エルドラド38
ガルドが地下室に戻ってきたのは例の会が始まる少し前だった。
「以外と掛かったね。」
「全部の国境警備に伝えてきたんですから。これでも早い方ですよ。」
私の横には先程まで弄られ続けて一度綺麗に洗ってあげたはずなのにまたグチャグチャになっている女がいた。
「その状態で連れてくの流石にマズイですよ?」
「わかってるわよ。」
女を担ぎあげると隣の部屋に移動する。ちなみに拘束は既に解除してある。もう必要ないだろうと判断したからだ。
「はーい、洗うわよー。」
部屋はシャワー室になっており、真ん中にある椅子に女を座らせると、温水を使って汚れを落としていく。
「私の体をこんなにして、何のつもりですか?」
シャワーを浮かべて女の体についた汚れを落としていると女がそう聞いてきた。
「私が弄りたい時に弄れる都合が良くてしかも丈夫な体にしたいだけよ。知っての通り私はこの国の次期皇妃。そんな私も人間だからね。そういう欲はある。しかも、通常と比べるとかなり偏ったね。だから、その欲を解消できる存在をずっと探してたのよ。」
女の肩に掛かる位の長さがある濃い赤色の髪を洗いながらそう話す。
「それが私だと?」
「正確にはそうなるように改造してる段階よ。これまでの子は薬入れた時点で狂っちゃったから。」
「・・・さっきも言ってたわね。これまでの子って誰のことよ。」
「暗殺に来た女。全員生きてるわよ?狂ってるけど。」
女の髪を力を上手く使い温風を作り出して乾かしていく。
「よし、完了。この服きなさい。」
箱に入れた服を女の前に置く。
「着替えたらさっきの部屋に来なさい。」
女を部屋に残して元の部屋に戻ると、ガルドが持ってきていた鎧に着替えている。
「サリーはそのドレス?」
「ええ。黒姫にはピッタリの衣装でしょ?せっかく定着したんだからより印象強くするのに使わないでないでしょ。」
袋に包まれていたストレートタイプのドレスを取り出しながらガルドにそう返す。
「見てるだけで吸い込まれそうになりますね。」
「着たらもっと面白くなるわよ?」
一瞬だけ私の周りを光を完全に屈折する氷を作り出して着替えを隠す。
「どう?変わったでしょ。」
身にまとったドレスを揺らしながらガルドに聞いてみる。
「なんか、不思議な感覚ですね。そこに居るはずなのによく分からないみたいな。」
「あの会に出るには最高じゃない。」
そう言っていると隣の部屋から女がでてきた。
「これでいいの?」
睨みつけるように私の方を見ながらそう聞いてくる女。私が女に渡した服は正直街中で見かけたら即刻取り押さえるだろうなと言う格好だった。
「ふふ、いいね、最高じゃない。」
女に着させた服灰色で統一してあり、膨らんだ胸を垂らした布で隠し、下半身の秘部は腰上から膝上までのラインに密着するような服で隠すだけ。つまり、胸の両横とお腹が完全に露出してある格好だった。
「それだと外で歩けないからこれだけ羽織っていきなさい。」
一瞬で女の後ろに移動すると、黒色の薄手のコートを肩にかける。
「ここから繋げますね。」
「ええ、いいわよ。その方がバレないし。」
ガルドが持っていた鎧の頭を被り、私は用意した顔の四分の三を隠す仮面をつける。
「なに、するのよ。」
ガルドが取り出した禍々しい便箋を見て女がそう言った。
「闇の集会への扉を開くのよ。」
女の手を掴み、ガルドの近くに寄る。
「開きます。」
ガルドの言葉通り、足元が真っ黒の沼のようになった。どんどんと沼に沈んでいくので女が抜け出そうと動いたので掴んでいた手から力を流し込み体を凍らせて動きを止める。
「よっと。」
完全に沼に沈んだ瞬間少しだけ落ちる感覚がして硬い地面に足が着いた。それと同時に色々な声が聞こえてきた。
「ここは・・・」
「ようこそ、闇の集会へ。」
暗い照明に照らされた会場に、顔を隠した多くの人が集まっている。
「なに、あれ?」
女が見た方向には闘技場のように階段状の観覧席になった場所だった。その中心では異形の物体と数人の人が檻の中に閉じ込められていた。
「ああ、あれ?ただの殺戮ショーよ。」
私が女の隣から見下ろしながらそういった。
「あなたはこっちよ。」
檻の中で異形の物体に踏み潰され、肉片になった人間を見て固まっていた女を引っ張っていく。
「通るわよ?」
「どうぞ。」
開いた扉の前に立っていたヤツにそう言って部屋に入る。
「闇騎士、まずは私の部屋に連れてくよ。」
目の前を歩くガルドにそう言うと、小さく頷いて通路を進む。やがてひとつの扉の前にたどり着き、そこに入る。
「うそ」
入った部屋は半分以上が個室の牢屋になっていた。部屋の五つの牢屋の内四つの牢屋の中にそれぞれ女が四人入っていた。その姿を見た女が驚いたような顔をした。
「あら、知り合いでもいた?」
女の手を手錠で拘束し、壁に吊るされた鎖に繋げる。
「この牢屋もようやく空けられる。」
それぞれの牢屋につけられた三つのボタンの内一番上のボタンを順番に押していく。すると、押した瞬間からどんどんと牢屋の中に入った女に繋げられた鎖が奥に引っ張られ連れていかれる。
「・・・最後に楽しんでおこうかしら。」
最後の一人になったところでボタンを押すのをやめた。その代わりに牢屋の扉を開けて中に入る。すると、その音に気がついた女が私の方を見た。
「えひゃ?」
カクンッと首を動かし、四つん這いで私に這い寄ってくる。
「ふーっ!ふーっ!」
何かを期待するようにヨダレを垂らしながら私を見上げる女。私は女の口に自分の指を突っ込むとそのまま喉奥に押し込む。
「んげぇ!おごぉ!」
苦しそうに声を出すが、その顔は悦びに満ちている。
「ほら、いつもの格好になりな?」
私がそう言うと、女が仰向けになりガバッと両足を両腕で抱えるように開き、秘部を限界まで拡げる。
「これが欲しいんでしょ。」
両手で抱えるほどの大きな瓶に入った白い液体を自ら秘部を拡げる女に咥えさせる。
「ぁあーー!」
ビクンッと跳ねながら白い液体を秘部で飲み干していく。
「サリー、それやると売れなくなるよ?」
「あっ、そうだった。・・・まぁ、一人ぐらい残しておいてもいいか。」
瓶の中の白い液体を全て飲み干したことを確認してから女の秘部から抜き、代わりに栓のようなものを秘部に突っ込む。
「まだ入るよね?」
女の秘部に突っ込んだ栓に管をつけると、脇においてあった先程女の秘部にな流し込んだ白い液体が入った瓶に管の先を入れる。管の途中に着いたボタンを押すと女の秘部にどんどんと白い液体を流し込み始めた。
「黒騎士、クロウいるか探してきてくれる?」
「いいですが、いた場合はこの部屋に連れてこればいいですか?」
「ええ。さっきの反応見る限り多分、そいつのこと知ってそうだし。」
白い液体を流し込まれ続けた女の腹は妊娠しているように膨らんでいた。
「こんなもんか。」
女の表情を見ながら流し込む液体を調整し、管を抜く。
「我慢出来たらご褒美あげる。」
そう言うと女はご馳走を前に待てされた犬のようにヨダレを垂らしてキラキラした目をこちらに向けた。
「ここにいる限り、死ぬことは無いから安心しなよ。」
絶望して青ざめている連れてきた女にそう話しかける。
「そういえば、あなたの名前聞いてませんでしたね。ついでにあの子の名前も教えてくれる?狂っちゃってるから話が通じなくてね。」
ポンポンと頭を撫でながら優しく微笑みかけると、震えながら涙を流した。




