表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/273

シニアの戯れ94

引っ越すから選別をくれと、じいさんが言い出した。(*_*)

じいさんが言った。





「俺今度引っ越すんじゃよ。じゃからの、何か選別をくれないか?」





選別という語句を聞いて私は訝った。





「選別と言って、じいさん、遠いところに引っ越しちゃうのか?」





じいさんが普通に笑い答えた。





「いや、近くだよ。わしは福祉に世話されているしな。遠くには行けないわけだ」





「じゃあ、選別というのはおかしいじゃないか、じいさん?」





じいさんが咳ばらいをしてから言った。





「あんた、本書いているよな。それを選別にくれ?」





私は合点が行かず、短く笑い言った。





「そりゃ構わないけど、それを選別にするのは変じゃねえか、じいさん?」





ボケていないじいさんが続ける。





「引っ越しに選別は付き物じゃろう。それが近くの引っ越しでも関係なかろう?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ