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無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ 【コミカライズ企画進行中】  作者: 桜井正宗
聖者編(続々・最終章)

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島国ラルゴLv.7629

 話も終わり、俺は部屋へ。

 廊下を歩いているとアルフレッドが話しかけてきた。


「ラスティ様、少しお時間よろしいでしょうか」

「どうした、アルフレッド。神妙な表情で」

「いえ、なにやら不吉な予感がするもので、主様の御身が心配なのです」


 そんな心配してくれていたとはな。


「大丈夫だ。俺は昔に比べてかなり強くなったし、島もかなり発展した。ルドミラやアルフレッドに任せても問題ないレベルまでに到達した」


 防衛力もかなり向上している。

 自動攻撃してくれる兵器や設備、トラップもかなり充実しているし、襲われても三日は余裕で耐えられるはずだ。


「その通りでございます。ですが、ボロディン然り世界の平和は、再び不安定になりつつあるようです」

「そうだな。今の防衛力を過信しすぎないようにしないとな」

「島も大切ですが、なによりも島の主であるラスティ様の体が第一です」


 そこまで心配してくれるとはな。

 俺としたことが大切な何かを見失うところだったかもしれない。


「分かった。そこまで言うのなら、ボロディンへの出発は一日延ばすよ」

「安心しました。無理をなさらず余裕をもってお願いします」


 ホロリと目尻に涙を浮かべるアルフレッドは、少し嬉しそうに去っていく。そうか、ここ最近ラルゴを空けっぱなしだったし、みんなに心配をかけていたかもな。


 俺は部屋へ戻り、ラルゴの様子を調べた。



[マスター:ラスティ・ヴァーミリオン]

[ラルゴ][Lv.7629]

[形態:島国]

[人口:3459人]

[国内貨幣:ベル]

[世界共通貨幣:ベルリオーズ金貨、ヴォルムゼル銀貨、アリアーガ銅貨]


[同盟国]

グラズノフ共和国

ドヴォルザーク帝国


[開発状況]

 ワークテーブルLv.10

 小屋Lv.10 ×64

 家Lv.10 ×83

 屋敷Lv.10 ×17

 店舗Lv.10 ×13

 宿屋Lv.10 ×5

 冒険者ギルドLv.10 ×1

 ギルドLv.10 ×7

 城Lv.10 ×1

 騎士団Lv.10 ×1


 山Lv.10 ×6

 沼Lv.10 ×8

 湖Lv.10 ×3

 川Lv.10 ×4


 温泉Lv.10 ×9

 畑Lv.10 ×28

 農場Lv.10 ×49


 地下ダンジョンLv.10 ×3

 海底ダンジョンLv.5 ×1

 坑道ダンジョンLv.3 ×1

 洞窟ダンジョンLv.10 ×3

 次元の狭間ダンジョン Lv.10 ×1


[防衛設備]

 キャンプファイヤーLv.1 ×10

 木製防壁Lv.10 ×10

 石防壁Lv.10 ×10

 投石機Lv.10 ×10

 ボウガンLv.10 ×10

 大砲Lv.1 ×10

 魔導レーザー兵器 ×3

 トゲトゲバリケードLv.10 ×10

 落とし穴Lv.10 ×10

 落石Lv.10 ×10



[防衛兵力]

 アクアナイト ×150

 ゴーレム兵 ×30

 シャイネンドラゴン ×3




 建物や防衛力がかなり増強されている。

 劣化していた設備は修復したし。問題点もなさそうだ。島国の様子を眺めていると、スコルがやってきた。


「入りますね~、ラスティさん」

「スコル、おかえり」

「はい、ただいまです。良いお湯でした」

「ああ、風呂か」


 スコルの体が火照っていた。

 ベッドに座る俺の隣に腰掛け、一緒に島国の現状を眺めた。


「わぁ、これって島国ラルゴの状況なんですね」

「見せたことなかたっけ?」

「はじめて見ました。こんな風になっていたんですね」


 そっか。俺はいつも部屋でひとりで見ていたからなぁ。そういえば、仲間に島国のことを共有したことはなかったかもしれない。


「そうだ、明日はいったん休むことにしたよ」

「え? そうなのですか?」

「アルフレッドから遠回しに怒られちゃってさ。少し休めって」

「そうですね、最近のラスティさんは頑張り過ぎです」


 手を握ってくれるスコル。

 俺はそれだけで癒される。

 疲れなんて吹っ飛ぶようだ。


「でもいいのか、ボロディンが……」

「大丈夫です。エルフはそんなに弱くないですから。きっと、耐えてくれています」

「そうだな。それに忘れていたけど、よわよわエルフの剣士さんと合流できていなかった」

「よわよわエルフの剣士さん?」

「掲示板でね、知り合ったんだけど」


 どのみち彼あるいは彼女を待つ必要があった。

 明日来ることを願って待つとしよう。

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