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昔ダメダメだった幼馴染が転校してきたら変わっていたのはどうしてだろうか  作者: アオ


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19/40

第19話 それぞれの恋愛

みなさんこんにちは!アオです!

毎回見てくださってありがとうございます!

今回(次回も含めて)はテスト関係ですので苦手な方はブラウザバックを

推奨します(笑)それでは「第19話 それぞれの恋愛」をどうぞ!

その後、俺たちは教室へ戻っていった。食器を片付けて一息つくと

「告らなくて良かったのか?今日で放送委員は最後だけど?」

と壮太が言ってきた。壮太には千賀のことが好きとは言っていないがそれでも

壮太は勘づいているようだ。俺は苦笑いしながら

「そんなわけないでしょ!」

壮太の言葉は千賀と同じ、余計なお世話だ。それに千賀には好きな人がいる。

それが俺かどうかすらわからない状況で告白するなんてもってのほかだ。

「でももう少ししたら体育祭だろう。ほら、行事とかだと

 告白って成功しやすいイメージだろう?」

確かにそれは一理あるかもしれない。しかしそれと同時に行事でできた

カップルなんてものの数か月で別れるだろう。

その場のノリでそうなってしまうからという理由が大きいだろう。

そうは言ったもののそういう行事での告白はちょっとあこがれる。

「そうかもしれないが、別れやすさってあるだろう。」

俺は今、思っていたことをそのまま言葉にして壮太に言う。

「でも、それが成功したら今までにないほど幸せだろう。」

うん。完全に壮太のいうことは俺の思っていることに一致する。

しかしいくらなんでも告白は俺には無理な気がする。

それに関係が壊れるのが一番嫌だと俺は思っている。

「まあ、そうやって恋愛に振り回されるのもいいんじゃないか?」

壮太にしては珍しくいいことを言って去っていった。

そうだ。壮太の言う通りだ。たかが人生の中の一つの恋。

それなのに俺たちはこれだけ恋に振り回されている。叶わないとわかっていても。

それでも微かな希望を信じながら必死に恋をする。

そうやって恋を体験して一歩一歩、大人になっていく。

恋一つでここまで考えれるものだとは。恋愛に対する思いが少し変わった。

そうやって物思いにふけていると廊下から「先輩」と呼ぶ声がする。

俺は席から立ちあがりその声の方向へ足を進める。こうやって

告白して・されて気まずくない関係が一番良いのかもしれない。

それだけ彼女にはそういう魅力みたいなものがある気がした。

「今日の放課後、一緒に勉強しませんか?」

「いいけど、俺自身も頭良いってわけではないよ?」

「はい、全然大丈夫です!私スポーツの方に特化しているせいか学力が

 あまり良くないんです。それに少しでも先輩といたくて......」

後半の言葉を言っている彼女は顔を赤くさせていた。

好きな人にここまでズバリと言えるのはかなりすごいことだろう。

「わかった。放課後、図書室で大丈夫そう?」

「はい!大丈夫です!それではお願いします!」

彼女はにこやかに笑って教室の方へ帰っていった。

振った側が言うのもなんだが彼女は彼女なりに前を向いていけているとわかった。

放課後、俺は図書室へ足を踏み入れる。すでに恵美は席に座っていた。

俺に「こっちに来てください!」というような感じで手招きをする。

放課後の図書室。俺は今までに何回ここに来たのだろう。

思えばなんだかんだで色々な出来事の最初の地点ではないか。

俺が席に着き、彼女はいきなりわからないといってテキストを指さす。

「私、かなり学力が悪くて。前回も五教科平均は40点台でした......」

俺が一年の時の五教科平均が確か50から60だったのでそれをもとに

計算すると平均から20点前後低いことになる。

「そうなんだ。まあここからだから!」

なるべく励ますような感じで俺は恵美に声をかけた。

「そうですよね!ここってどういう意味ですか?」

再びテキストの箇所を指さす。それに俺は細かく教えていく。

飲み込みが特別早いということはなかったがそれでもきちんと勉強はできていた。

「難しいです~。でも先輩のおかげで少しはわかった気がします!」

そう言って恵美は机に突っ伏せた。言葉とは裏腹にかなり疲れている様子だ。

「お疲れ様。そろそろ閉まるから片付けして帰ろうか。」

時計に目をやると時刻は図書室が閉まる5分前。周りの席の人たちは

すでに帰っていて図書室に残っている人もわずかだった。

俺は手際よくテキストなどをかばんの中にしまう。ものの一分で図書室を去る。

「めちゃくちゃ疲れました~。」

帰る途中、俺たちはそう言いながら帰っていた。

「今の様子見ていると大変そうだけど授業とかは大丈夫なの?」

「授業の方はあまり話を聞いていないので大丈夫です!」

うん、全く大丈夫ではないだろう。内心そうツッコミを入れた。

「でもちゃんと授業聞かないとこれから大変だよ。」

「それはわかっています!でもどうしても勉強嫌いでそれが直せなくて......」

中学生によくある悩みだ。俺も入ったときなんか定期テストなんていらなかった。

もちろん、それは今も思っていることなのだが。

「う~ん。なんかご褒美なの作ってそれのために頑張るとかでやってみたら?」

「確かに!いいですね!じゃあ先輩、部活がない日一緒に帰ってください!

 そうすれば私頑張って授業受けてみます!」

俺が絡むのはよくわからないがそれでも恵美がそれでいいなら

「わかった。部活がない日は言ってくれれば待っておいてあげるよ。」

「ありがとうございます!すみません、わがままに付き合ってもらって。」

振られた相手なのにどうしてそこまでできるのだろうか。

「すごいよね。俺が言うのもあれだけど振られた相手に堂々とできるなんて。」

俺はその言葉をした次の瞬間、まずいと激しく後悔した。

「ごめん、俺からこんな話吹っ掛けて。」

「いえ、大丈夫ですよ。確かに先輩の言う通り私自身でも不思議です。

 なんで振られた相手なのにこうやって接することができるのか。

 多分、それは私が前を向けているからという証拠だと思います。」

「そうなんだ。」

「はい。それに気まずい関係だと私はきっと後悔すると思います。

 あのとき告白しなければこうはならなかったって。

 でも私はそれが嫌でだから頑張って事実と向き合って。」

その言葉を話す彼女は一年生だというのに大人びて見えた。

「すみません。振られた相手にこんなことを話して。」

「俺から聞き出したことだ。でも良かった。恵美が前を向いていてくれて。」

「どうしてですか?」

「恵美の言った通り振った方も相手が傷つくのは嫌だからな。」

「そうですよね。でも私はまだ諦めてませんからね!」

彼女はそういたずらっぽく笑う。その姿に俺はニコリと笑い返した。

そうすがすがしい気持ちで今日を終わることができたが翌日はつらい現実がある。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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