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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
黄金の聖女編(最終章甲)

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覚醒無人島開発スキル

[無人島開発:覚醒]

[詳細]

 通常の無人島開発スキルの効果に加え、更に高ランクの防衛設備の設置が可能になる。武具の強化およびS級武具の製造も可能になる。低確率でSSS級となる。



「これが無人島開発スキルの強化版!」



 覚醒効果に俺は驚いた。まだこの上があったなんてな。



「覚醒無人島開発スキル、ですか」

「ああ、スコル。そうらしい」



 もし、現状の装備をS級に引き上げられれば、大幅な強化になるぞ。

 俺やスコル、ルドミラ達でさえA級ランク以下の武具がほとんどだ。つまり、ここで全てのアイテムを強くすれば、今後ダンジョン内に現れるモンスターの討伐もしやすくなるかもしれない――というわけだ。



「よし、さっそくみんなの装備を強化する。まずは俺自身で試してみる」

「おぉ、ラスティくんにそのような力が備わるとは!」


「ルドミラ、お前の装備も全部S級にしてやる」

「ありがとうございます。テオドールなんかずっとオールB級なので……丁度いいです」



 マジかよ。面倒くさがってそのままなんだな。という俺も武器以外はまともに強化してこなかったクチだ。そんなヒマがなかったというかね。


 とにかく俺は自身の武具強化を始めた。


 一定の魔力を消費すると、赤いオーラに包まれて装備を強化。全てがS級ランクに引き上げられていた。



「おぉ、成功だ!」

「やったな、ラスティ」



 褒めたたええてくれるテオドールは、興味深そうに俺を見つめていた。



「実感はないが、安心感はある」

「うむ。確実に強化されているようだな」



 物珍しそうに俺を観察するテオドール。鍛冶屋でもある彼が言うのだから間違いはないだろう。


 さっそくスコルにも覚醒無人島開発スキルを施す。

 その次にルドミラ、最後にテオドールと全てのアイテムをS級へ。


 ついに強化完了。


「これならゴールデン系モンスターを余裕で討伐できるかもしれん」

「試してみましょう」


 と、ルドミラは先行して再び金鉱山ダンジョン『アテン』内部へ進入していく。

 そうだな、まずは戦えるかどうか様子見だ。

 これでも無理なら、更なる強化をする。


 先に行くルドミラを追いかけながら、慎重に前へ進む。


 すると直ぐにゴールデンミノタウロスが沸いていた。強化前は、倒すのにかなり苦戦したが、今回はどうだ――?



 覚醒アマデウスを構えるルドミラは、まずは“試し”で物理攻撃を与えていた。槌による一撃だった。



 ドゴォッっと鈍い音が響くや否や、ゴールデンミノタウロスは紙屑のように吹き飛んで壁に激突。(ちり)と化していた。



「――え」



 呆然とするルドミラ。まさか一撃で倒せるとは思っていなかったらしい。というか、俺もスコルも、そしてテオドールもそう感じていた。


 だが、現実はこれだ



「ま、まさかの一撃!?」

「そ、そのようです……ラスティくん。これは素晴らしいです!」



 嬉しそうに微笑むルドミラ。

 俺もここまで強化されるとは思わず、純粋に驚愕した。


 その後、俺もゴールデンミノタウロスを一撃で粉砕することに成功。スコルやテオドールでさえも、一撃で討伐できてしまっていた。



 S級武具ってスゲェ!!



 ここまでとは想定外だ。


 ハヴァマールのおかげで金鉱山ダンジョンを攻略できそうだ。そして、この黄金の秘密を解き明かせそうだぞ……!

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