第29話 体育祭4
みなさんこんにちは!アオです!
当初予定していた体育祭の話ですが次回も続くのでお願いします。
そして本当に今月中に終えることができるか怪しくなってきました。
それでは「第29話 体育祭4」をどうぞ!
【それでは午後の競技に移りたいと思います。最初に一年生による
大玉転がしです。それではお願いします。】
ここからは学年種目に切り替わる。学年ごとに設定されている競技を行う。
どうやらこの学年種目は毎年違うようで去年俺たちが一年のときは
台風の目だったのだが。それはそれで面白いかもしれない。
大玉転がしか。一学年だけで行うには人数が少し少ないように感じるが
ルール説明を聞いているとどうやら2往復つまり一人4回送ることになる。
かなりの長期戦になるので勝負の行方がわからない。一年生だけは
クラスではなく紅白で分かれるそうだ。俺たちが行う学年種目も楽しいと
感じたが他の学年の種目も楽しそうだな。
一年生の学年主任の先生のスタートの合図によって開始される。
横から見ているからわかりにくいが上から見ればそのすごさが伝わると思う。
そのせいで少し盛り上がりに欠ける。それでも実況の人のおかげで
今両者の大玉がどのような感じというのがわかりやすくなっている。
数分後、どちらかの大玉が2往復したそうで終了の音が鳴る。
【大玉転がしの結果は赤組の優勝です!ありがとうございました。
続いては二年生による借り人競争です。それではお願いします。】
さあ、次は俺たちの番だ。といっても俺はまったり過ごしているのだが。
先生の指示によって出場者たちがトラックの中へと入っていく。
「よーい、スタート!」という合図とともに一番手の人たちが
紙のある方向へと走っていく。着いた人から紙を取りお題を見る。
そのお題に会っている人とゴールまで行けばよい。ものによっては達成できない
のでそのときは先生に話して一分間その場にとどまることになっている。
正直、お題は達成できるようなものばかりだがいじわるで仕込まれている。
そういう時は仕方ないとあきらめるしかない。少し不平等な気もするが。
応援席のこちら側はというとお題を確認した人たちがこちらへきてお題に
会う生徒を探している。この探す時間も地味に長い。
早いクラスはもう人を見つけてゴールへと走り出したようだ。
ゴールしたクラスには早い順からポイントが付与されてその合計ポイントが
一番高いクラスの優勝だ。さっき触れた不平等なお題があるからだ。
次々とゴールしていく。俺たちのクラスではいつもお調子者のやつが選ばれた。
おそらくお題は「クラスで一番お調子者」とかだろうか。
お題の発表だが案の定そうだった。お題と間違っているクラスはいなかった。
その様子のまま二番手や三番手の人たちの同じように行う。
そして最後は千賀の番だった。現在のポイント状況は数えていないので
わからないが4位くらいじゃないかと予想している。
先生の合図によって正真正銘最後の戦いがスタートした。さすが、学年対抗リレー
でもトップを飾っただけあり一位のまま紙のところへたどり着く。
お題を見た千賀が少しニヤリと笑ってこちらへ向かってくる。
「直君、行こう!」
そう千賀に声をかけられて俺は驚く。どんなお題なのだろうか。
そんなことを思いながら応援席からトラックの中へと入っていく。
後を追うように俺は千賀の後ろについていく。最初のアドバンテージが
生きたおかげかこの走者では一位を獲得することができた。
俺はお題が何か知りたすぎて気が気でなかった。最後のクラスも到着して
ついにお題の発表だ。一位つまり俺たちのクラスから発表される。
【それでは一組のお題の発表です。一組のお題は
「仲の良い異性」でした!あっていますか?】
突然マイクを向けられて驚きながらも俺は「はい」と答える。よかった。
千賀に嫌われているとかじゃなくて。でもそう思ってくれていてうれしい。
その後も順番に二位のクラスというようにお題の発表がされる。
最終結果発表がされる前に俺たちは応援席へ戻る。すると
「直太、お疲れ。よかったな。仲の異性だってよ。」
と茶化すような感じで壮太が言う。昼のときといい、今日の壮太は茶化しが
多いように感じる。まあいつものことかもしれないが。
「良かったと言えるのか。俺的には物足りなさがあるが。」
「そう思うなら、もっとアタックしろよ。でないと一生このままだぞ。」
壮太の言葉は恵美にも言われた通りもっともな回答だ。
でもこういう立場になるとわかることだがどうしても勇気が出ない。
千賀の方を見ると周りの人からちやほやされている様子だった。
「とりあえずそろそろけじめをつけないといけない時期になってくるぞ。」
けじめが何を指すかなんてわかっている。しかし......
「お~い。ちゃんと自分の席へ戻れ!」
そう先生の注意によって周りの人は席へ戻る。俺もその中の一人だ。
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




