第20話 テスト一日目
みなさんこんにちは!アオです!
さて物語は第20話まで突入して時期はテスト関係です。
次回もテスト関係ですのでご了承ください!
それでは「第20話 テスト一日目」をどうぞ!
テスト一日目だ。教室のあちらこちらから「嫌だ」という声とともに
勉強している人たちの姿がわかる。俺のその中の一人だ。
千賀の方を見ると、みんながそう言っているのとは違い頑張って上位をとって
やるという強い意志が感じられる。やっぱり頭が良いやつは違うな。
今、思い出すことではないが千賀は竜馬に告白された後も他の男子たちに
告白されているらしい。さすがモテるな。
一方、俺はというと恵美から告白されたのが生まれて初めてだ。
そのくらいモテたことがない。まあモテなくてもよい生活を送れているから
それで俺はいいのだが。それでも羨ましいさは少しある。
聞いたところによると全ての告白を一刀両断しているらしい。
俺も千賀とたまに一緒にいるが彼氏がいるそぶりなどを見せたことがない。
もしかしたらこっそりと作っているのかもしれないが......いや彼女に
限ってそんなことせず周りに言いふらすのだろう。
そんなことを考えているとまさに本人が登場。
「そんなにボーっとしていて大丈夫なの?」
確かに周りから見ればボーっとしていたので否定したところでさらに
否定されるのだけだ。俺は少し苦笑しながら
「大丈夫だよ。千賀こそ俺としゃべっていてテスト大丈夫なのか?」
「私も全然大丈夫だよ!昨日の11時30分までみっちり勉強していたから!」
「すごいな。その時間、俺はとっくに寝ているよ。」
「そういうところの工夫っていうか、そこらへんで順位が決まるんだよ!」
千賀の頭が良いのは確かだが、この言い方は少しイラついた。
「あれ?怒っているの~?別にただ勉強時間が違うだけでしょ~?」
俺がイラついているのをわかってわざとやっているようだ。
「はいはい。わかったから、もう少ししたら始まるぞ。」
「そんなうそ言っても私は騙せないよ~!って!本当じゃん!やばい!」
そう言って慌てて千賀はHRまでに準備を終わらせた。
ここだけ見ると俺はなんでこんなやつを好きになったのだろうか。
いや、それ以上に好きになる要素しかなかったのだろう。
「今日からテストがあるぞ~。自分の実力を図るためにも頑張れ!」
と先生の言葉がありHRは終了。周りを見ればテストに向けての最終確認を
している人が多かった。俺も気が乗らないが教科書に目を通す。
そういえばこんなのもやったなと思い出していると時間は二分前。
俺はかばんの中に今見ていた教科書を入れる。そして筆箱からシャーペンや
消しゴムを取り出す。シャーペンに芯が入っていることを確認して
筆箱もかばんの中に放り込む。落ちるか落ちないかぎりぎりだがまあいい。
テストのピりついた空気の中、テストが配られる。
チャイムが鳴り教室に問題を解く音が響き渡る。俺は問題に一問一問
目を通す。なんとか自分のありったけの知恵を振り絞りながら
問題を解いていく。テストを解くこと30分。俺は最後の問題まで
終わった。見直しをして、テスト用紙をひっくり返す。
テストを俺一人だけ終えてふと目線を千賀にやると必死な目つきで
テストを解いてる様子がうかがえる。それだけ全力を注いでいるようだ。
俺もあんな風に勉強に必死になれる人間になってみたいな。
そして、待つこと10分。テストの終わりを告げるチャイムがなる。
テスト用紙が回収されて先生の指示によって休み時間となる。
「ふぅ~。テスト一時間やるだけで疲れたよ~。」
そうため息を混ぜながら壮太が話しかけてきた。
「そうだよな。残り2時間あるって......地獄だよ......」
「ほんと、そういえば大問一の【三】って何にした?」
「覚えてないな。どういう問題だったけ?」
こういう風に休み時間では前のテストの答えの確認があちこちで行われる。
俺が確かの記入した答えを告げると壮太はがっかりした表情で
「マジか......俺、"イ"にしちゃったよ。結構自信あったんだけどな。」
「まあ、まだ残りの教科あるからそこで巻き返そうよ!」
「そうだな。でも大の苦手な理科があるから巻き返せるかどうか......」
本当はこの時間、勉強をするのが一番いいのだがそんなことは考えていない。
「とりあえず次のテストもお互い頑張ろうな!」
そう言って壮太は去っていった。とっても次は壮太の苦手な理科なのだが。
壮太も壮太なりに頑張って勉強したのだろう。千賀は友達とわいわい
しゃべっているようだ。テストというのにあれだけ笑顔というのは
相当自信があるように俺は思えた。素直にすごいや。
またピりついた空気の中でテストが開始だ。二限目なのに六限目並みの
疲労感が俺の体にたまっているようだった。
そして無事、テスト一日目が終了した。疲れた~!
「直君、お疲れ様。で、テストはどうだった?」
「千賀もお疲れ。テストはまあまあだったかな。千賀の方は?」
「私は出だしはかなり順調よ。このまま二日目も突っ走っていくわ。」
さすが、あれだけ勉強をしていた千賀は違うな。
その自信を俺に少しでもいいから分けてほしいくらいだ。
「千賀~。行くよ~!」
遠くから千賀を呼ぶ友達の声がした。それに反応した千賀は
「じゃあ、直君も頑張ってね。私も頑張るから。バイバイ~!」
俺の疲れを吹き飛ばすくらいの笑顔で俺に手を振って友達のところへ行く。
こういう恋愛があるからこそつらいことも頑張ることができるのだと思う。
今、俺はそれを体感したから間違いない。
テスト二日目のことを考えながら俺は帰路に着く。ちょうど目の前のアパート
に千賀が入ってくところだった。俺に気が付いたのか千賀はこちらに
手を振る。俺も、それに連れられて手を振り返す。
元気をチャージできたというのは我ながらキモイと思うが、それでも
今日一日の疲労感は完全に消え去ってた。
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




