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エンカウント・ザ・美女

作者がにわかなら主人公も同じレベルに知識を落とせばいいじゃない!


ちょっと長いかもしれません

「さて、どうしたものか」


イノシシを倒した後、弾薬はどうなるのか、整備は必要なのか、この大イノシシは食えるのか等を色々考えて行動してみた結果


まず、弾薬についてはボックス型の弾倉部分に一発も減っていないような状態で残っていた、数秒とは言えフルオートで連射したのだからこれはおかしい。となるとチート能力で出した銃は弾薬の心配は無しかもしれない


次に整備、これについてはFPSゲームが好きなだけで別段ミリタリー雑誌等を読んでいなかった為に整備方法等銃を適当に分解して、ほこり等を取る等しかできないだろう。しかしこの分解については初心者が分解しても組み立てられないと聞いた事がある気がするし、それなら下手に触らないのが吉だろう


そしてこのイノシシが食えるかどうか、これは早い段階で気付いた。無理だ。

何故かと言うと狩猟用のショットガンで散弾を撃って仕留めた時と同様、弾が体内に残っている可能性があってそれを全て取り除くなんてめんどくさい作業してられるはずがない、大体血なまぐさくて正直近寄りたくない、ゲームではどんなにリアルに身体が吹き飛んでも血の匂いなんてしてこなかった



「とりあえず山を下りれば町があったりするだろ、そこで適当に仕事でもして食いぶちを確保しなきゃ話しにならない」


何せカバンを持っている訳でも無ければ水も食料も無い、人のいるところに行けば最悪今日は食べ物にありつけ無くても井戸なんかがあれば水くらいは飲めるかもしれない



そうと決めれば行動行動、と山を下りて森を抜けていく時に重要な事に気付いた


「このM249どうしよう・・・」


ファンタジーの世界だからきっと銃なんて無いだろう、ファンタジーなんて魔法はあるかどうかわからないけど大体は剣が最もポピュラーな武器だろう、きっと一目を引くに違い無い


そう考えると自分の見た目も非常に不味い、上下見事に迷彩服だ、立派な不審者だ、元の世界の日本でもこんな格好でモデルガンを担いで歩いてる人間がいれば即通報&逮捕だろう



でもこれ以外に服は無いし、このM249以外は召還出来ないとなると手放すのも難しい


せめて自分の好きなタイミングで出せたり出来れば・・・


と考えた瞬間、M249がまた光りだしたかと思うと次の瞬間には消えていた







いやいやいやいやいや!駄目だろ!出せたらいいけど消えるのは駄目だろ!

おい、どうすんだよ、いきなりまた非武装の一般人に逆戻りだよ、次に魔物来たら一発アウトだよ


そのままどうしようどうしようと考えている時だった


「くっ・・・!離せ!」


「おいおい、馬鹿言ってるんじゃねーよお嬢ちゃん。離してください、だろ?」

「まあお願いされても離す気なんてねーけどな!」


男達の下卑た笑いと女性の声が茂みの奥から聞こえてくる


音を立てないように慎重に茂みに近づき、様子を窺うと三○無双なんかにいそうな雑魚兵の格好をした野郎二人がカッコイイ鎧をまとった金髪の綺麗な女性の腕を掴んでいた



こんなベタなイベント発生とかまじかよ


内心少し驚きつつ、綺麗な女性を助けたいとは思ったが、つい今しがた武器を失ったばかりだし、二人相手に素手で突撃しても返り討ちに遇うだけだと考えるとこのまま身を潜めたほうが良い気もする


でもこんなクソみたいな奴が好き勝手にするのをただ指を咥えて見ているなんて出来ない・・・!



せめて、せめてハンドガンでもあれば・・・



思い浮かべたのはC○D:MW2で使っていたM9、MW2で「ゴーストサプ楽しいいいいいいい!」をする時によく使っていた愛銃だ。マップに映らず、いきなり背後からパスパス撃ってハンドガンにやられてNDK(ねえ、どんな気持ち?)をするには最高の・・・


と考えた瞬間、また右手が小さく光ったかと思うと、次の瞬間にはM9のサプレッサー付きが手に収まっていた



これ、もしかするともしかするかもしれない


でも考えるのは後だ、これがあるなら話は早い






「この外道が!離せっ!離せと言っているだろうが!」


私としたことがこんなに簡単に雑魚に捕まってしまうなんて、慣れない山の探索とはいえ魔物のいるような場所で気を抜いたのが間違いだった。山賊に捕えられてしまったのだ。せめて、すぐそこに置いてある剣さえ使えればと思ったが、山賊の力が思いのほか強く振りほどけなかった


「わっかんねぇお嬢ちゃんだな、大人しくしてくれないと腕の一本でも切り落としちゃうよ?」


ひっ、と思わず声にならない声を上げてしまう。


山賊なんてまともな人間ならなる事はない、どこかで街にいられないような犯罪をした者が逃げてなる、そんな奴らなら腕なんて気が向いたらすぐに切り落とすだろう


剣が握れなくなる、そう思うと力が抜けてしまう



私の反応を見た山賊達はニヤリと笑うと鎧に手を伸ばしてきた



(嗚呼・・・、きっと私はここで純潔を奪われ、どこかで奴隷として売られるのかもしれない。

憧れの王国騎士の一人となれたのに、こんなところで・・・、こんなところで・・・)


悔しさと悲しさに身を震わせ、思わず涙がこぼれそうになった時だった


「まずはお楽しみためにこの鎧を・・・、がっ!?」

「お、おい!どうし・・・、うぐっ・・・」


突然鎧に手を伸ばしていた男が崩れ落ちたかとおもうと、腕を掴んでいたもう片方の男が胸を押さえて倒れ、山賊二人の身体から血が流れ出た


(魔法の詠唱も聞こえなかった、矢が飛んできた訳でもない・・・!?)


一体何が起こったのかと考えている暇も無く、自由になった瞬間を喜ぶ間も無く即座に自分の剣を拾い、自分への攻撃に身構えたのは王国騎士として厳しい訓練を行ってきた成果かもしれない


近くにあった巨木を背にどこからくるかもわからず、攻撃方法もわからない物に備えた時だった


目の前の茂みが動き、何かが現れた





「あー、君に危害を加えるつもりは無いんだけど・・・。とりあえずその剣を下げてくれない?」


両手を上げて無害のポーズを取りつつ慎重に近づく、あんな事があったのだ、この女性も警戒するのも無理は無いから長く話をするつもりは無かった


ただ、簡単でいいから話しがしかった。この女性が腰に巾着のような物以外に荷物を持っていないのを見ると近くに町があるのは確定に近いだろう、だったらそこまでの方向や距離を聞く必要がある。


そろそろ日が暮れ始めてきたし急いだほうがいいだろう



「見慣れぬ服を来ているな・・・。お前は一体誰だ、目的は」


「この服は・・・、ここの山はそこらの森より木々が生い茂ってるから、それを利用して魔物に見つかりにくくするために特別に作った物だ。ちなみに名前は後藤ごとう 隆平りゅうへい、目的は町にいくにはどう行けばいい?」


迷彩服がウッドランドで良かった・・・、この山を木が多いし良いわけするには丁度いい色だった


「リューヘー・・・?この山賊達をやったのはお前か?」

「ああ、そうだ」

「そう、か。いや助かった、ありがとう」


剣を下げ、礼をいう金髪女性


うーん、正面から見ると綺麗な青色の眼をしていて顔も人形の用に整ってる・・・。とんでもない美人だな・・・


というか山賊とかいるのかよ


「気にしないでくれ、たまたま通りがかっただけだしな。見過ごすには余りに胸糞悪かったしな」

「中々正義感のある奴だな・・・、どこかの騎士という訳では無さそうだが・・・。そういえば町だったな、町はここから少し東にいくと山道がある、その道に沿って二・三日歩けば見えるはずだ」


・・・え?





「二・三日!?」






「・・・」は「…」に変えたほうがいいのかな?


ちなみにコールオブデ○ーティーではゴーストサプとか特に気にならないタイプです、使いはしませんけどね。別にマップに映らないからいきなり遭遇してやられまくったからって気にしません。


サプレッサー付きで芋ってる奴にやられても気にしませんとも、ええ気にしていません。


****!!!******** ****!!!!!!

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