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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
皇帝編(最終章改)

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湖の魔物・アリゲーターガー


[アリゲーターガー]

[属性:水]

[種族:動物]

[詳細]

 大型ワニモンスター。

 長い口で獲物を捕食する。アゴの力は非常に強力だ。

 高度な水属性攻撃も扱うので注意が必要だ。



「兄上! ヤツのモンスター情報なのだ!」


 ハヴァマールのスキルによって、モンスターの詳細が判明した。

 まさかアルトオーボエ湖の中にこんな危険なモンスターがいるなんて……! 聞いてないぞ……!



「スコル、これはどういうことだ!?」

「わ、わたしにも分かりません……! 以前はこんなモンスターはいなかったと思います」


「マジかよ!」



 俺はなんとか地上に戻り、アリゲーターガーと対峙する。

 改めて見てもデカイ。

 あまりに巨大だ。

 さきほどのジャイアントツリーといい勝負だぞ、これは。



「ここは私も手伝うとしよう」



 イズアールが剣を抜き、飛び出していく。

 おいおい、手伝うって……あんなバケモノ相手に単身で乗り込むとか――正気か!? だが、ここで彼の実力を確認しておくのもアリか。



「無理をするなよ、イズアール!」

「我が剣『エルドリッジ』は、いにしえより伝わる宝剣だ。その真価を見せよう」


 アルフレッドと戦っていた時と同様に、イズアールは魔力を込める。

 なるほど、魔力を爆発的に込めて剣の攻撃力を最大にアップさせているわけか。


 しかも、対象の弱点属性を付与する追加能力まであるようだ。


 まるで“神器”だな。



「こ、これは驚きました。物凄い魔力です」



 俺の隣で魔力を感じ取るストレルカ。

 確かに、並みの魔力ではない。

 魔術師(ウィザード)もビックリな魔力量だ。よくもまぁ、あそこまで引き出せるものだと感心する俺。


 イズアールは、ジャンプしてアリゲーターガーへ接近していく。魔力で補正を掛けているのか、これまた凄い跳躍力だ。


 そして、目にも止まらぬ斬撃を与え、アリゲーターガーの体にダメージを入れた。



『――グァァァ!』



 巨体がよろめいてバランスを崩した。

 そのまま湖にドボンと落ちていく。


 よし、これでトドメを刺す。

 ヤツを倒さねばこのアルトオーボエ湖を突破できないから仕方ない。



「水中、それから水属性といえばこれが効く!」



 俺はゲイルチュールを湖の中へブン投げた。



「兄上、余も一緒に!」



 ハヴァマールと共にそのスキルの名を叫ぶ。




「「サンダーブレイク!!」」




 当然、雷神の子であるハヴァマールもその魔法スキルを放つことが可能だ。

 一定の範囲内を激しい電気が帯び、奥底に消えたアリゲーターガーや周辺にいたモンスターを感電させた。


 やがて、ぷかぷかと浮かんでくる水属性の魚モンスターたち。

 それとアリゲーターガー。



「……よし、討伐完了!」

「お疲れ様です、ラスティさん」

「ありがと、スコル。ただ、イカダが潰れちまった」

「船をもう一度作り直しましょう」

「そうだな。幸いにも材料の在庫はまだある。がんばってみるよ」

「その意気です!」



 スコルにそう鼓舞されるとやる気がアップした。よーし、今度こそまともな船を作るぞ。

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