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シニアの戯れ71
私は自虐的に己を叱咤激励した(笑)
とりあえず頻繁に電話を掛けて通常の接触をはかるしか方策は無い。
私とじいさんとの間柄にとって、通常の接触とは、取りも直さず、じいさんにヘルスの遊びをして貰う事であり、そこに向けての日常感覚の喚起という事に尽きるわけだ。
しかし余りしつこく電話を掛けても、それは自然な流れではなく、逆効果となる。
自然な感じを崩すことなく、ヘルスへの勧誘を推し進めなければならない。
その間福島のじいさんがボケてしまえば、それは我が陣営(笑)の撤退負けを意味するわけだ。
私は一つ深呼吸をしてから、肩の力を抜いた。
この闘い(笑)に負ければ、私は親父(笑)を失う事となる。
負けてはいけない闘い(笑)ならば、勝つのみだと、私は己を自虐的に叱咤激励した。(笑)




