閑話 闇の集会2
口の中に無理やり媚薬を入れられたサキュバス。
「ふっ、いくら強かったとしても、私には効かないわよ!」
強がりか、それとも効いていないのか。まだ余裕そうなサキュバス。
『黒姫、見ているものから情報だ。どうやらサキュバスは主導権を奪われないよう自身のそういった欲や効果に制限を掛けることができるらしい。』
「そうなの?じゃあ、やっても意味ないじゃない。」
『いや、そう言うわけではないらしい。制限を掛けるだけで制限を外せばよいとのことだ。』
サキュバスを見つめながら話を聞く。
「で?その外しかたは?」
『どこでもいい。性感帯を刺激しろ。』
言われた瞬間軽く飛び上がった私はサキュバスの胸に向かって回し蹴りを打ち込んでいた。
「んぎっ!?」
サキュバスはそんな声を出しながら全身を小刻みに震わせ、白目を向き、盛大に潮を吹いている。押さえていた媚薬の効果が全身に巡ったのがわかった。
「あら、一滴だけでこうなるのね。もう少し持つかと思ったのに。」
虐めやすいようにサキュバスを地面に寝転がすような体勢に変えて拘束する。
「じゃあ、手始めに起きて貰おうかな?」
指四本を雑にサキュバスの股に突っ込む。
「ひぐっ!?」
再び大きく体を震わせてサキュバスが意識を取り戻した。
「起きたわね。いちいち気絶されるとめんどくさいから強制覚醒の薬も飲ませとくか。」
雑にサキュバスの口に瓶を突っ込んで中の薬を飲ませる。
『気絶して逃げることもこれでできなくなったわけか。』
「でも、流石はサキュバスね。」
私のことを睨み付けるサキュバス。先程の盛大な絶頂で見に纏っていた衣服は全てズレてしまっている。
「この媚薬を受けてまだ理性を保ってる。」
『ちなみにだが、効果時間はあるのか。』
純粋な質問だろう。そう声が聞こえた。
「有るわよ。ただ、ここが問題でね。製作者曰く原液のみなら半永久的に効果が続くらしいわ。」
『半永久的だと?いったい何のために作ったのだ。』
若干あきれ気味にそう聞かれた。
「元々他の薬作るつもりだったのよ。それがどういうわけかこうなったわけ。」
そう話ながら私はもう一滴媚薬を取り出して今度はそれを氷のカプセルに入れる。
「さてと、サキュバスでも2滴が限界そうだし今度は直接いれてみましょうか。」
カプセル指先で浮かべながら股を開いたサキュバスにしゃがみこむ。
『さすがに壊れるのではないか?』
「壊れてもどうせ私が拾って帰るつもりだし。いいでしょ?」
『そのまま放置される方が困るな。』
ゆっくりとカプセルをサキュバスの中にいれていく。
「さてさて、あの快楽がまた感じられるよ。よかったね。」
そう言いながらサキュバスに笑い掛ける。サキュバスは恐怖から青ざめたかおをして、震えている。
「ふふ、いいわねその顔。」
小さいカプセルだが、今のサキュバスにとっては奥に入ってくる時に中で擦れるだけで全身に快楽が流れているだろう。しばらくするとカプセルが一番奥についた。
「分かる?今この辺りにさっきの媚薬がある。今カプセルを壊したらどうなるだろうね?きっと面白くなるんだろうな~。」
サキュバスの下腹部辺りを優しく撫でながら語り掛ける。サキュバスは泣きながら首を横に降っている。
「嫌ぁ!やめてぇ!これ以上は死んじゃう!」
「止めてって言われると余計にやりたくなるのよね。」
グッと今度は私がサキュバスの上に覆い被さるように移動する。もちろん氷で肉体を再構築してからだ。
「ねぇ?貴方は何を私に提供できるの?」
「え?」
密着しているサキュバスの心音がよく聞こえる。
「提供できるものによってはこれ投与してあげる。」
そう言ってサキュバスの目の前に解毒剤をぶら下げる。
「あ、あなたの下に付く!何でも言うこと聞くから!」
「ふーん。それだけ?」
サキュバスの目の前にぶら下げた解毒剤を媚薬の瓶に変えてやる。
「それならあなたのこと壊して私の好きにする方が良くなっちゃうな~。他に無いの?」
私はサキュバスの上にうつ伏せで乗るような体勢でそう聞く。
「ほ、他の・・・」
必死にサキュバスが考えている姿を媚薬の瓶で遊びながら見ていると
『一つと我からよいか?』
そう声をかけられた。
「ん?なに?」
『サキュバスを一人捕えて売ってくれないか?値段は言い値を払う。』
「いいけど、自分で捕まえた方が早いんじゃない?」
『色々事情があってな。』
詳しいことは詮索しない。それが集会のルールだ。ならばこれ以上は聞く必要もない。
「いいよ。ただ、払う必要はないわよ。」
『なに?』
「だって、こんなに楽しい集会を開いてくれてるんですもの。その相手からさらに対価を要求なんてしませんよ。」
『ふっ、嬉しいことだな。』
サキュバスの方を見ると私は持っていた瓶を解毒剤に変えて聞く。
「今から一人サキュバス連れてきなさい?そうしたら解毒剤投与してあげる。」
「やる。すぐに連れてくるから!」
「じゃあ、契約ね。」
手早く血の契約を結ぶとサキュバスに動けるようになるだけの解毒剤を投与する。
「ああ、そうだ。逃げたら中のカプセル壊すからね。直接の快楽、楽しみね。」
飛んでいくサキュバスに聞こえるようにそう言ってやる。サキュバスの姿はすぐに木で隠れてしまった。
『よかったのか?黒姫の分が無くなってしまったが。』
「残念ながらこの契約をアイツが結んだ時点で私のものよ。」
サキュバスと結んだ契約内容が分かりやすいように空中に血で刻んでいく。
『なるほどな。確かにこれではもう逃げられないな。』
契約の内容を読んで会場からも声が漏れた。
「後は連れてきたサキュバスをあなたが気に入ればいいけど。あの薬はいる?」
『欲しいな。ちなみにだが売るつもりはないのか?』
「ないわね。こんな危険な薬を世に出せばどうなるか分かりきってるし。それにこの薬作ったやつが怒るから。」
アイツが怒ってなにやるかを想像して少し震えた。
「使うか分からないけど分量のメモも一緒にしておくけどどこに送ればいい?」
『いや、一纏めにしてくれればこちらですぐに回収しよう。』
しばらくすると、サキュバスが約束通りもう一人サキュバスを連れてきた。かなり強引な手段を使ったようで意識を失っている。
『ふむ、丁度よいな。』
連れてきた来られたサキュバスは運悪く気に入られてしまったらしい。
「つ、連れてきた!だから!早くこれ出して!」
サキュバスは必死になって訴える。
「ええ、わかったわ。それじゃあ解放してあげる。」
パチンッと指を鳴らす。すると私の言葉に安心しきっていたサキュバスが自分の下腹部に手を当てて青ざめた様子で私の方を見た。
「ふふ。貴方は後で相手してあげる。」
下腹部から全身に巡った快楽により魚のようにビクビク跳ねながら潮を撒き散らすサキュバスを置いて薬と気絶しているサキュバスをまとめて氷の箱に入れる。
「こんな感じでいい?」
『ああ。問題ない。』
全て入れ終わりそう聞くとすぐにそう答えが帰ってきた。それと同時に目の前にあった氷の箱が消えた。
「こうやってわたしもここに飛ばしたわけね。」
『制限はあるがな。』
「制限無い方が怖いわよ。」
そんな話をしているとようやく快楽の波が収まったのか地面で伸びて時々ビクンたなる程度になっているサキュバスの近くでしゃがみこむ。
「貴方、契約の内容読んでなかったでしょ。まぁ、戻ってきたのは偉かったわね。そのまま逃げられるかと思ったのに。」
恨めしそうに私のことを睨むサキュバス。しかし、その顔は興奮からか赤く熱を持っている。
「それにしても、貴方いったい誰連れてきたの?それともどんな方法使って連れてきたのよ。」
そう言いながら周囲を見渡す私に言葉を途切れさせながら聞いてきた。
「どういう、いみ、よ。」
サキュバスが言い終わるのとほぼ同時に私の死角から殺意のこもった剣を持って突っ込んでくる一体のサキュバスがいた。




