5歳4
現在村では50ha(5000a)の農地を春蒔き・秋蒔き・放牧地として輪作し、1年に小麦は175,000㎏(10aあたり350㎏)、大麦は120,000㎏(10aあたり400㎏)、えん麦140,000㎏(10aあたり700㎏)が収穫されている。
人口は350人で約60世帯ほどで、村内で年に小麦35,000㎏と大麦が30,000㎏各家庭で消費されている。
行商人に小麦を140,000㎏売り金貨1万4千枚、大麦を90,000㎏売り金貨4千5百枚の収入を穀物の売買で得ている。
炭は月に350㎏生産し年に4,200㎏になり、村で年間1000㎏消費し残りを行商人に金貨480枚で売っている。
今までは売っても大金を得られるほどの穀物の収穫はなかったが、今は穀物と炭だけで金貨2万枚の収入がある。
種の選別による発芽率の向上や肥料を行ったことにより穀物の収穫量が3倍以上に上がり、貯蔵する穀物倉が足りなくなり急きょ増産することとなったり混乱もあった。
麦は肥料で育てると言われるように十分な肥料管理ができればさらに収穫量は増える可能性はある。
前世ではヨーロッパなどでは小麦の収穫量も10aあたり10,000㎏超えるところがあり、麦の栽培に向かない日本でも超える地域があった。
ただ問題なのはハウンド男爵領で収穫された穀物が大量に町に流れ込み市場価格の低下が懸念されるが、今は他の地域にも町から町へと運搬されているために起きていないが穀物価格急落の可能性もある。
機械による農業生産が出来ない時代では1つの町を養うのに近隣に4倍の農村人口が必要であり、人口1万人の町を維持するためには4万人の農民が近隣で暮らしているのである。
このまま金貨を貯め込むだけで終わるのか、何かに投資して領内を発展させていくかは領主である父の判断になる。
今では大きな馬車を数頭の馬で牽いた穀物商人も訪れるようになっている。
彼らが宿泊する場所として村では厩舎のある家屋を作り、普段は空き家だが銀貨2枚で彼らが利用できるようにはしている。
普段は空き家で使うときだけ清掃するとか、民泊みたいなだなと思う。
小麦の種まき用を抜くの忘れてたけど、5000aなら10aに10kg蒔くと500kgだから大して変わらないからこのままで。
小麦を10aに10㎏蒔き、種を選別したことによって7割が発芽したとして、分げつが繰り返され5の茎から10粒採れたら350㎏が収穫量となり、入れるの忘れてた種まき用の10㎏引いて340㎏が使える計算となる。
5000aで1750,00㎏の収穫量となる
現代だと1つの穂に20粒以上ついてるし、分げつも10回を超える場合もあるので少なめにしてます。
麦の栽培に適さない日本でも現代だと600㎏採れます。
村で消費する大麦少し多いのはエールの為で、500m作るのに0.1㎏の大麦必要でそれを考慮してます。




