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No.1270.「K・O・I」
下弦の月が一際輝き
反射して僕の体を照らす
電気を消したこの部屋
輪郭だけがはっきりと
夜空には三等星が二つ
君への片想いはいつからだろう
ほんの些細な偶然がきっかけで
あきらかに湧き上がる衝動
永遠にかなわないと知っていても
抑えられない不思議な感情
それは「K・O・I」
春先の香りが漂う日差し
南の方では桜が咲いたらしい
最後のメールを眺めて
孤独感がのしかかる
隣では恋人達が笑いあう
忘れなければ先に進めないのに
いまだに時間が癒してはくれない
複雑に絡み合う情熱
永遠にかなわないと知っていても
抑えられない不思議な感情
それは「K・O・I」




