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シニアの戯れ45

老人にとっては病院もパチンコ屋も社交場か?(^0^)/


今日も寝覚めが悪い。風邪ぎみだ。




「脳梗塞に罹ると、心筋梗塞の危険性が増大するんだよ。うちの親父もそうだったし」





私の知り合いが言っていた言葉だ。




他にもこんなのがある。





「脳梗塞は再発すると、アウトだからね。水分補給しないと駄目だね」





こんな言葉が囂しく頭を過ぎって行く。




うるさい(*_*)





マーフィ理論ではないが、病は気から。思い込めばいくらでも大病を患い、死ぬ事は簡単なわけだ(笑)




だが私には幼い子供がいるから、死ぬわけには行かないのだ。絶対に死ねないわけだ。(^0^)/





この状況をスライドさせて、福島のじいさんに当てはめると、私とは違うわけだ。





そこには寂寥感が漂っているばかりだ。





重い病気に前途を悲観して自殺する人間の気持ちは大いに分かる。(^0^)/





タリラリラン(^0^)/





実際問題、こんな事分かりたくなかったのだが(^0^)/





しかし風邪は万病の元。





福島のじいさんも週に一度は通院し、外来診療を受けているらしいが、こうぼやいていた。





「とにかく待ち時間が長すぎるのじゃよな。あれじゃ、逆に病気が悪化しちまうよ」





私は自嘲ぎみに言った。





「それで皆、自分の病気自慢をしてわいわいがやがやとしているんだよな。あれうるせえよな」





福島のじいさんが苦笑いしてから言った。





「そうじゃな。あれうるさいわ。騒ぐならパチンコ屋に行けと言うの」





私は嘲笑い言った。





「パチンコ屋も病院も社交場か?」





福島のじいさんが答えた。





「そうじゃな。皆寂しいからな」

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