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昔ダメダメだった幼馴染が転校してきたら変わっていたのはどうしてだろうか  作者: アオ


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第15話 再び彼の恋愛相談

みなさんこんにちは!アオです!

今回の話は少し量が多くなってしまいました。すみません。

ちょうどうまく切れるところを探していたらこうなってしまいました。

それでは「第15話 再び彼の恋愛相談」をどうぞ!

数日後......夏休み後半になるとやることもなくてかなり暇な状態だ。

俺はふと二次夏祭りのことを思い出した。本命の夏休みももちろん

楽しかったがそれ以上に二次夏祭りは楽しかった。なぜだろう。

この言い表すことができない感情。これまで体験したことのない感情。

どこかで俺の気持ちが変わっていくのを感じた。

暑い夏も終わり......そんなことはない照りつける太陽。

9月なんだからもう少し涼しくなれよと思いながら久しぶりの登校。

周りからは「夏休みどこいった?何していた?」などの話が聞こえてくる。

俺はその集団からそそくさと離れて学校に到着した。

今日は学活や学級の時間しかないため普通の日に比べてかなり楽だ。

机にかばんを下ろすと視界に隣でテキストを広げながら書いている千賀がいた。

「おはよう。まさかとは思うけどそれって課題?」

「あっ、直君おはよう。ごめん気がつかなかった。その通りです......」

「俺の家に来たときやっていたけどあれからやったの?」

「さすがにやったよ......10ページくらい。」

最初の印象は昔と比べてしっかり者かなと思ったがそうでもないと

今ごろわかってきてしまった自分がいた。

「10ページか、テキスト意外の課題は終わらせたの?」

「うん!大丈夫!読書感想文意外は!」

おいおいなぜラスボスの読書感想文を残しているんだと

俺はツッコミたかったがなんとかそれを抑え

「提出日は明日だぞ。間に合うのか?」

「期限は大丈夫。家に忘れましたっていえば2日分伸びるから。」

もし2日分伸びたとしても間に合わないのでは?と思っていた。

「あっ、その顔は"2日伸びたところで間に合わないでしょ"っていう顔だね。」

「どんな顔なんだよ。まあ思っていることは当たっているけど。」

「でしょ!2日も伸びればいけるよ!徹夜しながらやるから!」

うん、全く大丈夫ではないなと心で思いながら

「というか、もうすぐでHRだが間に合うか?」

「あっ!!直君が話しかけるから終わらなかったじゃん!どうしてくれるの!?」

どうして俺のせいになった。確かに俺から話しかけたのは悪かったが

それでも話ながらやることだってできたのではないだろうか?

まあ元々は終わっていなかったのが悪いじゃないかと。実際に口に出すと

殺されそうになるので言っていなかった。

「とにかく私は集中するから話かけないで!」

彼女はそう言って俺を追い払う素振りを見せた。はいはい、わかりました。

そして数分も立たないうちにHRのチャイムが鳴った。

「みなさん、おはようございます。夏休みはどうでしたか?

 先生は暑い中、42.195キロのマラソンを行ってきました。

 これを話すと長くなるのでまた別の機会に。この後の日課ですが

 HRが終わったら始業式が始まります。そして学級の時間があり

 昼ごろにはさようならです。それでは一日がんばりましょう。」

普通にマラソンの話は気になったがそのままHRは終わった。

「ふぅ~。なんとか終わった。危ない危ない。」

と千賀は一息つきながらたった今終わったテキストを見つめていた。

「やっと終わったのか。残るは読書感想文だけだな。」

「直君、昔から言っているけどそういうところじゃないかな?

 もっと、こう「頑張ったね」とかかけられないの?」

なぜそれを俺に求めようとしているのか......

「そんなこと言ってないでみんな廊下に並んでいるぞ。」

「あっ!本当だ。も~。これも直君のせいじゃないか!」

なぜか勝手に怒られていたがどこか楽しい自分がいた。(決してMではない。)

俺たちはそんなことを言いながらみんなが並んでいる列に入った。

9月に入った体育館はむしむししていてめちゃくちゃ暑い。

体中に汗をかきながら式が終わるのを今か今かと待っていた。

こういう式では寝る人がだいたい一名はいるはずなのだが辺りを見回しても

暑いのか誰一人として寝ていなかった。まあ暑さ的に無理だろう。

長く感じた式は終わり教室へ戻ってきた。冷房が効いていてかなり涼しい。

「暑すぎて式何も話聞けなかったよ~。」

千賀はそう言いながら下敷きで仰いでいた。

「本当にそうだよな。めちゃくちゃ汗かいた。」

なぜだろう。言葉はこうやってはっきりと出るのに心臓が鼓動を打つのは。

俺たちが談笑をしていると先生が入ってきた。そのとたん静かになった。

「お疲れ様でした。今日から2学期で夏休み気分が抜けていないかもしれないが

 しっかりと授業を受けるようにしましょう。

 次の時間は学級の時間になっています。筆記用具だけ準備していてください。」

そう言って先生はみんなを休み時間にさせた。

「学級かぁ~。何やるんだろう?」

「ん~。なんだろう?俺にもわからない。」

俺たちが話をしていると気まずそうにしながら竜馬が俺のところに来て

「直太、放課後また図書室へ来てくれるか?」

「わかったよ。じゃあ放課後。」

俺がそういうと彼は千賀を避けるように去っていった。

「直君、私竜馬に避けられている気がするけど......」

「......竜馬も竜馬で気まずいんじゃないかな?」

「それだと私も気まずくなるからさ......」

彼女は上手く言い表せないような感情になっていた。

「つまり普段通りにしゃべりたいってことだよな。」

「そういうこと!だから直君頼める?」

「仕方ないな、わかったよ。でもこれは二人の問題だからな。」

「わかっているよ。ただ直君に力を借りるだけだから。」

そう話し終わるとちょうど良い感じに一限目を告げるチャイムが鳴った。

さあ、ここから一限目だ。といっても学級なのでかなり楽だが。

思っていた通り学級の時間もすぐに終わり下校時刻になっていた。

俺は頃合いを見て図書室へと向かって行った。図書室に着くと初めて

会ったときと同じように竜馬は手招きをしていた。

「また、放課後に呼び出してごめん。」

「いや、全然暇だから大丈夫だよ。」

「せっかく協力してくれたのに申し訳ないのだが......」

「.......うん、詳細は聞いているから。」

「そうか。僕はこれからどうしたらいいと思う?」

つくづく思うがなぜこうやって告白した後の話を俺にふるのだろうか。

「ん~。まず第一に竜馬はこれから千賀とどういう関係でいたい?」

「振られたからにはもう普段通りで喋りたいけど......」

なるほど、竜馬の意見と千賀の意見は立場が違えど同じだ。

「そっか。参考程度で聞いてほしいのだが千賀も竜馬と同じで

 これ以上気まずくならない関係がいいと思っている。」

「そうなのか。ひょっとして嫌われてしまったのかと思って。」

確かに、わからなくもない。好きな人に振られて気まずい関係になって

相手の反応を見ていると嫌われているのかなと心配することはよくある。

しかし相手も大半は嫌っていないはずだ。ただいつも普通に接していた人が

まさか自分のことを好きだったとは......という複雑な気持ちになるだろう。

「俺から言えることとしては、竜馬から話しかけてなるべくいつも通りを

 保ちながらしゃべるといいと思う。それに千賀はこれまで告白されて

 きた人の中だったら竜馬が良いって言っていたから大丈夫だぞ。」

「本当か!?千賀がモテることは前々からわかっていた。

 でも、その中なら俺がいいなんてうれしいよ。」

いくら振られた相手だからって好きな人は好きな人だ。

告白する前も重要だが振られた後は、"好き"という感情は芽生えなくとも

それでも相手にアピールをすることは大切だと俺は思う。

「そう、そのいきだ!だから心配せずに頑張った方がいいぞ。」

「そうだね。色々相談乗ってくれてありがとう。またこれから相談乗って

 もらうかもしれないけどとりあえずこの相談はここまでだな。」

「わかった。くれぐれも距離の詰め方を間違えるなよ。」

「それは......違ったら嫌われるから次は絶対に大泣きすると思う。」

「まあ、言っちゃあ悪いが自業自得だ。竜馬に限ってそんなことを

 するはずがないと思うから大丈夫だと思うぞ!」

「ありがとう。じゃあそろそろ帰るか。」

彼は時計を見ながら俺にそう言った。

「そういえば、俺が告白したときに千賀が言っていたのは

 好きな人がいるからだって。もしかしてそれ直太なんじゃないか?」

「俺?そんなことないと思うよ。よくある幼馴染で"たまたま"数年間

 一緒にいただけだ。よく言うだろう"友達以上恋人未満"だよ。」

「そういうものなのか?俺から見たら二人はお似合いだと思うけどな。」

正直、彼から言ってもらっても説得力はない気がした。

学校を出る直前、竜馬が俺の方へ振り返り

「相談乗ってくれてありがとう。頑張ってみるよ。」

そう言って彼は一人帰り道を歩いて行った。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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