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作者: 江戸前餡子

 この世は今、ビッグ2と呼ばれる二匹の犬で派閥争いが起こっていた。


 盛り上がりは悪い方向へ行き、各国の政府はビッグ2の排除を決定、日常的にどこでも見かけていた二匹は、やがて姿を消したのだった……がしかし!

 

 遂に情報屋から、ビッグ2が食べられる店の情報を手に入れた。



「いらっしゃいませ」


 着いたのは、そよ風のように聞こえてくるジャズとコーヒーの香りが空間を満たす静かな喫茶店だ。


「ご注文は?」

「犬」


 その時、ツンッと横に伸びるマスターの髭が動き、「どっち派だ?」と落ち着いた声は低く野太い声へと変わった。


「アメリカしか勝たん」


 銃口を額に押し付けられ「熱い犬は嫌いかい?お嬢ちゃん」そう殺気めいた視線を向けられる。


「私がホットドッグを食べる女に見える?」


 その答えに、ニコリと微笑み「アメリカンドッグですね、かしこまりました」なんてキッチンへと姿を消した

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