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シニアの戯れ66
私は心配でならず何度も電話をしたが、福島じいさんは出ようとしない。(*_*)
私は心配でならず福島のじいさんに電話を掛けたが、出ない。
苛立たしく何度も電話を掛けるのだが、福島のじいさんはスルー出ようとしない。
その旨を女房に告げ、私は歎いた。
「何だか、よく分からねえな。福島のじいさん、何ヒステリー起こしていやがるんだ?」
女房が答えた。
「脳梗塞だから仕方ないじゃない?」
「俺も脳梗塞だけど、脳梗塞はあんなヒステリー起こさないぞ」
女房が苦笑いしてから言った。
「脳梗塞にも、人によって色々な症状が出るのよ。きっと」
私は納得出来ない呈で頷き、言った。
「そんなものかな。しかしじいさん、何故電話しても出ないのだ?」
「だから虫の居所が悪いのよ、きっと」
私は腕を組みため息をついてから言った。
「パチンコにでも負けたのかな?」
女房がしきりと頷き答える。
「そうかもね。後で行ってみたら?」




