表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/273

シニアの戯れ96

鼠がごそごそはい回り、鼠に殺される夢見るよりは増しじゃろうと、じいさんは言った。

私は尋ねた。





「ところでじいさん、何処に引っ越すんだ?」





「このアパートの裏手じゃよ」





「何でまたそんな近くに引っ越しする事に決めたんだ?」




「このアパートは古くて鼠も出るし、夢見がな悪いんじゃよ」





私は腕組みをして答えた。





「でも、じいさん、引っ越しというのは、結構命懸けみたいなところもあるからな?」





じいさんが私を睨みつけ言った。





「鼠がごそごそはい回り、鼠に殺される夢見るよりは増しじゃろう?」





私は頷き答えた。




「まあ、それはそうだがな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ