『ヒョッコリと現れる、世界の思想』・・・『詩の群れ』から
『ヒョッコリと現れる、世界の思想』・・・『詩の群れ』から
㈠
何かの因果だろうが、毎晩、悪夢を見ることが続くことがあるんだ。
そうか、それも、人生の因果として片づければ、意味は通るんじゃないか。
だろ、しかし、これが厄介で、現実人生にまで、影響を及ぼすんだ、だろうだ。
それは、確かに、厄介だな、そして、その悪夢は、どんな風に現れるんだい、え?
㈡
それは、まさに、ヒョッコリと、現出する訳さ、だろうだ。
何だってまた、ヒョッコリなんだ、他にも言い方があるだろうに。
悩ましいさ、言葉の現世には、様々な形容詞があるからね。
確かにな、しかし、それは俺もお前も、我々にとって、世界の思想なんじゃないか。
㈢
だろ、まさに、ヒョッコリと現れる、世界の思想なんだよ、だろうだ。
意識発見、迷宮然りで、地点罰点、意識改革なんじゃないか、だろうだ。