シニアの戯れ193
当たり前じゃねえか、くそじじいと、私はじいさんに甘えた(^0^)/
車に乗ったじいさんが開口一番言った。
「今日はあんた方に好きな物食べさせるから、何処行きたい?」
私は訝り、尋ねた。
「じいさん、何の風の吹き回しだ?」
じいさんが答えた。
「パチンコで当たったんじゃよ。たまにはいいじゃないか、驕ってやるのだし?」
長女がはしゃぎ言った。
「何食べてもいいの、おじいちゃん?」
じいさんが答えた。
「おお、いいぞ、何でも食え」
家族全員が歓声を上げ、どこに食べに行くかと言う話し合いが、囂しくも図々しく(笑)なされて行く。
結局おつまみが美味い居酒屋に話が決まり、私達家族はじいさん共々居酒屋に足を運ぶ段取りとなった。
じいさんがいつものように口笛を交えて、娘達をからかう。
そしてじいさん、家のカミさんにも一言皮肉った。
「あんたは女腹だな。男の子は作らないのかよ?」
カミさんが答えた。
「出来ないのよ。おじいちゃん」
じいさんが私に向かって一声笑い言った。
「あんたの種が弱いんじゃな?」
私は自虐的に笑い言った。
「そんな事あるものか、俺はビンビンだよ」
じいさんが言った。
「本当かよ?」
私は大声で答えた。
「当たり前じゃねえか、くそじじい!」




