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【完結】最強クラス【影霊術師(シャドウネクロマンサー)】に覚醒し、俺を捨て駒にした勇者パーティと世界の全てに復讐する  作者: なすび
【第1章】Born of the SHADOW Necromancer

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19 首無し騎士と黒馬

今回のAIイラストはシドの主戦力である影霊ミノタウロスです。

影っぽさを表現してくれるAI君に感謝。小説本編もAIが書いてくれマジで!


挿絵(By みてみん)

 順調にダンジョン攻略を進め最下層――地下5階層に到着する。

 エミリーさんの言っていた通り、他の冒険者と一度も遭遇することなく最下層のボス部屋に到着した。


「よし、お前らは戻れ」


 召喚していた影霊(シャドウ)達を影の中に収納する。


『なんじゃ? ボスは1人で戦うのか?』


「まぁな。この前も言ったが、ただレベルだけ上げるだけじゃ勝てない相手が現れる可能性がある。たまには身体動かさねェとな」


 俺は復讐を誓った。そのために強くなる必要がある。

 だが影霊にばかり戦わせてただレベルだけを上げても、素の身体能力を鍛えなければいつか必ず足元を掬われるだろう。


 例えばだが、共に剣士クラスのレベル20の冒険者とレベル30の冒険者が戦えば、後者の方が有利なのは確かだ。

 だが前者が剣の達人であり、後者に武道の心得がなければ、ステータス差をひっくり返して勝利することは十分にありえる。


 故に俺も、ステータス補正に頼らず戦闘スキルを磨く必要があると判断した。


 勇者パーティの勇者シルヴァンは王族。

 幼少期から剣術を習っていただろうし、重騎士ガーレンは王宮騎士団出身で実戦経験は誰よりもある。

 レベルだけ上げても油断すれば敗北する可能性はある。


「勤勉なのは良いことじゃな」


 扉を開けて中に入る。


 玄室の中央にいたのは、大きな黒馬に乗った黒い甲冑の首無し騎士――デュラハン。

 首の部分には青い炎が灯っている。


「いっちょやるかァ……!」


 腰に差した長剣を抜く。

 ゴブリンロードとの戦闘で愛用していたナイフが壊れたので、新調した新品の剣だ。



『―――――ッ!!』


『ヒヒ――――ン!!』



 デュラハンが黒馬の腹を蹴ると、黒馬は凄まじい速さで駆けだす。


『シド――来るぞ!』


「はや……ッ!」



――キィン!



 馬上のデュラハンが繰り出す斬撃を、ギリギリ刃で受け止める。

 反撃を繰り出すも、デュラハンは俺の攻撃範囲から離れており届かない。


 デュラハンは弧を描くように方向転換して再度斬撃。


『――――ッ!』


「ちッ!!」



――キンッ!



 今度もなんとか反応して受け止める。


「まずいな……遠距離攻撃の手段を持っていない俺では一方的に攻撃されるだけだ……!」


 結構強くなったと自負しているが、1人ではB級ダンジョンのボスも倒せない程度とは、情けない限りだ。



――キンッ!



――キィン!




「まずッ!?」


 2合3合と受け流し続けるも、先に剣の方が限界を迎える。


「鍛冶屋のジジイ雑な仕事しやがって! 俺がシカイ族だからってナマクラ寄越しやがったなッ!」


『否――あの首無し、意図的に武器に損傷を与えるように攻撃を繰り返していた。恐らく武器にダメージを与える剣術スキル【ウェポンブレイク】を使っておる』


「鍛冶屋のジジイ疑ってすまん!」


『来るぞシド!』


 再度デュラハンは方向転換。

 黒馬に跨る黒い鎧が迫る。


 折れた剣で受け詰めようと構えるも――――ドスッ!


「がッ!?」


 デュラハンの突き攻撃が俺の腹部を突き刺す。

 背中から剣先が突き出した。



『ヒヒ――――ンッ!!』



 そのままデュラハンは俺を貫いたまま得物を持ち上げ、剣先を天井に掲げる。



――ズブズブズブッ!




「あ゛があ゛ァァァァ―――ッッッッ!?!?」


 貫かれたままの俺は、重力によって更に深く貫かれていく。




――HP490/760



 そしてデュラハンは剣を大きく振りかぶる!

 今度は遠心力に振り回されて貫かれた剣から解放されるも、そのまま玄室の壁に激突。

 更に激突した場所が地上3メートルくらいの場所だったので、肩から地面に落下。


 全身が痛みで喘ぐ。


「がはッ!?」



――HP190/760



「つ、つえェ……ッ!」




――HP210/760

――HP230/760

――HP250/760



 不死の肉体のため、腹部の傷が即座に塞がりHPも回復していく。

 不死なので負けることはないが、勝てもしない。


『むゥ――ここまでのようじゃな。シド、今のおぬしでは首無しを倒すのは無理よ。妾がでよう』


 影から金髪の頭が湧き出してくる――が、俺はその頭部を手で押し返して影の中に戻す。


「ぜぇ、ぜぇ……大将が敵わないからって部下に戦わせるなんてダセェ真似できるか。大人しくしてろ」


『事実おぬしはその部下より弱い。不死能力込みでもミノタウロス以下じゃ。【影霊操術(シャドウネクロマンス)】抜きならおぬしのステータスはB級冒険者程度。B級ダンジョンのボスを1人で相手するのは無理というものよ』


「やってみなくちゃ分からねェだろうが」


 立ち上がる。

 傷は完全に塞がり、HPも全回復した。

 デュラハンの野郎は、俺が虫の息で立ち上がる体力も残っていないと思っていたようで、驚いたように甲冑を揺らした。


「それに俺、剣よりこっち(ナイフ)の方が使い慣れてるからよ」


 背に差しているナイフを引き抜く。


「奴隷経験10年――泥臭く足掻くのは慣れてるんでね」

・ダンジョンについて

 ダンジョンの最奥にはボスがおり、ボスを倒すとダンジョンコアと呼ばれる大きな魔石が手に入ります。ダンジョンコアを回収するとダンジョンは消滅しますが、しばらくすると異世界とのゲートが開いて新しいダンジョンが誕生します。

 この方法でダンジョンを消滅させれば、中の魔物が地上に溢れることはありません。



【おまけ】

 小説書くの大変なのでAIのべりすとを使って続きを書いて貰いました。

 こちらのURLをコピぺするか、私の活動報告欄から読めます。


https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1658601/blogkey/3214222/

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