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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
黄金の聖女編(最終章甲)

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新型トラップと防衛力アップ!

 会議は一度解散へ。

 俺は庭に出て、ドヴォルザーク帝国へ行く前に島国ラルゴの状況を確認した。

 現在は――



[マスター:ラスティ・ヴァーミリオン]

[ラルゴ][Lv.9999]

[形態:島国]

[人口:4219人]

[国内貨幣:ベル]

[世界共通貨幣:ベルリオーズ金貨、ヴォルムゼル銀貨、アリアーガ銅貨]


[同盟国]

グラズノフ共和国

ドヴォルザーク帝国 (皇帝)

ボロディン


[開発状況]

 ワークテーブルLv.10

 小屋Lv.10 ×88

 家Lv.10 ×103

 屋敷Lv.10 ×20

 店舗Lv.10 ×22

 宿屋Lv.10 ×7

 冒険者ギルドLv.10 ×1

 ギルドLv.10 ×12

 城Lv.10 ×1

 騎士団Lv.10 ×1


 山Lv.10 ×8

 沼Lv.10 ×10

 湖Lv.10 ×3

 川Lv.10 ×6


 温泉Lv.10 ×10

 畑Lv.10 ×30

 農場Lv.10 ×50


 地下ダンジョンLv.10 ×5

 海底ダンジョンLv.5 ×1

 坑道ダンジョンLv.3 ×1

 洞窟ダンジョンLv.10 ×5

 次元の狭間ダンジョン Lv.10 ×1


[防衛設備]

 キャンプファイヤーLv.1 ×10

 木製防壁Lv.10 ×10

 石防壁Lv.10 ×10

 投石機Lv.10 ×10

 ボウガンLv.10 ×10

 大砲Lv.1 ×10

 魔導レーザー兵器 ×10

 トゲトゲバリケードLv.10 ×10

 落とし穴Lv.10 ×10

 硫酸の落とし穴Lv.10 ×10

 落石Lv.10 ×10

 魔導式地雷 ×30

 全身装備外しの罠 ×6


[防衛兵力]

 アクアナイト ×350

 ゴーレム兵 ×50

 シャイネンドラゴン ×6

 コルキス ×1


「よし、良い感じだな」

「どうかしたのですか、ラスティさん」


「帝国へ戻る前に、島国ラルゴを管理しておこうかなってね」

「へえ、これがそうなんですね」



 表示される島国ラルゴの状態。それをスコルは楽しそうに眺めていた。俺は、新型の罠を仕掛けたことやコルキスが防衛兵力に追加されたことを説明した。



「硫酸の落とし穴はエグいと思う」

「落ちたらドロドロですよね……。想像しただけで恐ろしいです」


「大丈夫。この罠達は住民や正規の手続きをしている入国者には無効化されるからね」

「そうなのですね!」


 もっと細かく言えば、大体の人間には発動しない。

 明らかな悪人やモンスターには容赦ないが。

 そこはスキルが勝手に判定するようだ。


 とりあえず、異常もなければ防衛力もアップした。これならば、留守にしても大丈夫だろう。



「スコル、これからドヴォルザーク帝国へ戻るぞ」

「はい。世界の為ですもんね」

「そうだ。各地で異変が起きている。確かめねば」



 今日くらいはゆっくりして、明日から移動を開始する。

 もう少し島国ラルゴを満喫したいからな。


 城内へ戻ると、アルフレッドが『黄金の箒(ゴルトブルーム)』で掃除をしていた。

 金ピカに輝く(ほうき)は、以前に俺が作った武器である。

 まだ使ってくれていたとはな。


「おや、ラスティ様。それにスコル様も」

「アルフレッド。それ、まだ使ってくれていたんだ」


「当然でございます。ラスティ様が私にプレゼントしてくださった宝物でございますから」


「そうか、憶えていてくれたんだな」

「ええ。一度死んだ身ではございますが、記憶は元通りです」


「ああ、もう死ぬなのよ」

「ありがとうございます、ラスティ様」



 くの字どころか、への字レベルで腰を曲げるアルフレッド。そんなに頭を下げなくても……!


 ――さて、ドヴォルザーク帝国へ戻る前に『温泉』でも入っておくか。


 少しは体を労わらないと、いつか倒れてしまう。無理をしないのが俺の主義なのである。

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