表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
233/273

シニアの戯れ233

どうか哀しみにくれないでおくれ、君よ(*_*)

タール色の鞭のしなりに麻薬が吐息を漏らす夜。





月光のしとねを支える麻薬色の枕木。






そんな悪の華に差し水をする世間の上呂は、タール色の月光なのか?




落下する麻薬の月光。





つい一時間前に目覚めた麻薬に挨拶をするのは誰?





善良なる麻薬なんかあるのか?





バネ仕掛けのタール色した月光は、哀しみに震えているのか?





君よ?





麻薬の影絵が投身自殺する今宵。





口を閉ざすだけの新月よ。





笑う事もせずに切られた切符は悲しいだけなのか?





君よ?




月明かりをロープにして微笑むピエロの歌よ。





セレナーデよ。





震えるマッチの先にある水溜まり。




そこに映る麻薬の吐息よ。





僕の哀しみを映しておくれ。





どうか、君よ。





僕の哀しみを映しておくれ。





お願いだから。





だから哀しみにくれないでおくれ。





震える君よ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ