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昔ダメダメだった幼馴染が転校してきたら変わっていたのはどうしてだろうか  作者: アオ


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第32話 俺の不安を煽る出来事

みなさんこんにちは!アオです!

今回の話はエピソードタイトルを見て少し"ん?"となった人も

いると思います!それは話を見てのお楽しみ!

それでは「第32話 俺の不安を煽る出来事」をどうぞ!

翌日、今日も文化祭の準備が行われる。といっても俺たちはひたすらに

小道具を作るだけなのだが。黙々と作業をしていると美香さんが壮太に

「そのボンド取ってもらえませんか。」

と言った。それだけのことだが昨日事情を聴いた者としてはなんだかな......

「あっ......ああ、わかった。」

壮太も壮太で彼女のことを意識しているようだ。どうなることやら。

そして下校を告げるチャイムが鳴る。俺たちが片付けをしていると

「直君、今日の壮太なんか変じゃない?」

異変を感じ取った千賀がそう言う。勘もするどいとは。

「確かにな、昨日告られたらしいから変なんだよ。」

「えっ!?そうなの!?へぇ~。そうなんだ。」

最初はびっくりしていた様子だがだんだんとその表情が変化していった。

「直君も告白されたらああなるの?」

こいつ、なんて爆弾発言を。顔を少し赤くしながら

「さっ......さあどうだろうな。」

千賀は"?"という様子だった。よかった天然キャラで。

「そろそろ帰らないとまずいぞ。」

俺は千賀に下校を促して学校を出る。前には壮太がいた。なんだか黄昏ている

様子だった。俺は疑問に思いながら壮太に話しかける。

「壮太、大丈夫か......」

「直太俺どうしたらいいと思う?もうダメかもしれない。」

何があったかわからないが昨日に比べてずいぶんとへこんでいる様子だ。

「昨日直太に話を聞いてもらって俺の心の中で整理をつけたんだ。」

「ほう、それで。」

なんとなくその先の話は予想がついていたが聞くことにした。

「振ったよ。正直、俺あまり恋愛とかに興味がないし。好きな人ができたら

 全力でアタックするタイプだし。そんな今はなと思って。」

彼は彼自身で答えを出すことができたようだ。

「なあ、俺は本当にこれでよかったと思うか?」

壮太はそう俺に質問をしてきた。俺は少し考えてから

「その答えが本当に正しかったのかはわからない。

 それでもお前がいいならいいと思うよ。そんな焦らなくても。」

「そうだよな。ありがとう。直太に相談してもらってよかったよ。」

俺たちがそんな感じでしみじみとしていると後ろから声がする。

「あの~、めちゃくちゃ良い雰囲気だけど私いるからね。」

「あっ......」

俺と壮太はそう同時に声を漏らした。すっかり忘れていた。

「てっ、千賀いたのかよ!直太先言ってくれよ!」

聞かれたのが嫌だったのかわからないがそう壮太は言ってきた。

「ごめんごめん。俺も相談を乗っているたらいること忘れちゃってさ。」

「は?」

千賀がガチトーンでそう言い放つ。これはやばいやつだ。

「すみませんでした!」

俺は即座に90度に腰を曲げる。自分でも何をやっているかわからない。

「何やっているの。」

彼女は笑いながら俺の方を見て指をさす。それに連れられて壮太も笑い出す。

「本当にお前ってそういうところ面白いよな。」

なんだかんだでなんとか収まったようだ。すると千賀が

「壮太は美香に少しその気があったってこと?」

「ないっていえばウソになるけども......そんな大げさなことじゃないよ......

 ってなんで千賀がその情報を知っているんだ!?」

「それは秘密。女子の情報網をなめられたら困るな~。」

なんだかそのセリフどこかで聞いたことがあるような気がする。

「とりあえず直太に千賀、ありがとな。」

彼はそう言って分かれていった。なんとか一件落着だな。

翌日というか今日は土曜日だ。俺はお母さんに頼まれて百均がある大型

商業施設へ来た。ここに来たのはかなり久しぶりだ。そういえばこんな店

あったなと思い出したりここの店変わったんだなんて思いながら

見て回っていると百均に着く。隣を見るとそこはカフェがある。

そこからは甘い香りが漂ってくる。一度食べてみたいなと素通りしようと

したとき目を疑う光景が見えた。千賀と竜馬が一対一で座っていた。

最初は見間違えかと思ったがそんなことはない。本当に二人がいるのだ。

えっ?なんで?疑問しか頭には浮かばなかった。

前に竜馬は千賀に振られたはず。でもあんなおしゃれな店に男女で入る

なんてもうそれはカップルって言っても過言ではないだろうか。

でも一度は告白を断ったはずだ。考えれば考えるほど混乱していく。

直接問いかければ良いだけの話だがなにやら二人は真剣な表情で話している。

これまで千賀に悩みという悩みはなかったがほんの些細なことでも俺に

毎回相談してきていた。俺には言えない悩みか。

お母さんに頼まれていたとはいえこんな現場を見てしまっては買い物に

集中できるはずもなく。数十分かけてなんとか俺は買い物を終える。

その頃にはとっくに二人は帰ってしまっていたようだ。あれはいったい

何だったのだろうか。学校で聞くにしても話を切り出しずらい。

それに今のままだと最悪俺が悪者になってしまうかもしれない。

帰り道もあれやこれやと考えて道を間違えたりしてしまった。

好きな人だったこともあって俺は心の中にずっともやもやが残る。

「お帰り。遅かったわね。」

そうお母さんが言う。俺はなんとかごまかしてベッドの上に寝っ転がる。

様々な予感が頭の中を飛び交って行く。たまたま会っただけかもしれない。

でもそんな偶然でカフェなんかに入るか?謎はさらに謎を呼ぶだけだった。

土日が終わり文化祭まで残り二週間となった、月曜日。ずっと心のもやもやが

とれなかった最悪な休日だった。そして千賀と会うのもなんだかなぁ。

しかしそんな俺の気持ちとは正反対に後ろから千賀が走ってくるのが見えた。

「直君おはよう!ってまた元気ないね。どうしたの?」

どうしたの?じゃないんだよ。まあ一方的な俺の気持ちだ。

「ちょっと土日で疲れがとれなかっただけだから、大丈夫だよ。」

「そうなの?休日はちゃんと休んでよ。」

千賀の思ってくれる気持ちだけで俺はうれしかった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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