表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
開発編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/579

製造スキル・ワークテーブル習得

 達成感に酔いしれていると、家の中らからハヴァマールが出てきた。悪戯っ子のような表情で。……なにを企んでいやがる。


「なんだ、ハヴァマール」

「兄上、兄上。ついに『ワークテーブル』を習得したようだな」

「そうだ、無人島のレベルが『10』を超えた。今、チェックした」



 [ワークテーブル]

 [製造]

 [効果]

  特殊なテーブルを召喚する。

  鉄など金属類を扱えるようになる。


  装備類は、武器(剣や槍など)、盾、鎧、兜、籠手、靴、外套(マント)を作成可能。日用品は、調理器具、釘、釣り具、矢、魔弾、梯子(はしご)、暖炉、冷蔵庫、自動販売機、テーブル、椅子、水筒、水汲みポンプ。


  ワークテーブルのレベルが上がると、魔導式照明、鉄製の扉、鉄製バリケード、トラバサミ、魔導式風力発電機、魔導式ソーラーパネル、造船も作成可能。



  基本的に『鉄』を消費する。

  項目によっては他の材料が必要な場合がある。



「おぉ! おめでとう、兄上。そのワークテーブルは万能なので、生活面が向上する」

「でもさ、肝心の『鉄』をどうしたものかと」


「それは簡単。ボスモンスターのアイアンゴーレムを倒すのだ」

「アイアンゴーレム?」


「うむ。連合国ニールセンの大陸『イズアール』の荒野に生息するという、巨大なゴーレムでな。それはそれでは大きくて強敵なんだ」


「そんな遠方まで行けるかってーの!」



 てか、この島がどこの大陸付近なのかも今だに分からないし。でも、聖騎士達がやって来たから、帝国の近くではありそうだな。



「そうか、さすがに無理か」

「テレポートでもしてくれるなら別だがな。確か俺を(ここ)へ連れてくる時に出来たろ」

「それは不可能だな」

「何故だ」


「あれは消費アイテムを使用して、兄上を強制テレポートしただけ。余にテレポートは使えぬよ。そんなのは高等な魔法使いか聖女クラスでないとな」



 そうだったのか。それじゃあ無理か。でも、聖女クラス……もしかしたら、スコルは覚えられるかもな。そうしたら、外の世界で物資を購入するのもアリかもな。


 と、言ってもベルリオーズ金貨すらない、文無しだけど。いや、外は今や恐慌状態。物々交換でいけるかもな。



「他の方法は?」

「洞窟へ行き、鉄鉱石(てっこうせき)を掘る」


「なんだ、あるじゃないか。先にそっちを言えよ」

「ちょっとした余興ではないか」


 ハヴァマールは、目を(うる)ませて、ショボンとなる。くそっ、ずるいぞ。……まあいいか。


「分かったよ。ということは、あのボスイノシシのいた洞窟が最適かな」

「だろうな。じゃあ、余はもう家に――」



 (きびす)を返すハヴァマールの腕を俺は掴んだ。



「付き合え、ハヴァマール」

「にょ!? なんで余がぁ……」

「そろそろお前の実力も見ておきたいんだ。スコルとアルフレッドに関しては分析済みだが、ハヴァマール、お前はまだ未知数。少しは役立って貰わないとな」


「くぅ~。仕方ないのう、余が出るとあまりよくないのだが」

「今日はワークテーブル習得記念だ。付き合え」

「まあええか。兄上と仲を深めたいし」


 ――と、ハヴァマールは俺の手を握った。……って、うわ、手……! 手が小さい! 女の子と手を繋ぐなんて……妹だけど!

面白い・続きが読みたいと感じましたら

↓にある★★★★★を押していただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 鉄の取得の仕方書いていただきありがとうございます。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ