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1:日常

この世に不思議なものなんて、きっといくつもない。

カタカタカタカタ


「拝島さん、このテキストの資料、クラス別に分けといて」


「はい」



カタカタカタ


「この名簿新しいのに作り代えてよ」


「はーい」



カタカタカ


「拝島さん、八木未来が来てないから電話して」


「…はーい」



カタカタK


「昨日配布した手紙のコピーって」



ターーン!!!


「事務ファイルに入ってます!」




あのねぇ!私今必死に5、6年生のS模擬試験の点数入力してるんですよね!!見たらわかると思うんですけど!あ、見てないって?そりゃ失礼




できるかー!!あんたら今暇でしょ!見たらわかるから!電話ぐらい自分でかけやがれっての!仕分けぐらい!



自分でやれってのーー!!





ハァ、ハァ。なんか脳内一気に爆発した感じがする。ええい、疲れた。私は目の前の仕事をします!



カタカタカタ、カタカタカタカタカタカタ。




ワタシノナマエハ…あ、間違えた。私の名前は拝島牌華。牌華と書いてハイカ。中学に上がるまで「牌」が書けなかった。自己紹介が苦手。



「名前は?」「ハイジマハイカ」「…え?」これが定番。苦労人。ある意味。

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