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side story  作者: 夜音沙月
6/43

秋桜

《秋桜》


 道端に咲く鮮やかな色の花をみて、ふっと口元が緩んだ。風が吹く度に揺れて、それがまた微笑ましかった。

 立ち止まって眺めていたら、なんだかアヤに似ているような、そんな気がした。

 細い茎に細い葉。風が吹くとゆらゆら揺れるのに、しっかりとまっすぐ伸びて花を咲かせている。

 この花もアヤも強いなぁと思った。


「秋桜、だね」


 突然、隣から声がした。

 驚いて横に目をやると、そこにはアヤが立っていた。


「えへへ、来ちゃった」


 子供のように笑って言う姿。

 それは、いつもとは違う雰囲気で。


「まったく」


 呆れたように言いつつも、込み上げてくる嬉しさを隠しきれず、小さく笑った。



fin.



初出:H24 9/28




…ひとやすみ…

登下校中によく見かけるコスモス。なんとなくコスモスを使った話を書いてみたかったんです。

個人的に秋桜はコスモスではなく「あきざくら」と読みたいです(*^_^*)

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