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シニアの戯れ23

借金申し込みも、家族的じゃれあいか?(^0^)/

福島のじいさんは家の連中とも仲が良い。





とくに長女は、福島のじいさんにいつもからかわれている。





カミさんも然別だ。





福島のじいさんはとぼけた冗談を言うのが上手い。





「あんたは子供だけど、わしはあんたの孫なんじゃよ。意味分かるか?」





娘が首を捻ると、福島のじいさんはいみじくも言った。





「わしは年寄りだけど、あんたより若い青年なのさ。けけけ」





と来る。





そして車の中は福島のじいさんジョークに盛り上がるわけだ。





福島のじいさんにつく女の子は、この冗談風景(笑)にも乗る事が出来ないと白けるわけだ。




ヘルスの送迎車の中、アットホームなやり取りがなされて行くのだが、その輪の中に入れない女の子は、得てして福島のじいさんとも気が合わない珍現象が起きる。(笑)





心が溶け合わないと言う現象だ。





つまり福島のじいさんに女の子をつける行いは、家の家族にとっては、親戚のじいさんをもてなす、言わば祭のような事柄だったのだ。





家のカミさんも福島のじいさんを好いているし、娘達もお年玉などを貰い喜んでいるわけだ。




こんな奇妙とも言える友情?が私と福島のじいさんとの間で交わされているわけだ。




私はヘルスを運営しているが、いつも女の子不足なので金が無い。(笑)





だから福島のじいさんは私を助けるついでに女の子の接客を愉しむ、親父心でいるのだと思う。





つまり接客はおまけなのだ。





しかし私はひたすらろくでもなく、福島のじいさんに借金を申し込み、手痛く断られた経緯がある。





それを紹介しよう。





「あんたわしは生活保護の身だぞ。金なんか無いよ!」





私は卑屈に笑い言った。





「そりゃ分かっているが、そこのところ何とか頼むよ、じいさん?」





「馬鹿野郎、無いものは無いよ!」





私はもう一度卑屈に笑った。




これも又家族的じゃれあいか?






(^0^)/






諸兄よどう思う?

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