『秘密だ。』


いよいよ大トリがトロールVSユーロである。


「ふふん。俺のヴァイザーが躾のなってないアラクネを躾けてやるぜ。」

「言ってろ。デブめ。」


どこまで―も喧嘩腰のパブロとユーロである。

トロールが棍棒を、ユーロが槍を構えてステージの上で対峙した。相変わらず不思議なバリアみたいなのが張られている。


『なあ、リオン。』

『なに?』

『このステージの周りに張られてる透明な膜みたいなのってなんだ?なんかの魔法か?』

『なんだろう?ステルバ先生が張ってるから魔法か魔道具だと思うけど。あとで聞いてみる?』

『頼む。』


魔法だったとしたら是非とも習得したい。攻撃を通さないタイプの魔法。興味あります。

開始の合図が出されてヴァイザーとユーロの戦いが始まった。ヴァイザーが棍棒を振り下ろす。例によってユーロを殺す気満々のやり方だ。ユーロは素早く避けて、トロールの手を槍で抉る。


「くそっ!ヴァイザー!捻りつぶせ!!」

「へへ~ん。鈍間!」


基本的に素早く避けて、ちくちく槍で抉っているが、トロールは結構固いらしく、余り攻撃の通りは良くない。トロールが振り下ろした棍棒をそのまま滑らせてユーロにぶち当てた。


「いてっ!」


飛びのいたが、棍棒がかすって蜘蛛の足が一本プランプランしている。


「ユーロ!」


クレアが心配そうな声をあげた。


「大丈夫だ!クレア!」


ユーロが格好つけている。

ユーロは相変わらずチクチクやっているが今一つ決め手に欠ける。純粋なスタミナで言えばトロールの方が上だから、このままいくとユーロは厳しいんだが。


『ユーロ、無理っぽい?』


リオンが尋ねる。


『いや、倒すだけなら簡単に倒せるんだけどよ、なるべく手加減した方が良いんだろ?治癒魔法ってのが良くわからねーんだが、どこまで治癒できるもんなんだ?』


リオンがちらっと俺を見た。


『そうだな。一般の技量は知らんが俺の基準で行けば、今のお前みたいな骨折は大体治る。あと、お前は風魔法が使えたな?風の刃で切るなら、切断面が綺麗ならくっつけることも可能だそ?』

『そうなのか?なら切ることにする。』


ユーロがふいっと指をかざした。


「ウィンドスラッシュ!」



ずぱんっ!とヴァイザーの右腕が綺麗に切断された。悲鳴をあげながらヴァイザーがのたうち、めちゃめちゃにユーロを攻撃する。


「ウィンドスラッシュ!」


右足が切り落とされた。もう立つこともできず、ヴァイザーは地面に転がっている。


「ヴァイザー戦闘不能によりユーロの勝利!」


審判をしていた教師が素早く判定を下した。パブロは屈辱で噴火せんばかりだ。治療チームがヴァイザーの周りに集まる。

何やら手足を接着するのではなく、丸める方向で話が進んでいるようだ。


「あのー…先生。」

「なんだね、リオン。」

「ラヴィなら、手足をくっつけるのも可能みたいですから、やらせていいですか?」

「本当か?なら…」

「やめろ!」


パブロに拒否された。


「お前に手を出されるのが一番イラつく。こんな役立たずのでくの坊、殺して次の従魔を買えばいいだけだ。」

「パブロ!お金を出して購入した従魔とはいえ、君が一度は自分の懐に入れた従魔じゃないか!名前まで与えたのに殺すだなんて!もし君が気に入らないというのなら治療して従魔屋に売ればいいだろう?僕らがテイマーとして真っ先に受講した授業は“モンスターの命”という授業だったはずだ!もう内容を忘れたのか!命あるものとして命には敬意を払うことは忘れてはならない!テイマーとしてどんな才能よりも求められる資質のはずだ!」


リオンが珍しく怒った。パブロがぐっと唇をかみしめた。俺はユーロに指示して、トロールの手足の位置を正してもらい、慎重に治癒魔法をかけた。多分治ってると思う。トロールはユーロみたいに流暢に話さないからわからんが。俺はユーロの足も治してやった。


「サンキュ。ラヴィ。」

『ああ。あんま怪我すんなよ。俺も治せないのはあるし。』

『おう!』

「パブロ・モントル。リオン・クラヴァスの言うとおりだ。今一度テイマーの本質を見つめなおすように。」


教師にまで注意されてパブロは歯軋りせんばかりの顔になった。まあ、俺はテイマーの道徳なんざ知ったこっちゃないが、意に添わず従わされて気に入らなければあっさり殺されるのは、もしも自分だったらと思うと嫌なもんではある。俺はスキル欲しさに他の魔物も食い散らかすし、邪魔な人間をこっそり消すのも躊躇わないので、命の大切さについては語る権利なんざないがな。これからも、俺にとって大切な者の命だけが尊く、その他の命は割とどうでもいいし。ヴァイザーも治せるから治すが、パブロがこいつを殺したところで、俺に思うところはない。その分仲間に手を出されたら我慢は出来んが。リオンは寂しいスライム生で初めて得た仲間。俺にとってリオンは特別だ。リオンに害なすものは俺の敵だ。

リオンはぎゅっと俺を抱きしめた。黙って触手でなでなでしてやった。

授業が終わってからリオンはステルバ教師に近付いて行った。


「ステルバ先生!」

「なんだね?リオン・クラヴァス。」


ステルバ先生というのは初老の男性教諭だ。もっさりした眉毛に穏やかそうな目をしている。ウルフタイプのティムモンスターには一家言ある先生なのだそうだ。


「模擬戦するときにステージの外周部に張られている透明な膜って何なんですか?」

「ああ、あれは防御タイプの魔道具だよ。」


魔道具かー…それは俺には真似できねーなあ。


「どんな効果があるのですか?」

「物理、魔法に対して高い防御力を持つね。魔法で言うところのエアカーテンの効果だね。あちらはステージみたいに防御範囲を内側にするんじゃなくて、防御したい対象を内側に持って、外に向けて防御を張るタイプの魔法だが。」


何!?同じ効果の魔法があるのか!?


「その魔法ってどの属性で、どうやったら使えるんですか?」


リオンも俺の意図を察して詳しく尋ねてくれる。


「風属性の魔法だね。どうやったら使える…それは詳しい話は魔法学科の話になってしまうね。しかも高等部の。リオンは魔法適正はないだろう?簡易説明なら図書館にある【防御魔法大全・上巻】に載っているから、興味があるなら読んでみると良い。」

「有難うございます。」


図書館かー。読んで実践って結構むずいんだよな。リオンに図書館に連れて行ってもらって本を読んではキャラハの森で実践してるけど。


「リオンー!」


ミュリが来た。


「新しいモンスターティムしたって聞いて!!」


笑顔で元気良く駆けてくる。今日もミュリはみんなの注目の的だ。


「へえ。中々良い女だな。リオンの女か?」


ユーロが能天気に放った言葉で、ピシリと周囲の人間が凍り付いた。みんな恐る恐るミュリの様子を窺っている。ミュリはぱぱっと顔を真っ赤にしてパクパク口を開いたり閉じたりしている。リオンもどう答えるか思案しているようだ。

「ただの幼馴染だよ」などと答えようものならミュリの心となんかフラグ的なものがバキバキ折れるし。かといって「恋人のミュリだよ」とは言えない。リオンはミュリとはまだお付き合いには発展していないのだから。「友達だよ」というのもミュリの心を傷つける可能性があるし。


「うーん…ミュリは幼馴染で、僕の気になる人…かな。まだ恋人ではないけど。」


うむ。妥当な線だと思われる。というかリオン、11歳の分際で恋人とかナマ言ってんじゃねー。ビンタするぞ。


『補足しておくが、ミュリとリオンは幼馴染で、お互いを意識し合ってるが、まだ恋人には発展していない、友人以上恋人未満な間柄だ。デリケートな関係だから、あんま弄るなよ?それとリオンが周囲の人間にあんまり良く思われていないのは、美しすぎるミュリの心棒者がリオンに嫉妬しているからだ。パブロもその一人。軽々しく周囲の嫉妬を煽る真似もすんな。』


念話をクレアとユーロにだけ対象を絞って伝えた。


『まどろっこしい。惚れてるならさっさと自分の女にすればいいのに。』

『ユーロ。乙女心は繊細なの!あんまり浪漫のない告白はイヤ。』

『まあ。その辺はリオンとミュリの問題だ。あんま口出してやるな。リオンはまだ11歳だし色事に現を抜かすには若すぎる!…と俺は思っている。ま、そんな感じだ。』


念話の回線をリオンにも広げた。


「ミュリ、僕の新しい仲間のユーロとクレアだよ。」

「ミュリ・レオノーラです。騎士科で、リオンと同じ11歳なの!よろしくね!」


ミュリはまだ少し赤い顔をぺちぺち叩きながら自己紹介してきた。


「ああ。よろしく。」

「宜しくお願いします。」


ミュリとクレアはすぐに仲良くなってしまったらしい。すぐに二人でキャッキャとはしゃぎ始めた。こそこそと二人で内緒話をしている。恋バナ的なやつだろう。クレアもまたユーロとは幼馴染から恋人に発展した奴だから、かなり仲間意識が芽生えたようだ。どうでもいいが俺は【超聴覚】を持っているので内緒話も聞こうと思えば盗み聞きし放題だ。でも聞いたらリオンとユーロに殺意が芽生えそうだから聞かない。その方が精神衛生上良いと思われる。スライムは生殖行為を行わない。雌も雄も基本的には存在しない。(俺は自分を雄だと判断しているが)それどころかポップ式で湧く。なんもないところからにゅるっと。教師曰く、魔素と魔素が結合して~…みたいな説明をされたが、魔法生物的な括りらしい。どこにでもいる、概ね弱くて、ほとんどの生命体にとって餌となりえない生物、それがスライムだ。ばば~ん!偉そうに言っても可愛い女の子とにゃんにゃんすることは生涯ないという事実は揺るがない。スライムに雌がいたとして、それが俺の中で「異性」という括りに入ってくれることもないのだろうけど。みんな水まんじゅうにしか見えねーんだよ。性的な意味じゃなくて美味しそうなんだよ(泣)!

がっくり。


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