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【完結】最強クラス【影霊術師(シャドウネクロマンサー)】に覚醒し、俺を捨て駒にした勇者パーティと世界の全てに復讐する  作者: なすび
【第2章】KNT's of the Sword and Balance

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84 初めての攻撃スキル獲得

前回のあらすじ

アルムガルドの協力もあり、タイタン討伐に成功するシド。

レベルは110から115まで上昇し、新スキルを獲得するのであった。


 ――レベルが上がりました。

 ――レベル110 → 115


 ――スキル《影門えいもん卍髏ばんるつるぎ》を獲得しました。




 ゴツゴツとした岩肌を連想させる、タイタンの胸の上に着地する。

 ウィンドウが出現し、レベルアップを告げる。

 経験値が入ったということは、タイタンは死んだということだろう。


「はぁ、はぁ……なんとか倒した……ッ」


 ハエみたいにタイタンの周囲を飛びまわったり、体内に入り込んだりと、まさに童話みたいな戦いだった。


「だが、おかげで一気にレベルがあがった」


 アルムガルドとの共闘故、経験値は山分けのはずなのに5つもレベルアップした。

 昨日と比べれば、1日で16も上げたことになる。


 昨日のステータスを比較してみる。




名前:シド

クラス:影霊術師シャドウネクロマンサー

レベル:104 → 115

HP:2080 → 2300

MP:2250 → 2530

筋力:364 → 402

防御:313 → 345

速力:394 → 437

器用:415 → 460

魔力:227 → 288

運値:216 → 240

スキル:【死霊操術(ネクロマンス)】【影霊操術(シャドウネクロマンス)】【影霊領域(シャドウフィールド)】【影霊強化Lv2】【影門・卍髏の剣】




 全体的にステータスが1割近くも上昇している。


「しかも――久々の新スキル」



 ――【スキル】影門えいもん卍髏ばんるつるぎ

 ――【消費MP】0(保有している影霊(シャドウ)を任意の数消費することで発動)

 ――【効果】①影霊(シャドウ)をエネルギーに変換して放出する攻撃スキル。

        ②消費した影霊(シャドウ)の累計総合戦闘力によって威力が上がる。

        ③消費した影霊(シャドウ)は完全に消滅し再召喚出来なくなる。



「おお……レベル115にして初の攻撃スキルか!」


 発動する際に生贄にした影霊が再召喚出来なくなるのがネックだが、既に俺の影に内蔵された影霊(シャドウ)は1000体を超えている。

 ここぞという場面では役に立つだろう。


「ん? これは大剣か? なぜタイタンの体かな……?」


 タイタンの死骸から生えるように、大剣が突き刺さっていることに気付く。


『ダンジョンのボスを倒すと、ダンジョンコアと共に、ボスと縁のあるドロップアイテムを入手出来るが――ダンジョン崩壊してもそれは変わらぬ』


「つーことは俺が貰っていいんだよな」


 大剣を引き抜き、ステータスをチェックする要領で大剣の詳細を確認する。



――《フレインホルン》

――ランク【A+】

――【効果】地面に突き刺しMPを消費することで、土属性魔法を発動することが出来る。



 タイタンの岩肌を連想させる外見の武器だ。

 土属性魔法を発動出来るのも、戦闘の幅が広がるのでありがたい。


 グリフォンを倒した際に手に入れた双剣は風属性魔法を発動できるので、敵の属性に合わせて使い分けられそうだ。


「次はタイタンの抽出だな――こんだけ苦労したんだ。コイツを影霊(シャドウ)にせず帰れるかよ――影霊操術(シャドウネクロマンス)


 タイタンの死骸の上で影を抽出すると――再び山のような巨体が出現して空を遮る。


「デカい! 他の冒険者がビビるから戻れ!」


 影霊(シャドウ)は召喚されると雄叫びを上げる習性を持っている。

 影霊タイタンが叫び出す前に、影の中に還す。




名前:タイタン

ランク【SS】

総合戦闘力20000

・土属性魔法S



 タイタンのステータスを確認。

 2段階強化したミノタウロスの総合戦闘力が10000だったにも関わらず、コイツは無強化で20000。

 恐らく限りなくS級に近いA級ダンジョンのボスだったのであろう。


 本来であれば100人以上の冒険者で挑むことを想定したレイドボスだと思われる。


「とにかく、これで1番の脅威は去ったな」


 続いて今もなお前線で戦っている影霊達の視界を覗き見る。

 ウィンドウの映像を見るに、魔物の数も相当減っており、このままのペースなら魔物を殲滅するのも時間の問題だろう。


 俺も膨大な経験値と、影霊――そしてタイタンというエカルラートやヴァナルガンドにも匹敵する強力な影霊を入手することが出来た。



「…………」



 ――カチャ。



「ッ!」



 背後より、重鎧が擦れる音が鳴る。


「…………」


 振り向けば、そこにはタイタン討伐の功労者の1人――アルムガルドがいた。

 その手にはタイタンに膝を付かせた特大剣が握られている。


「(王都の危機は去った――そして俺は王子殺しの大罪人で――コイツはS級冒険者)」


 客観的に見れば、影霊術師おれもまた魔物の軍勢と同じ――いや、それ以上に危険な存在と言えるだろう。


「…………」


「…………」


 無言で見つめあう2人。

 フルフェイスの甲冑を被っているが、目と目が合っているのを感じる。


「この度は助太刀に感謝する。ありがとう」


 しかし――アルムガルドは特大剣を背負い納刀する。

 そして深々と腰を曲げて礼をした後、王都方面へ向けて歩を進めた。


「俺を殺さなくていいのか?」


「老後資金はしっかりと積み立てるタイプでね。王都を救った英雄に1000万Gぽっちの懸賞金で刃を向ける程、、恥知らずではないさ」


 そう言い残して去っていくアルムガルド。


「英雄……か」


 アルムガルドの言う通り、今回の功労を評価されて指名手配が取り下げられたりしたらいいんだが……。


「まぁ、そんなうまくはいかねェか」



 タイタン討伐から1時間後。


 冒険者達は王都を襲撃した魔物の殲滅に成功。


 冒険者を中心に、甚大な人的被害を出したものの、王都そのものは無傷。


 人類は絶望的な状況を乗り越えることに成功したのであった。

ここだけの話ですが、異世界ファンタジー小説はスタンピード起こして解決させれば、物語の大筋は何も進展していないのにとりあえずオチが付きます。

豆知識です。

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