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出発

ユニークアクセス数が19日と20日で約三倍の数字になってる(白目)


それに伴いPVアクセス数も5万を超えているので気分はもうサーチ&デストロイで1vs4の状況から逆転した感じです、嬉しすぎて心臓が痛い。

村長との話し合いから早四日が過ぎた、あれから散発的に村に迷い込む魔獣を相手にしつつ村の人たちとの交流を深めた

村長の言っていた通り、少し話しただけで簡単に溶け込む事が出来た

どうも魔獣が現れたと教えた時はまだ怖い顔をしていると言われるが、今では村人と冗談を言い合ったりしながら農作業を手伝ったり、子供と山賊撃退ごっこをしながら遊んだりもしている


(……うん、子供達がやたら屈伸だけは回数をこなせるようになったんだよな。この遊びが続けば将来腕がひょろっちいのに足がムキムキな人になるかもしれん)


事情を知らない人から見たらただの奇行としか思えない遊びに付き合いつつ、俺はあの後村長に聞いたリデラの事について考えていた



曰く、ここから二日とかからない場所にあるリデラの故郷であるローツバーグ王国はリデラの父が納める国らしい。その娘であるリデラは当然の如く国にとっては重要な存在であり、女性でありながら次期王国を納めるに相応しいお姫様と国民は思っているらしい。

そしてそのお姫様であるリデラはその国民の期待に添えるべく女王としての準備の為に日々勉強をしながらも、国を守れるようになりたいという思いから王国の中でも先鋭しか入る事の出来ない第一王国騎士団の一人として数えられる程剣士の腕を磨いたのだとか



そんなので何であの時山賊に捕まったのか問いただしたくなるがまあいい


余談にはなるが、コローリさんと仲良くなったのは自分で稼いだお金で母にプレゼントがしたいと山へ魔獣狩りの依頼をこなしに言った際、依頼の魔獣をおびき出すために酒が必要で、酒を購入する際コローリさんに話した事でプレゼントの事を伝えたのをきっかけにコローリさんに気に入れられ、そこから仲良くなったらしい。

コローリさんに言わせてみれば「身分よりも大事なものを持っている子」らしい、あんたが言うなよ




さて、リデラの事はなんでそんな大事な事を隠してたんだとか色々聞きたかったり、リデラの育った国に行ってみたいと思いながら何故片道二日のはずの王国からの補充員が四日たった今も到着していないかと言われたらどうやら村長の差し金らしい


この村にどうしても居座って貰いたいとの事で少しでも長く村にとどまらせ、居場所を作って貰えるようにと王国から来る補充員達に向けて途中の村に立ち寄りながらゆっくり来てくれと手紙を出していたらしい


これについては二日経っても到着しない補充員について村長に問いただしたらあっさり答えてくれた、それでもこの村と王国の間にはそこまで村と呼ばれるような場所があるわけでも無く、一日や二日遅れたら良い方だと言う


だから四日目の今日、そろそろ着いてもいいはずなんだけど……



「おーい!リューヘー!王国からの補充が着いちまったんだとよ、これでお前ともお別れだなぁ」


どうやら遂に到着したらしい、ようやくって感じだ

その到着の知らせを届けてくれ、軽口を言い合っているのはトッシュという青年で

歳が同じ20という事で仲良くなり、傭兵として働きだした初日から一緒に酒場に繰り出した仲だ


「そんな顔するなって、その内またこの村に来るからさ」

「お!この村の傭兵になるってことか!」

「…それはどうだろうな」

「けっ!なら来なくていいわ!」


「またいつでも村に戻ってこいよ!」

トッシュのそんな声に、手だけを上げて返事をし出発を伝えるために村長の家に向かう

「気障な真似してんじゃねー!」


……向かう




「遂に到着してしまったのう、その様子じゃと行ってしまうようじゃな」


元から残る気が無いとわかっていたのだろう、大して残念でも無さそうにしている


「あぁ、この村の人たちには本当に世話になったよ。皆に挨拶する時間は無いから、村長から伝えといてくれ」

「うむ、皆にはしっかり伝えておこう。それとこれが約束の報酬じゃ、山賊の襲撃についての謝礼を済ませていなかったからな、その分も上乗せしておいたわい。それとこっちがコローリからの餞別で二日分の食料と水が入ったカバンじゃ、今あいつは風邪を引いてると言っておってな、会うことは出来んとの事でワシに預けさせたんじゃよ」

「本当に何から何まで世話になったなぁ……、有難く貰っとく」


背中にずっしりとしたカバンを背負い、村長に礼を言う

またこの村に来ることがあったらコローリさんにお土産を持ってきてやらないとだな


「それじゃあ村長、元気でな」

「うむ、お前さんも滅多な事では死なんとは思うが気をつけてな」



ほっほっほともうお馴染みになってしまった村長独特の爺さんらしい笑い声に見送って貰い、俺はこの世界に来て初めての自分なりの目標を持ち、旅に出た


まず第一に目指すはリデラのいるローツバーグ王国、そこのギルドで適当にお金を稼いだらまた別の見知らぬ土地に行ってみよう





こうしてFPS厨の異世界ぶらりチート旅が始まった

タイトルが入りました


まだまだ続きます。


6月21日の今日中にまた更新予定です

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