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昔ダメダメだった幼馴染が転校してきたら変わっていたのはどうしてだろうか  作者: アオ


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33/40

第33話 悩みの相談

みなさんこんにちは!アオです!

ついにこの物語も33話目に突入。計算で行くと40話行くくらいで

終了となります。もう少しで終わりとなってしまいます。

それでは「第33話 悩みの相談」をどうぞ!

学校へ着くと千賀は他の友達のところへ行く。俺はそれを遠目から見る。

「おはよう、朝早くから目線は誰かさんを追っているね。」

そう茶化してきたのはもちろん壮太だ。土日があったからか金曜の帰りの

悩みというか疲れは全くない様子だった。

「ちょっと土日いろいろあってさ。」

「ふぅ~ん。その顔は何か悩みをもってそうだね。相談してみてよ。」

前回とは立場が逆転した状態で壮太はそう相談するように促してきた。

本当にこのことを話していいのか少し戸惑いながら俺は口を開く。

「土曜日に商業施設へ行ったんだよ。」

「駅近くにあるところだよね?」

「そう、そこにあるカフェでさ千賀と竜馬がいるのを見て。」

「えっ、一緒にってこと?」

「うん、それでずっと俺そのことばっかり考えちゃって。」

「うわ。それは考えるわな。カフェで男女二人きりか。何か裏ありそうだな。」

「でもそんな中に俺が行くのは違う気がするんだ。」

「だよな。ん~、それだけじゃまだなんとも言えないな。」

「そうだよね。正直、二人が付き合うなら俺はそれでいいと思っている。

 そんなの部外者の俺が出るところじゃないから。それでも、付き合うなら

 せめて気持ちを知ってほしいからさ。付き合えなくても。」

「お前、いつの間にそんなに男になったんだよ。」

「いや、もともと男だから。」

俺はそう言って冗談半分でツッコミを入れる。

「なんだかややこしい話かもしれないがとにかく頑張れよ。」

彼はそう言って俺を勇気づけてくれた。こういう存在がいるって頼もしい。

そして時間は過ぎていきもやもやとした気持ちが晴れないまま今日もまた

文化祭の準備が行われる。壮太の方はさきほど見た通り吹っ切れていて

昨日と変わり準備が着々と進んでいく。文化祭までは残り二週間。

小道具はもう少しで終わる予定だ。作業をすること数分、下校のチャイムが鳴る。

「直君、片付け終わったら一緒に帰ろ~!」

「わかった。というか千賀って買い出し係じゃなかったっけ?」

俺は俺自身が驚くほどいつも通りだった。昨日の件があったのになぜだろうか。

「うん、買い出しだけど基本はお手伝いだから!」

彼女はそう言ってさっきまで手伝っていたであろうところの片づけを行う。

そして俺の目線に先には竜馬がいた。竜馬を見た瞬間俺の心の中のもやもやは

さらに大きくなってしまう。そんな疑うことなんてしたくないが

やっぱり......もう俺自身が嫌になってきた。どうしたらいいのだろうか。

朝に壮太と相談したばっかりだが俺は混乱していた。

しかしここで彼女に変には思われたくない。俺のそんな本能的な気持ちが

いつも通りの俺を演じさせたのだろう。そして話せばすっきりすること

だろうが本人に話すのは気が引ける。本当に......

「やっぱり文化祭の準備をしているだけで楽しいんだよね~」

彼女の気持ちは俺の不安とは真逆の様子だった。

「そうだな。」

「なんか今日の直君変じゃない?元気が無いっていうか。」

察する能力が高いな。しかしここはうそは方便というやつだ。

「いや、最近文化祭の準備で疲れがたまっちゃってさ。」

「そうなんだ。前にも言ったけどちゃんと休んでね!」

うそをついてのに彼女のやさしさに心が痛む。

俺たちは家の目の前で別れる。自分の部屋に入って俺は無意識に恋愛ソングを

調べる。メドレーの動画を再生する。イヤホンを耳にさしながら俺は

ベッドで聞く。夕陽が差し込む窓を見る。その先にはアパート。

俺の今の気持ちは恋愛一色だ。恋するってこんなにもつらくて悲しいものなんだ。

別に失恋したわけないが再生していた曲の中に失恋ソングが流れてくる。

女子とかはこういうので泣くのだろう。そんな気持ちわからないと思っていた。

でも今ならその気持ちがわかる気がする。涙が頬をつたりながら俺はうとうとと

してきた。気が付けば俺は夢の中だったようだ。リビングの物音で気が付いた俺は

慌てて時間を見る。時間は一時間も過ぎていなかったようだ。

俺は少しばかり腫れた目をこすりながらイヤホンをスマホから抜く。

動画もちょうど終わったくらいの時間だった。俺、なんでこんなことやって

いるんだろう。たかが一つの恋なのに、ほんとっ。

気持ちを切り替えた俺はリビングへ行く。今日の夜ご飯は何だろう。

翌日、大泣きをしたわけではないから目の腫れは引いていた。

昨日とは違って俺の心の中はすがすがしいものだった。

「直君~教科書忘れた~。」

「いや、俺に言われても無理でしょ。隣の人に見せてもらいなよ。」

「でも私隣の人苦手だし......だからお願い!貸して!」

俺はしぶしぶながら貸した。まあなんとか教科書がなくてもいけるだろう。

そう思うとやっぱり千賀は真面目だがおっちょこちょいなところがある。

そういうところが俺が好きなところなのだが。やばい考えただけで顔が赤くなる。

一限目、教科書がない中で俺はなんとか乗り切ることができた。

「ありがとう、危なかった~。」

危なかったじゃないな、アウトだっただろ。俺は心の中でツッコむ。

「そういえば親に水族館のチケットもらったから一緒に行かない?」

重要なことをサラッと千賀は言った。そういうことを教室では言わないでほしい。

ほら、周りの視線が痛い。でも天然キャラのこいつは気にしていない。

「ああ、わかった。今週の土曜日で良いか?」

「うん!土曜日ね!よろしく~。」

恩返しっていうものでもないが神様は本当にいたんだ。ありがとう。

そしてこういうときに決まってしゃしゃり出てくるのが壮太だ。

「お前、あれだけ悩んでいたのにめちゃくちゃ素直なやつだな。」

「そうか?でも好きな人から誘いを断るわけないだろう。」

「まあ、そうだな。というか本当に千賀がお前に気がある感じするけどな。」

「いや、きっと誘ったのは幼馴染だからだよ。昔も行っていたし。」

「小学生ならまだしも中学だぞ。しかも二年生。そろそろ

 お互いのことを意識してもいいころだろう。」

壮太はそうアニメのようなことを話す。それが現実だったらどれほどうれしいか。

「そんなのアニメの世界だけだ。それに俺なんか別に......」

「俺はそうは思わないけどな。とりあえず頑張れよ!」

壮太に励まされて俺は元気が出る......なんてことはなかった。

そして文化祭の準備も終わり学校が終了。俺は今週の土曜日が早く来ないかと

わくわくしていた。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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