三丘洋さん(ピチ&メルさん)に聞いてみた
著書
『勇者様のお師匠様』1.2巻
2015/02/28 第3巻発売決定!
小説家になろう 著者ページ
http://mypage.syosetu.com/258229/
「まずはお名前をお願いします」
小説家になろう様へ登録した際には『ピチ&メル』。書籍化後は『三丘洋』と名乗っています。よろしくお願いします。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
書籍化した『勇者様のお師匠様』よりも、三週間程度先に書き始めた現地主人公転生物が初めての創作活動です。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
仕事でコンサルティング会社の先生とお話をしていた際、先生が私が重度の読書好きだと知って「なら自分で書いてみては?」と薦められたのがきっかけです。まず現地主人公転生物を書いていたのですが、ある日天啓のようにネタが降りてきて、息抜きとして『勇者様のお師匠様』を書き始めました。当時、二話までを勢いで更新した後は仕事が忙しく放置していたのですが、気が付くと閲覧数とポイントが恐ろしいことになっていました。そのため、先行作は凍結してこの作品を書くことを優先することにいたしました。
光栄な事に多くの出版社様からお声がけして頂けたのですが、それぞれのお話をお伺いした上でエンターブレイン様から書籍化させていただくことにいたしました。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
チラシ裏の代わりに場所を借りて書いている程度でした。日間ランキングの一位を取った時はまだ二話しかなく、読まれる作品を書こうなどと考える前に人気が出てしまっていた感じです。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
こんなヒロイン可愛いだろう? どうだ可愛いだろう? という押し付け(笑)。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
「レティシア可愛い」の声が大きいことから一致しているんじゃないかと考えています。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
とにかくヒロインを可愛らしくすること。主人公が傍にいる、いないとで、ヒロインの見せる姿に差異が付くように考えて書いています。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
月に十冊程度。学生時代には文庫や新書を毎日五~六冊は何かしら読んでいたので、月百五十冊は軽く超えていました。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
面白さに比例するかどうかはわかりませんが、展開に詰まった際、過去に読んできた多くの本の中から類似している展開を思い出して解決させることはよくあります。
「どんな本がお勧めですか?」
ヤマケイ新書から出ているようなノンフィクション系が好きですね。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
私の場合、書き始めた動機が「人が読んで面白いものを書きたい」ではなく、「私が読んで面白いもの」が書きたかった。まずは書き始めることが重要かなと思います。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
プロットの作り方を勉強しよう。思いつきで書くんじゃない!
「どんな環境で書いていますか?」
ノートパソコン一台とデスクトップ型パソコンを二台使用しています。
執筆はノートパソコン。あとデスクトップ型パソコンでプロット、資料、作業曲などを流しつつ書いています。推敲、原稿修正などの資料を必要とせず、単純な作業だけで済むならファミレスへノートパソコンと予備バッテリー三本抱えて行きます。
「どうやってネタを考えているの?」
車の運転中、散歩中、仕事中(ヤバイ、ばれる!) などに妄想しています。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
こういう場面があれば面白いんじゃないかな? と思いついた場面を書き出し、では、どういう経緯を辿ればその場面にたどり着くことができるかと道を作っていきます。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
プロ野球、阪神タイガースの大ファンですね。幼稚園児の時にはすでに阪神タイガースの絵を描いていたというので筋金入り。親は南海時代からのホークスファンなので、親の影響でもないようです(笑)。
作品の中に阪神の選手の名前が出始めたら危険な兆候ですが、今のところ無さそうです(爆)。
次回は気がつけば毛玉さんの予定です。