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ソダート村防衛戦(1)

今回は頑張って戦闘描写を書いてみようかと思います、お付き合いお願いします!


しまった、五話で名乗るの忘れてた・・・。名前も知らない主人公を雇ったのはリデラの名前を出したから信頼されているという事で一つお願いします・・・

「ぼっちゃん!早く起きな!早く!」

「な、なんだなんだ?」


すっかり熟睡してベットに沈み込んでいると、突然宿屋の主のコローリさんに叩き起こされた

顔は正に鬼気迫るといった表情で真剣なものだ、窓の外を見てもまだ暗いままで日付が変わっていない事がわかったが、こんな時間に一体どうしたんだろうか


「ぼっちゃん、寝ぼけてる暇は無いよ。山賊共が山から下りてきたみたいだ、しかも仲間を殺されたとか喚いてて大人数で押し寄せてきてるんだ。ローツバーグ王国から騎士様が来るまでこんな小さい村じゃとてもじゃないけど持ちこたえられない、早く逃げたほうがいいよ!」


リデラをどうにかしようとしていた山賊達の仲間が山から一番近いこの場所に仲間を殺した奴がいると目星を襲ってきたんだろう、魔物に襲われたって考え方は無いのかよ



少し考えている間に近くの建物に火を放たれたらしい、窓の外は赤色の光が差し込む

怒号や悲鳴が沢山聞こえるようになってきた、確かにこれは危ないかもしれない


「コローリさんはどうするんですか」


まさか、とは思いつつも聞いてみる。コローリさん自身は逃げる気は無いのだろう、大きなフライパンを片手に笑って答えた


「自分の村は自分の手で守るさ。なぁに、昼間に酒盛りしてたあいつらも多少は腕が立つ傭兵さんだよ、ぼっちゃんは早く王国に・・・」

「いえ、俺にも戦わせてください」


元はと言えば自分で蒔いた種だ、それにコローリさんを見捨てたとあってはリデラと再会した時にどんな顔をして会えばいいのかわからない。

どれくらいの数がいるかはわからないけどこっちにはチート能力がある、身体能力も上がっているしFPSで培った銃の有用性を存分に使えば負けるはずがない


「戦うって言ったって・・・、あんた武器の一つも持ってないじゃないか」

「武器に関しては大丈夫です」


腰につけているM9と合わせて、複数個召還出来るのか試して見ると・・・。よし、出来た。


「あ、あんたそれアーティファクトかい!?」

「まあ、はい。とりあえず俺も加勢します、コローリさんは流石にそれで行くわけにもいかないでしょう、ここで隠れててください」

「いや、私だって戦って・・・」


コローリさんの気持ちはわかる、でも竹槍で戦闘機は落せないようにフライパンじゃ剣を持った相手には不可能じゃないかもしれないけど危険が多すぎる


「コローリさんはこの宿屋の主でしょう、だったらここを守るのに専念しててください。俺が出て言ったらちゃんとバリケードを作っといてくださいよ!」


返事を聞くよりも早く、部屋を飛び出して急いで酒場のロビーに向かう


FPSスキルのせいか、敵の足音がはっきりと聞こえてくる。向かって来る足音は三つ、微かに聞こえる気わの内容も略奪がどうとかだから間違い無く山賊達だろう



(コローリさんには悪いけど、まずはこの酒場で戦闘することになりそうだ)


適度な広さのここならば命中精度も悪く無いだろう、そうと決まればやることは一つ、まずはFPSでの基本、カバーだ。


相手が遠距離手段を持っていないとは限らない、山賊は山で暮らしているだろうから動物を狩る為に弓を扱えても何ら不思議じゃない

銃のように木製の素材を貫通させるほどの威力はまず出ないだろう



その為まずは丸テーブルを三つほど倒してバリケードのようにする、そして次にカウンターに隠れる

・・・俺の知識じゃやれる事が少ないな

まあ何もしないよりはだいぶマシだろう



カウンターに身を潜めながら今か今かと山賊達を待ち構える

初めての人との戦闘だ、魔物のように単純な攻撃はしないだろうし、最初の一撃以外奇襲では無いから反撃が当然の如くあるだろう


怪我をするかもしれない、死ぬかもしれない。

ゲームではリスポン出来たけどこの世界では元の世界と同様に死んだらそれっきりだろう、死にたくない!


山賊を山で殺した時には感じなかった緊張がドッと押し寄せる

(実戦はゲームじゃない!)

震える体を押さえるように先ほど"光練成"で召還した武器、サブマシンガン『UZI』を握りしめる


レフト・フ○ー・デッド2では攻撃力が低くいと言われ余り使われる事の無かった銃だけど、こいつは精度が高い、連射速度も速いし三人を屋内で相手にするなら取り回しもいいサブマシンガンが最適だ



そして遂に扉が乱暴に開けられ、山賊が侵入してきた


「おい!お前らは上の部屋を見てこい、俺とお前は酒と食料をいただくぞ!」

「「おう!」」


(やらせるか!)


扉の前から動き出した山賊をカウンターから身体を少し出しUZIを連射する


パパパパパパパパ!と乾いた音が幾つも聞こえ、山賊の一人が倒れた


「な、なんだぁ!?おい隠れるぞ!」


先ほど指示を出した男が声を上げると、もう一人と共に素早く扉の外に出て顔だけを出して中を窺う


でも、甘い。木造の壁何て強力な銃の前では何の障害にもならない


素早くUZIを戻し、UZIの時と同じくL4D2をイメージしてAK-47を取りだし、素早く構えFPSではお馴染みの壁抜きをする


バババ!バババ!とUZIよりも重い銃声と共に撃たれた弾丸は壁を簡単に壊しもう一人を仕留める事に成功した


それを見てもう一人は隠れるのも無駄だと感じたのか、どこかへ走り去った

やはり銃は強いですね


主人公は簡単に命中させていますが、実際は一人を倒すのに20発程撃ちこんでいます。それでも命中率が高いと感じるのはFPSスキルのせいでゲームのキャラクターと同程度の命中率になっているからです。

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