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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
皇帝編(最終章改)

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古代竜メテオドラゴン

 シャイネンドラゴンに乗り込み、ハヴァマールにドラゴンを操ってもらう。

 緊張しているのか、ガチガチだぞ。


「だ、大丈夫か、ハヴァマール」

「う、うむ……!」

「手が震えているぞ」

「ドラゴンの騎乗なんて、数千年振りだからな」

「そんなに昔かよ!」

「でも任せるのだ。これでもかつて、多くのサンダードラゴンを束ねていたのだ」


 しかし、それでもハヴァマールは震えていた。これでは振り落とされて死ぬ未来しか視えない。まずい、まずい。

 俺はハヴァマールを落ち着かせる為に、手を添えた。


「俺も一緒に」

「兄上……ありがとうなのだ」


「いくぞ」

「うん」


 ようやく落ち着きを取り戻したハヴァマール。

 シャイネンドラゴンを飛翔させた。


 一気に空へ上がり、その力強さに俺たちはビビった。

 な、なんてパワーだ!


「ちょ、ラスティさん……怖いです」

「スコル、俺に掴まれ」

「はいっ」


 スコルが背後から抱きついてきた。


「ちょっと、スコルさん。わたくしもラスティ様に抱きつきたいです……!」


 ストレルカも負けじと抱きついてくる。



「ふ、二人とも! まあいいか、どのみちドラゴンの上では動けないし」



 物凄いスピードで飛んでいくシャイネンドラゴン。息が出来ない程に爆速だ。これなら、一瞬で『大陸の境』に辿り着けるはず……!



 ◆



 しばらくしてシャイネンドラゴンは、空で停止。

 そのまま降下をはじめた。

 も、もう到着か。


 ドラゴンは、荒野に降り立ち待機に入った。



「……ふぅ、到着なのだ」

「お疲れ、ハヴァマール」


 俺はハヴァマールの肩に手を置く。

 背後でずっと俺に掴まっていたスコルとストレルカも、ハヴァマールを労った。


「ありがとうございました、ハヴァマールさん」

「とても安定しておりました。さすがです」


 そんな賞賛の言葉にハヴァマールは照れていた。


「い、いやぁ……余はこれくらいしか出来ないから」


 さて、ついにルサルカ大陸とイズアール大陸の境に到着。

 どうやら俺たちが一番乗りのようで、他のパーティやギルドの姿はなかった。


 最速で来れてしまったようだな。



「これならメテオドラゴンを先に討伐できそうだな」

「ラスティ様、あちらの崖でモンスターの気配を感じますわ」



 ストレルカの指さす方向。そこには、どこまでも続く“大地の割れ目”があった。まるで、大昔に地割れでもあったかのような。


 なるほど。

 あの割れ目が、ちょうどルサルカ大陸とイズアール大陸の境になっているわけだ。


 そこにメテオドラゴンが棲みついているんだな。



「ふむ。では、余が『モンスター分析スキル』を使うのだ」

「この距離でも使えるのか?」

「モンスターの魔力が漂っているからな。そこにメテオドラゴンがいるという確証がある」


 それなら分析可能というわけか。



「頼む」

「了解なのだ」



 ハヴァマールは、大地の割れ目の方角に右手をかざしていく。

 少しすると結果が出た。



[メテオドラゴン]

[属性:火]

[種族:ドラゴン]

[詳細]

 古代竜。宇宙から降り注いだドラゴン。

 小柄ながらも獰猛で危険。

 身の危険を感じると自爆する場合もある。



 こ、これがメテオドラゴンの詳細か。

 自爆もするのかよ。とんでも生物だな。


 まあいい、これで少しは戦いやすくなった。


 俺は、武器のゲイルチュールを召喚して手にした。さっそく討伐を開始する――!

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